1月28日に大手マスコミが一斉に、五輪テスト大会のかかる談合事件で、地検特捜部は、組織委元次長と電通担当者が共謀して、談合を進めたとして、近く立件する方向である旨を報道した。電通の複数担当者が談合を認める供述していることも判明し、立件する方向で捜査を進めていることがわかり、一斉に報道した模様である。逮捕者が出るのか略式起訴となるのか不明だが、NHKも含め、これだけ大々的に報道されているので、単なる略式起訴で済むとは考えられないようである。この事件で、電通から逮捕者が出るかどうかが注目されているが、事務総長の責任や電通と自民党の癒着等の核心の問題に切り込む必要がある。
報道によると、組織委の元次長が電通と共謀して談合を主導したようであるが、個人的に、その次長のことを知っているので、複雑な思いである。テスト大会を円滑に実施しようという前のめりの思いで、結果的に談合となるような運用をしてしまったような気がする。真面目であるが、強引な面があるので、談合を主導することもありうるが、やはり電通の人間の影響が大きいと思われる。ネットの一月万冊でも緊急に取り上げている。今後の動向が注目される。
一月万冊の考察(1/28): https://www.youtube.com/watch?v=OK577VUjnRw
さらに、1月30日の朝日新聞のニュースでは、本大会もテスト大会の落札企業に原則委託するという約束になっていたようで、談合規模は400億円と大幅に拡大する可能性があるという。地検特捜部は、それも含めて立件するようなので、相当大規模な談合事件となりそうである。どうなるか目が離せない。
朝日新聞デジタル(1/30): https://www.asahi.com/articles/ASR1Y67CWR1YUTIL00N.html
一月万冊の考察フォローアップ(1/30): https://youtu.be/4f0F16U-tVs
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