月間文藝春秋5月号において、都知事の元側近の小島敏郎氏が「私は学歴詐称工作に加担してしまった」と爆弾告発をして、日本中に激震が走った。都知事は、カイロ大学を主席で卒業したという学歴には、当時から疑惑が伴っていたが、カイロ大学声明が出されたことにより、うやむやになったが、ここに来て、文藝春秋がスクープ記事を載せ、本人及び関係者がニセの声明文をでっちあげ、詐称工作をしたことが明らかになった。カイロ大学は卒業が難しく、アラビア語もろくにできない小池氏がそれも主席で卒業できるなんてありえないと思われたが、エジプト大使館を巻き込んだ裏工作でまんまとメディアも国民も騙されたようである。エジプト大使館のフェイスブックで「カイロ大学を卒業している」という声明文が出たこと自体。不自然だし、それが偽造工作であったとことがバレたということである。卒業証書自体も不自然なところが少なくない。当時マスメディアがまともに取り上げなかったことも反省されるべきであろう。
2020年5月に「女帝 小池百合子」(ノンフィクション作家、石井妙子著)なる単行本が出版され、22万部を超えるベストラーになったが、当時マスメデイアはほとんど取り上げることなく、無視されていたという。その年の7月に都知事選が控えていたので、忖度が働いたのであろう。小池氏は、その都知事選に勝利し、その後、まさに女帝として、都の行政に君臨して、現在に至っているが、ここにきて、くすぶっていた学歴詐称問題が雑誌にスクープされ、万事休すとなりそうである。
また、エジプトでの同居人であった北原百代さんも実名で、小池氏はカイロ大学を卒業していないと証言しており、小池氏は、まさに完全アウトで「一巻の終わり」というか「絶対絶命」状態に陥っている。学歴詐称問題については、下記の文藝春秋電子版及び郷原信郎の「日本の権力を斬る!」及び一月万冊で詳しく解説されている。今後、この疑惑問題をマスメディアがどう取り上げるかが見ものである。本人は記者会見で卒業の正当性を主張しているが、誰が嘘をついているのであろうか?自分が正しければ、文藝春秋や当事者を名誉棄損で訴えればいいと思うが。。。
4月28日には、衆議院の三つの補欠選挙が実施されるが、東京15区の補選では、作家の乙武洋匡氏が都民ファーストの会の推薦を受けて立候補し、小池氏の全面サポートを受ける予定であったが、この事件で応援を受けることができない上、自民党からも公明党からも推薦を得られない公算が強く、彼の当選はまずあり得なくなったと思える。小池氏は、今回の学歴詐称疑惑で7月に予定されている次の都知事選での再選は厳しくなったものと思われる。小池氏の転落とともに、衆議院補欠選挙での自民党の惨敗も確実で、政界の勢力地図が変わりつつあることは、明るい材料である。
文藝春秋電子版(4/11): https://www.youtube.com/watch?v=NT8cBOCxHjU
郷原信郎の「日本の権力を斬る!」(4/11): https://www.youtube.com/watch?v=gDf-dPSINH4
一月万冊(4/12): https://www.youtube.com/watch?v=Dlml6PJ2Lk4
一月万冊(続報 4/13): https://www.youtube.com/watch?v=GWOynD9Q8P4
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