もうチョットで日曜画家 (元海上自衛官の独白)

技量上がらぬ故の腹いせにせず。更にヘイトに堕せずをモットーに。

細野・岡田氏で。蓮舫氏は論外

2014年12月26日 | 社会・政治問題

 民主党首選が大詰めを迎えており、前原氏の立候補取止めで、細野・岡田氏の一騎打ちとなるだろう。

・岡田氏は、原理主義者的な言動と、かっての自民党党人的な下三白の悪人面でなんとも締まらない。

・細野氏は、弁舌爽やかであるが、ディベート的論述は「所詮口舌の徒の感あり」で大向こうを唸らせる迫力を持ち合わせていない。

 小さなコップの中の嵐といえども前2者に対してましな前原氏の辞退は、党再建の切り札の一枚を放棄したもので、外交・防衛等の主要論点を集約し得ない寄せ集め集団崩壊を加速しているように感じる。

 


「橋下徹」待望論

2014年12月25日 | 社会・政治問題

 衆院選敗北の責任を取って維新「橋下徹共同代表」が辞任した。

 氏の明確な是々非々の提言に共鳴し、維新の党が野党牽引の中核に成長することを期待していた者として、残念の極み。顧問就任も断り、党の再建と野党再編を江田憲司氏に託すとのことであるが、残念ながら「政治屋・政治ゲーム屋江田氏」は求心力・カリスマ性で、遠く橋本氏に及ばない。石原慎太郎氏と橋本氏の離脱により「維新の旗印と理念」は色褪せ、風潮に左右される風見鶏集団に堕落することは明らかと予言したい。

 高齢の石原氏はさておき、橋本氏の国政参加を待望するものである。大阪都構想についても地方創生の一環として国政の場で発言することが、迂遠であっても実現性が高まると考えるが如何。


ROEについて

2014年12月24日 | 社会・政治問題

 集団的自衛権発動要件についての議論が喧しい。しかしながら、発動要件の細部まで規定することは、運用面での硬直性と時間的制約となり効果的な自衛権の行使を困難にすると考える。なぜなら、想定外の状況が生起した場合、行使の適否を議論する「小田原評定」に貴重な時間を浪費してしまうことが予想されるからである。

 そのような事態を防ぐことができるのが事象生起ごとに最高指揮官から派遣部隊指揮官に示される《ROE(交戦規程)》である。派遣部隊に武力使用の限界範囲を明確に示すことによって、武力を政治がコントロールする方法として先進国で執られている方法である。かって、不拡大の政府方針に対して関東軍が暴走して満州事変を引き起こした経緯から、ROEを危ぶむ向きもある。その抑止として必要不可欠なのが、列国では常識の軍刑法軍事法廷の制度である。現在の刑法では暴走した指揮官に対して「殺人教唆」、実行者に「業務上過失致死罪」程度の罪過しか課し得ない。もちろん現在の自衛官は「罪状の軽重によって」自己の行動を左右するような愚かな隊員はいないことを確信しての提言であるが。

 ROE、軍刑法及び軍事法廷設置が、シビリアンコントロール(軍事を政治が制御)を完璧にするためにも必要なことと考えるが如何。


朝日新聞検証第3者委員会報告

2014年12月23日 | 社会・政治問題

 第3者委員会の検証報告がなされたが、何とも踏込の足りないものとなった。

 そもそも、第3者委員会とは名ばかりで、朝日が選んだお手盛り委員にはマスメディアの世界に何らかの関わりと利害を共有する人間が含まれ《明日はわが身》のかばいあいの報告をするのが精一杯、委員の学識者にしても、この程度の考察・洞察・判断力。自虐史観を蔓延させ、国威・国益を損なった重大案件の根源すら『政治的意図が働いていたと指摘されても否定できない』嗚呼。

 朝日新聞を断罪するには、『国賊』、『国家への反逆』、『獅子身中の虫』の表現ですら甘過ぎると言わざるを得ない。


サイバー攻撃

2014年12月22日 | 社会・政治問題

 ソニーエンタープライズ(SEP)が北朝鮮からのサイバー攻撃に屈した。上映館の被害を顧慮しての決定であろうが、オバマ大統領も不快感とテロ支援国家への再指定を示唆した。

 北朝鮮のサイバー攻撃能力は、CIAにも匹敵するとの論評もある。電脳戦に関する知識に乏しい我身を顧みて、新聞記事に出てくる用語くらいは理解できるように勉強しなければ、電脳社会を生き抜くどころか振り込め詐欺にすら対応できないと反省した1日であった。