浪漫飛行への誘(いざな)い

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天安門事件から33年

2022年06月06日 09時13分58秒 | ニュース

 

1989年6月4日に北京の天安門広場に民主化を求めて集結していたデモ隊に対し、軍隊が武力行使し、多数の死傷者を出したあの天安門事件から6月4日で33年が経った。同年4月に急死した改革派指導者・胡耀邦元総書記を追悼する動きが発端となり、当時大規模な民主化運動に発展したが、これに対し、鄧小平氏らは6月3日夜から4日にかけて戒厳令を発令し、軍隊を動員し武力で弾圧。当局は死者を319人と公表しているが実際は数千人との推計もあるという。共産党政権は事件を「反革命暴乱」と位置付け、弾圧を正当化している。

この天安門事件が起こった時は、ドイツのフランクフルトに駐在中であったので、事件についてはリアルタイムのニュースに疎く、あまり実感がないが、中国共産党による民主化弾圧は目に余るものがあったものと思われる。共産党による民主化弾圧はその後も留まることなく、習近平体制以降は、ますますひどくなっている気がする。香港での民主化運動の弾圧、ウィーグル地区での人権侵害と、ロシアに負けないくらいひどい独裁政権体制が続いている。

今年の33回目の記念日には、天安門広場は厳戒態勢が敷かれ、香港では毎年数万人規模の追悼集会が行われていたが、昨年に続き、当局は、違法集会として弾圧し、追悼式典はすべて見送りとなったようである。香港といえば、何年も前までは、中国でも民主化の象徴のような都市であったが、習近平体制以降、民主化運動は徹底的に弾圧され、昔の面影は全くないのではないかと推察する。香港に最後に行ったのは、2012年のことで、10年も行っていないが、変貌ぶりは想像に難くなく、今となっては全く魅力がなく、行きたいという気もない。まず、今後も香港を訪れる機会はないと思うが、今は、中国共産党の支配がなかった過去の素晴らしい香港や「慕情」の世界の思い出を懐かしむだけである。

 

香港旅行の思い出: https://youtu.be/alTzFOCO1II

 


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