JR東日本は、羽田空港へのアクセスを便利にするため、羽田空港アクセス線の建設を推進し、2029年の開業をめざしているという。アクセス線は、羽田空港と渋谷・新宿・池袋方面とを結ぶ「西山手ルート」と、羽田空港と品川・東京駅・上野方面を結ぶ「東山手ルート」、りんかい線へ直通する「臨海部ルート」が計画されている。所要時間は羽田空港まで新宿からは23分、東京駅からは18分、新木場からは20分というからアクセスは劇的に改善される。羽田空港からすでに湾岸にある東京貨物ターミナル駅まで新線を建設し、そこから都心に向け、すでにある線路を活用し、3つのルートを整備するという。しかし、空港から貨物ターミナル間は地質の悪い海岸部に地下トンネルを建設する工事は難航も予想され、3000億を超える事業費をどう調達するか等課題も山積みとのことであるが、何とか早く実現してもらいたいところである。
現在、自分の最寄駅から羽田空港までは、京浜急行で18~25分位なので、この新線による恩恵はそんなに受けないかも知れないが、品川シーサイドというもう一つの最寄駅から空港に行くこともできるので、期待は膨らむ。2020年から羽田空港の増便体制がスタートすることもあって、都心からのアクセスがさらに便利になれば、成田より羽田への移行が加速されることになるので、ますます便利になりそうである。2029年開通なので、まだ10年も先のことであるが、いかに先を読むかということは大事なことである。
自分自身、35年前に現在のエリアにマンションを購入したのも、当時計画されていた様々な鉄道網計画を勘案した上での選択であった。まず、当時、埼京線が恵比寿まで来ていたが、計画では、大崎まで延伸し、将来的には、さらに臨海副都心線(現、りんかい線)どドッキングするので、このエリアは便利になると確信していた。当時、りんかい線のルートは決まっていなかったが、期待通り、東京テレポート - 天王洲アイル - 品川シーサイド – 大井町というルートになり、最寄駅が一つ増えた。また、東海道新幹線が東京発着だけでなく、品川発着も計画されていることも知った上での決断であった。都心に近く、神奈川、埼玉、千葉方面にも近く、羽田・成田空港にも近いという好ロケーションには今でも満足している。リニア新幹線も品川発着が決定されているので、ますます便利になることが期待される。
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