ふれあいの森特派員

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こんな場面は今迄に出会ったことが無い

2021-07-12 20:08:56 | 昆虫

                ヒメバチ科 オオホシオナガバチ

マダラマルハヒロズコガの幼虫でも居ないだろうかとこの木の周りをグルっとした時、目に入ったのがこのっシーンです。もっと沢山のオスが組んず解れつの状態でした。何をしているかと言うと羽化するメスを待ちか構えていて交尾をするためだそうです。兎に角、羽化と同時に交尾を済ますのだとか・・・

こちらがオスです。3~4ccmとバラバラなのですが寄生バチゆえ寄生した先の昆虫の大きさで決まるのだとか。

こちらがメスです。この長い産卵管を機の中に居る寄生する幼虫や卵にさして生かさず殺さずで寄生するのです。

産卵管を刺しているところです。

場所が決まるとお尻を高く上げ針をお腹の方に引き込みます。そして体のラインに沿って押し込んでいくんです。針は産卵管を保護する為の鞘に収まっていて差し込むごとに鞘だけが余ってきます。見ているとなんだかこんがらがったような感じに見えます。

一日目には全然気が付かなかあったのですが動画を間違って消してしまったので翌日慌ててまた現場へ。ありがたいことにまだ残って居て産卵もしてくれました。行ってすぐと言う訳にもいかず待ってる時間に木をじっくり見ていたらこんなものがアチコチに。ミツバチの針と同じように最後の卵を産み付けると針事おいていくようです。

2日後に気になっていた針の先はどうなっているのだろうと?ミツバチは逆針が有り刺すと抜けなくなるので体の一部がちぎれるのですがこのハチの場合は最初のうちは抜き差ししていますから逆針が有るのではないと思うのです。最後と決めたときに逆針が出るのか??で刺さった針の所をナイフで削って見てみようと・・・なかなかナイフで深いところまでは出来ないですね。諦めて散策を。最後にまたこの場所に戻ってきたら私がナイフで削った所に4頭のメスが並んで産卵管を刺しているではないですか。きっと削ったので木の中に居る幼虫や卵の匂いが分かりやすくなったのかと勝手に想像したのですが、来年のこの時期に試しにナイフで木を削って見ようと今から考えているところです。

コメント (2)
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