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被爆国なのに核兵器禁止条約を批准しない現政権

2020年08月07日 08時33分23秒 | 政治

また、広島原爆の8月6日を迎えた。今年で75年にもなるので、生存する被爆者も減り、風化が心配される。安倍首相出席のもと記念式典が毎年行われ、テレビでも報道されるが、世界で唯一の被爆国なのに、地元広島関係者は別として、首相は儀礼的出席、空虚な挨拶だけで、心底核廃絶に立ち向かおうというような気構えはまったく感じられない。

国連では、核兵器禁止条約(核兵器の全廃と根絶を目的として起草された国際条約)が起草されているが、批准した国は、84か国にとどまり、核を保有しているアメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国、インド、パキスタン、北朝鮮、イスラエルに加え、アメリカの核の傘下にある日本は批准していない。唯一の被爆国なのに、核兵器禁止条約を認めないというから安倍政権の本質は明らかである。ジャイアンとスネ夫の関係で、日本独自の行動がとれないのは情けない話である。

20年前に、ニューヨークにある国連本部を見学した時、各国の紹介コーナーで、日本という国は、唯一の被爆国とだけしか紹介されていなかったのに悲しい思いをしたことがある。また、ニュースで、国連事務次長・軍縮担当のトップは、中満泉さんという日本人の女性であることも紹介されていたが、皮肉な話である。安倍さんは、スネ夫の域を超える能力はなく、核軍縮など毛頭考えていないようで、日本のリーダーとしては失格である。アメリカの傘の下にいれば安心などという時代はとっくに終わっている。唯一の被爆国として、核廃絶に正面から向き合い、世界をリードするようになってほしいものである。

1947年に残り7分として創設された世界終末時計によると北朝鮮が核実験を繰り返した2018年に残り2分となったが、今年はさらに20秒縮まり、残り100秒となっているそうである。北朝鮮も危ないが、今やアメリカと中国の対立のほうが心配である。過激なトランプ大統領は、今年限りで退場してもらわないとさらに秒数が縮まる恐れがある。安倍さんもそうだが、平気で嘘をつく独善的な習近平主席には早期に退陣してほしいものである。

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