伊東選手の姓加害案件については、刑事告訴した両者ともに検察が不起訴としたことに不服を申し立てていたが、1月23日に大阪第2検察審査会が改めて「不起訴相当」とした。伊東選手は週刊誌を「名誉毀損」で告訴、女性2人に対して賠償金約2億円を求める民事訴訟を起こしているので、今回の判断が民事訴訟にどのように影響するのだろうか。
伊東選手の問題が報じられた際、日本サッカー協会は代表抹消まではしなかったもののW杯予選を欠場させたが、所属する欧州クラブ(仏1部リーグ、スタッド・ランス)は変わらずに起用し続けている。司法国家では、未決者は推定無罪として被告発者や被告の人権を守るが、日本サッカー協会と欧州クラブの対応を比べれば、遠い極東の地での訴訟騒ぎと云うことを除いても推定無罪の対応に大きな差があるように思える。閑話休題。
昨今、伊東選手、松本人志氏、中居正広氏と準強制性交等罪を思わせる案件が続いている。3者に共通していることは、何れもが刑事事件としては立件されていないことである。閨の密か事について、女性の仕草などを男性がどのように受け取ったのか、女性の告発を100%信頼して良いのか、闇の中の出来事ゆえに司法関係者と雖も判断に苦しむところであろう。
暴論と承知で書くならば、3つの案件共に「美人局」に近い展開と思っている。
美人局の常套は、女が思わせぶりな所作で男を誘い、事の直前に男が現れて「俺の女に何をする」と恐喝するが、最近の進歩した美人局では、事後に男に代わって「善意の第三者然」と弁護士が登場するようである。
美人局の常套は、女が思わせぶりな所作で男を誘い、事の直前に男が現れて「俺の女に何をする」と恐喝するが、最近の進歩した美人局では、事後に男に代わって「善意の第三者然」と弁護士が登場するようである。
「先進国に追いつけ・追い越せ」、「来るべき訴訟社会に備えよ」と法学部とロー・スクールを乱立させて法曹資格者を乱造した結果、今では弁護士会会費すら滞る弁護士もいるらしい。そんな弁護士にとっては、反証が難しいとともに社会的地位を守ろうとする男に対する準強制性交等罪告発は格好の案件であるに違いない。また、相当に高額な賠償金や慰謝料を勝ち取れたとしても、大半が弁護士費用で消えるのが相場と聞くのも、糊口手段に窮した実情を物語っているのかもしれないと深読みしている。
更に、3件に対して暴論を吐けば、女性が性交渉を金銭に変える行為は、売春と呼べるかもしれない。
ネットで見掛けた「ほんこん」さんの言《これでは、言うたもん勝ちちゃうんかい、ということではないでしょうか。それで人の人生が変わってしまう。怖いことです。男は不利ですよ》。