浪漫飛行への誘(いざな)い

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マックスとモーリッツはドイツでは超有名

2018年05月29日 09時54分08秒 | 旅行
「マックスとモーリッツ - 七つのいたずらの話」は、ドイツの風刺画家・詩人であるヴィルヘルム・ブッシュ(1832-1908)により、1865年に発表されたドイツの絵本で、ドイツの子供であれば、知らない人はいないほど有名である。

その絵本は、世界の30カ国以上に翻訳されているとのことであるが、ドイツに行くまでは全く知らなかった。ひょんなことでマックスとモーリッツのいたずら小僧のことを知った時、どのドイツ人に訊いても知っていたので、今の日本でいえば、ドラえもんみたいな存在かも知れない。

その絵本を読んだことがないので、詳しいストーリーは知らないが、二人で七つのいたずらを仕掛けるなどブラックユーモアにあふれていて、今でも子供達に人気のある絵本のようである。

最後のいたずらは、「農夫の穀物倉庫に隠れたマックスとモーリッツは、穀物袋にいくつも切れ目を入れておく。戻って来た農夫はすぐにいたずらに気付く。農夫は穀物の代わりに二人を袋の中に投げ込んで、水車小屋へ持っていく。マックスとモーリッツは碾き臼で細かく磨り潰されて、アヒルの餌にされてしまう。二人が死んでも、悲しむ者は誰もいなかった。」と解説されているが、その水車小屋はなんと有名な観光名所になっているのである。

1987年4月にドイツメルヘン街道を旅行した時、エバーゲッツェン(大学と会議の町で有名なゲッティンゲン近郊)にあるその水車小屋を見に行く機会があった。エバーゲッツェンは、作家ブッシュが少年時代を過ごしたふるさとでもある。水車小屋は、今はブッシュ記念館となっており、マックスとモーリッツ関連の資料が多数展示されていて大変興味深い。

この二人のいたずら小僧のことを知らなければ、ドイツもぐりとも言える。二人の木でできた人形が、我が家のトイレにも架かっているが、毎日、この二人にお目にかかるたびに、ドイツでの生活が懐かしくよみがえる。


画像は、マックスとモーリッツ

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