ふうせんのホームページ

合唱とパソコンを趣味として、つれづれなるままに、書き連ねます。

立ち姿も演奏の内

2015-07-29 14:14:35 | 合唱

舞台上に、並んで演奏することの多いのが合唱団です。

 

合唱団は、曲によって、衣装を変えます。

女声は、白のブラウスに黒のロングスカート。

舞台上を歩くときは、さっさと、移動し、黒色のストッキングか、靴下が多いです。

 

男声は、黒の蝶ネクタイに白のシャツに黒の上下がポピュラーです。

靴や靴下も黒というのが多いようです。

 

通常、似たような衣装で、舞台に並んで演奏します。

男声の場合。

仁王立ちに立っていると目立ちます。

こぶし一つ分ほどあけて立つのが良いとされています。

けれども、両足をそろえて、片足を少しずらすのがきれいな立ち姿になります。

しかしながら女声の場合は、ロングスカートが多いので、あまり目立ちません。

 

なので、たまに仁王立ちと思える女声が目につくことがあります。

スカートのすそから少し見える足が、開いている場合です。

 

合唱団によっては、立ち姿から団員に徹底して指導されることもあります。

背筋を伸ばす。

胸を少し張る。

両の手は、軽く握る。

楽譜を持つ場合は、左手に持って入場。

お腹のあたりか少し上で広げる。

 という具合です。

お客様には、曲を聞いていただくのですが、目の前に立てば、姿も目に入ります。

当然、きちっとしているほうが、目にもきれいです。

上手な団こそ、姿もきちんとしていて、きれいな立ち姿をしています。

つまり入場してきたところで、期待できるか、いい演奏になるのか、予測できるということです。

そして第一声で、決定です。

団員は、お客様に気持ち良く聞いていただき、満足していただける演奏を目指しましょう。

 

*某学校の生徒さん達です。立ち姿がそろっています。

両足が並んで揃っています。

大人の場合両足は少しずらし気味にすると大人っぽくなります。

 


横隔膜を使う

2015-07-29 09:28:07 | 合唱

「横隔膜をさげて」と、ヴォイトレの指導者から耳にしたことがあるでしょうか。

「横隔膜って?」という人には、しゃっくりすると、動くところと聞けば納得できるのではないでしょうか。

 

しゃっくりは横隔膜の痙攣だそうです。

ちなみに、横隔膜に力を入れてしばらく息を止めていると、しゃっくりを止めることができます。

かるいしゃっくりなら一度で、しつこい時も3回くらい、力をかけていると、しゃっくりは止まります。

 

本題に戻ります。

横隔膜を下げるというのは、肺を抑えてしまっている横隔膜を下げ、肺を膨らますという意味と、横隔膜に力をためると歌の声が出やすいということです。

男声が腹式呼吸にたいして、女声は胸式呼吸をしていると言われています。

なので、特に女声は意識をしないと口先だけの発声になりやすいと言えます。

男声も意識して出すとより深い響きになるはずです。

 

「横隔膜を意識して使う」

スポーツなどをする人に歌の上手な人が多いのもこのためかもしれません。

なので、横隔膜を下げここから声を出すには、いくつかの方法があります。

1.空気椅子に腰かけた姿勢(座ってから少し浮かせるか腰かける直前で止めてもOK)

2.スクワットの中腰の姿勢

3.ピアノなどの重いものを持ち上げる感覚

横隔膜を下げたという感覚が身につくと、声が変わります。

はじめなにもせずに声だけ出してみてください。

その後、空気椅子にかけるか中腰の姿勢で同じように声をだしてみてください。

もし声に変化がなければ横隔膜にちょっとだけ力を入れながら発声してみましょう。

響きが大きく変わるはず。

 

それを、通常の姿勢で出せるように意識していけば、オペラ歌手みたいにどのような姿勢で

いても、響きのある安定した声がでるようになります。