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60歳すぎたら血圧は下げなくていい~新・健康常識

2024年05月16日 07時40分15秒 | 健康

精神科医で高齢者の味方、和田秀樹氏が今年1月に「60歳すぎたら血圧は下げなくていい」という新刊を出していたが、図書館で順番待ちで借りることができた。高齢になると「血圧コントロール」の健康常識が大きく変わるとして、わかりやすく解説してくれている。血圧は活力の源で、年齢を重ねるとともに血圧が高くなるのは、動脈硬化への適応現象であるという。薬で強引に正常値まで下げていると、ヨボヨボになるのが早まる可能性があると警告している。最新医療研究と高齢者医療に長年携わってきた経験に基づいた提言とアドバイスには、高齢期を健康で幸せに生きるためのヒントが満載である。

目次を見るだけで、本書のポイントが見えてくる。

【目次】
第1章:血圧は「下げればいい」というものではない!
第2章:高齢者が気をつけるべきは、「動脈硬化」よりも「フレイル」
第3章:高齢者は「減塩」をがんばる必要ありません!
第4章:薬に頼らず、血圧の数値に縛られず、「本当の健康」をつかむ!

また、本書にある新常識の例としては、

・「血圧を正常値まで下げる=健康」ではない
・高齢期の血圧は「ちょい高め」でキープするほうが健康!
・血圧を薬で強引に下げるのは「要介護高齢者」への第一歩
・血圧を下げる薬の副作用で、いちばん注意すべきは「意欲や活力の低下」である
・高齢になってから「塩分制限」しても、死亡リスクはたった2%しか下がらない
・肉食生活で「たんぱく質」をしっかり摂れば、血管を丈夫にすることができる
等々。

個人的には、数年前から、アムロジピンという降圧剤2.5gを1日1回夜に服用しているが、現在の上の血圧は、夜測って大体130~140程度を維持している。和田先生の場合は、220もあった血圧を降圧剤を飲んで170位を維持して健康を保っているようなので、まさに人それぞれかも知れない。和田先生のアドバイス通り、無理して正常値まで下げる必要はない認識しているので、130以下に下げるつもりはないが、副作用を考えると、1日おきとかむしろ服用量を減らした方がいいか思案中である。夜に服用しているのは、毎朝グレープフルーツを食べているので、同時摂取の副作用を避けるためである。また、上の血圧は、年齢プラス90位が適正であるという記述もよく目にするので、最近は、高齢者の場合、160を超えてもあまり問題ないかも知れないとも感じている。胡麻麦茶のTVコマーシャルで、130超えたら高血圧だから、胡麻麦茶を飲めというくだりのせりふがあるが、いつも疑問と不快を感じているのは、自分だけであろうか? 

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