普段は、夕方から練習の合唱団が、今日は祝日なので、午後1時からの練習。
7月20日には、思い出がある。
ラフマニノフの「晩禱」全曲演奏会を初めて行った日。
何故、7月20日になったのか、は覚えていない。
社会人の合唱団だったので、演奏会は日曜日か祝日になることが多い。
初めての念願の全曲演奏会。
指揮を務める指導者にも、特別な思いの残った演奏会になったものと思う。
そして、私たちにも。
毎週一日夕方の2時間。晩禱だけを練習してきて、抜粋の合同演奏会などを重ねてきての全曲演奏会。
指導者も団員も演奏することに熱意を込めて、成功を祈願して臨んだ教会での演奏会。
教会には、5台ほどのエアコンがついていた。
当初、エアコンの音を抑えるために、エアコンは稼働させないという方針だった。
合同演奏の男声合唱が終えた時、あまりの暑さに、エアコンを動かすことになった。
それでも2、3台だけだったと思う。
演奏を終え、会場に来てくださった観客の皆さんからのアンケートに、「暑さで死にそうだった」との感想があった。
それでも最後まで聞いてくださったお客様に感謝しつつ、やり終えた思いで、団員も次は、第二回の演奏会をと意気込んだ。
その後、結局第3回の全曲演奏会を終え、その合唱団は、解散になった。
今でも忘れられない、印象に強く残った演奏会のあった日でした。