浪漫飛行への誘(いざな)い

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ペルーは遠い

2023年11月03日 07時30分44秒 | 旅行

 

11月1日、秋篠宮家の次女、佳子さまがペルー公式訪問に出発したが、経由地の米ヒューストンで搭乗したユナイテッド航空機にレーダートラブルがあり、ヒューストに引き返し、別便に乗り換えたが、その航空機も機材トラブルで欠航するというトラブルが相次ぎ発生し、丸一日到着が遅れるため、公式訪問の日程に影響が出ている旨のニュースが流れた。羽田からは、ANA利用して、順調にヒューストンまで飛んだ後、乗継地でトラブルに巻き込まれたようであるが、こういった事態はよくある話なので、あまり驚かない。それより驚いたのは、テレビの機内アナウンスをAIで日本語に翻訳したものが紹介されていたということである。日本語でのアナウンスがなかったということは、日本の皇室の一人が多数の随行員とプレスとともに搭乗するというのに、日本人のキャビンアテンダントが乗務していないということを意味する。米国の航空会社は日本の皇室など忖度しないので、日本人CAはアサインされていなかったようである。急に搭乗便が変更になったとしても、日本人CAがいたらと後悔される。最終的には、どの飛行機でどういう乗務体制で飛んだのかよくわからないが、文化の違いを感じる一幕であった。ANAは全面バックアップ体制で対応したと思うので、その差は際立つ。

この一件で急に思い出したことは、35年位前ドイツに駐在していた頃、日本から有名でやっかいな「やくざ」のトップが来独し、フランクフルトでルフハンザに乗り換えることがあった。何かトラブルがあったらまずいので、粗相のないように万全の体制でケアすることになるが、前もってそういう人物が搭乗する旨、ルフトハンザに情報を伝えたが、全く斟酌されなかった。要するに、やくざであろうと特別な取扱いはやらないという姿勢を貫いており、ある意味で感心したことがある。今回は皇室メンバー搭乗なので、ユナイテッド航空とて宮内庁からの要請を受け、それなりの体制をとっていたと思われるが、残念な結果となってしまったようである。飛行機はそういトラブルはよくあるものだという認識に立って、余裕をもっていろいろ旅行スケジュールを立てるべきであろう。今回は少しハードなスケジュールであったような気がする。

 個人的に、当初11月2日から9日間ペルー旅行のツアーに参加する予定で、説明会にも参加したが、急に10月下旬にフランスからの客人が来日することがわかり、体力的にスケジュールが厳しくなりそうだったので、一旦申し込んだものの、キャンセルした経緯がある。ペルーはそれだけ遠いところにあるし、長旅になり、体力的負荷も大きくなる。佳子さまもさぞかし疲れていることと思う。高山病や治安の悪さ、外国の航空会社利用も気になっていたが、ツアー料金が一人100万円近くかかるので、あまり迷うことなく中止することにした。それまでして行く価値があるかを考えると今後も南米とは縁がなさそうである。

 

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