合唱の練習には、復習より、予習がお勧めです。
初めての曲。だいぶ前にやった曲なら特に一から見直しするのがいいでしょう。
初めての曲の練習を始めた頃は、皆、音符や言葉を必死で見ます。
音合わせも、他のパートを聞きながら、自パートを確認していきます。
それが一度本番を経験すると、結構、音を違って記憶していたり、苦手とはなっていなかったところがあやふやだったりします。
苦労して獲得していったところは結構記憶に残っていますが、不思議なことに、記憶を間違って覚えてしまうところがいくつもあるものです。
記憶だけで練習に入ると、出だしはおおむねいいのですが、後半に入ると、しどろもどろになったり、すっかり忘れていたり。
忘れている分は、もう一度、記憶を直して覚えていけばいいのですが、間違って記憶されたところは、意外に盲点になります。
自分の都合の良いようにというか、自然に覚え込んでいる所に、危険があったりするものです。
早めに修正していかないと、人の足を引っ張ることになるかもしれません。
新しく曲を練習する時は、それらのことも踏まえて予習が重要になってきます。
初めての曲なら、なおさら、予習をしましょう。
自分がとれる時間に合わせて、上手に配分して、段階があってもいいので、無理のない範囲で
予習をします。
予習をしたほうが、練習時のことが砂に水がしみ込むように吸収されていくと思います。
つまりよりステップが聞くのが予習の利点だと思います。
時間がとれないというのであれば、ざあっと楽譜を眺めるだけでも違います。
できれば、一度でも、演奏を聞ければベターです。
忙しい、社会人合唱団員さん。
有効利用して、ステップアップを図って下さい。
団のため、そして何より自分自身のために。