2017年5月5日、ヨーロッパで一番新しい国、コソヴォについに足を踏み入れ、ヨーロッパ53ヶ国(国と地域)の完全制覇を達成した。世界中では、コソヴォが101ヶ国目となったが、想像するよりはるかに街中は平和で治安も悪くない印象で、コソヴォ紛争なる言葉だけで我々が勝手に危ないと誤解しているようである。当時、現地で日記を書いているので、振り返って記してみたい。(一部加筆訂正)
5日、イスタンブール経由でコソヴォの首都プリシュティーナに早朝に着いたが、今回はホテルに空港での出迎えを依頼していたので、極めて楽でスムーズなホテル入りであった。個人旅行をしていると最初の難関が見知らぬ空港に降り立ち、現地の通貨を用意し、いかにスムーズにタクシーまたは公共交通機関を利用するかであるが、今回のように前もって予約しておくと大変楽である。
早朝に着いたこともあって、ホテルスタッフの薦めで、予定になかったが、オスマン朝時代の建物が数多く残るプリズレンという南の街に行くことにした。バスで約2時間かかった(4ユーロ)が、ゆっくりと街の見学ができた。街中を散策したり、城塞にも上ったりしたが、世界遺産に登録された教会はクローズされていて入ることができなかった。
5日にプリズレンの世界遺産の修道院に修復中で中に入ることができなかったので、6日は、リベンジと思い、点在する3つの世界遺産を一日で駆け巡る計画を立てた。ホテルからバスターミナルまでタクシーで15分位、そこからペヤまで路線バスで約2時間弱。バスの時刻表はネットで少し調べていたが、本数が少なく、出たとこ勝負の感があった。11時20分頃ペヤに着いたが、観光案内所が土曜のためクローズで情報を得ることができず、やむなく、約1時間歩き続け、12時20分頃やっと修道院に辿り着いた。
このペヤ総主教修道院はNATOの平和維持軍が警備しており、入口でパスポートを預けるシテムであった。建物は13世紀のものであるが、中は撮影禁止。帰りは、運よくタクシーをつかまえることができ、ターミナルに戻ってから、デチャニ行のバスに乗り換えた。たまたま着いてすぐに出発するバスがあり、13時10分頃にはデチャニに到着していた。降りてすぐタクシーをつかまえ、片道15分はかかるが、向こうでの待ち時間料金も含め、8ユーロで交渉成立。
このヴィソキ・デチャニ修道院もパスポ-トを入口で預け、タクシーを待たせて10分ほど見学したが、残念ながらやはり内部は撮影禁止。見学後、タクシーに乗ったところまで戻って、そこでペヤに戻るバスを待った。本数が少ないので、すぐには無理かなと思ったが、3分も待ったら運よくバスが来た。そんなわけで14時50分にはペヤのバスターミナルに戻ることができた。これまたラッキーにも、5分も待たずにプリシュティナ行のバスに滑り込むことができた。 時刻表では1時間45分となっていたが、これまたラッキーにも1時間ちょっとで、16時すぎにはプリシュティナに戻ることができた。郊外にあるやはり世界遺産に登録されているグラチャニツァ修道院のオープン時間が17時までとなっていたのでとても無理かなとも思ったが、これも滑り込みで見学することができた。
これでコソヴォの世界遺産の4つの修道院をすべて見学することができた。たった2泊であったことを考えるとよく見で回れたものと自分ながら感心する。どの修道院も内部のフレスコ画は保存状態もよく、まさに眼を見張るほどの素晴らしさであった。NATO軍が厳重に警備しているのもうなずけるが、写真撮影ができないのが残念であった。コソヴォに行ったことのある日本人はまだ極めて少ないと思うが、治安は問題ないので、是非一度コソヴォにも足を運ばれることをお奨めする。
写真は、プリズレンの旧市街及びペヤ総主教修道院及びグラチャニツァ修道院
コソヴォ旅行アルバム: https://youtu.be/1NGZLMGEAJM
5日、イスタンブール経由でコソヴォの首都プリシュティーナに早朝に着いたが、今回はホテルに空港での出迎えを依頼していたので、極めて楽でスムーズなホテル入りであった。個人旅行をしていると最初の難関が見知らぬ空港に降り立ち、現地の通貨を用意し、いかにスムーズにタクシーまたは公共交通機関を利用するかであるが、今回のように前もって予約しておくと大変楽である。
早朝に着いたこともあって、ホテルスタッフの薦めで、予定になかったが、オスマン朝時代の建物が数多く残るプリズレンという南の街に行くことにした。バスで約2時間かかった(4ユーロ)が、ゆっくりと街の見学ができた。街中を散策したり、城塞にも上ったりしたが、世界遺産に登録された教会はクローズされていて入ることができなかった。
5日にプリズレンの世界遺産の修道院に修復中で中に入ることができなかったので、6日は、リベンジと思い、点在する3つの世界遺産を一日で駆け巡る計画を立てた。ホテルからバスターミナルまでタクシーで15分位、そこからペヤまで路線バスで約2時間弱。バスの時刻表はネットで少し調べていたが、本数が少なく、出たとこ勝負の感があった。11時20分頃ペヤに着いたが、観光案内所が土曜のためクローズで情報を得ることができず、やむなく、約1時間歩き続け、12時20分頃やっと修道院に辿り着いた。
このペヤ総主教修道院はNATOの平和維持軍が警備しており、入口でパスポートを預けるシテムであった。建物は13世紀のものであるが、中は撮影禁止。帰りは、運よくタクシーをつかまえることができ、ターミナルに戻ってから、デチャニ行のバスに乗り換えた。たまたま着いてすぐに出発するバスがあり、13時10分頃にはデチャニに到着していた。降りてすぐタクシーをつかまえ、片道15分はかかるが、向こうでの待ち時間料金も含め、8ユーロで交渉成立。
このヴィソキ・デチャニ修道院もパスポ-トを入口で預け、タクシーを待たせて10分ほど見学したが、残念ながらやはり内部は撮影禁止。見学後、タクシーに乗ったところまで戻って、そこでペヤに戻るバスを待った。本数が少ないので、すぐには無理かなと思ったが、3分も待ったら運よくバスが来た。そんなわけで14時50分にはペヤのバスターミナルに戻ることができた。これまたラッキーにも、5分も待たずにプリシュティナ行のバスに滑り込むことができた。 時刻表では1時間45分となっていたが、これまたラッキーにも1時間ちょっとで、16時すぎにはプリシュティナに戻ることができた。郊外にあるやはり世界遺産に登録されているグラチャニツァ修道院のオープン時間が17時までとなっていたのでとても無理かなとも思ったが、これも滑り込みで見学することができた。
これでコソヴォの世界遺産の4つの修道院をすべて見学することができた。たった2泊であったことを考えるとよく見で回れたものと自分ながら感心する。どの修道院も内部のフレスコ画は保存状態もよく、まさに眼を見張るほどの素晴らしさであった。NATO軍が厳重に警備しているのもうなずけるが、写真撮影ができないのが残念であった。コソヴォに行ったことのある日本人はまだ極めて少ないと思うが、治安は問題ないので、是非一度コソヴォにも足を運ばれることをお奨めする。
写真は、プリズレンの旧市街及びペヤ総主教修道院及びグラチャニツァ修道院
コソヴォ旅行アルバム: https://youtu.be/1NGZLMGEAJM
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