まさに金言。
特撮というのは、見ている者にとっては、面白くて、わくわくして、どうやって撮影したのかがちょっと気になる。
ミニチュアの特撮は、以前は、おもちゃみたいで、重さがなかった。
建物やビル、車両などでも、紙のように、壊れていくので、恐怖などは感じなかった。
円谷英二の特撮になってからは、段々、本当に特撮になって行った。
音響でも、係りの人の苦労、工夫には頭が下がる。
円谷英二は、まさに特撮のために生まれてきたと言えるかもしれない。
漫画の神さまの手塚治虫氏のように円谷英二は、特撮の神様。
そして、特撮という技術に特化したことではなく指導者として、も優れた逸材の人。
彼の残した言葉は本当にいくつもの金言。
173もあるなんて、まさに固まり。
しかし、この金言を受け継げる人はそれほどいないかもしれない。
惜しいことだと思う。
円谷英二の言葉
ゴジラとウルトラマンを作った男の173の金言
右田昌万
文春文庫