ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

ハンディ乗り越え 慰問演奏 バイオリンで勇気を

2009年01月19日 17時15分12秒 | 障害者の自立
 小脳低形成の障害にくじけず、プロのバイオリン奏者を目指す東京都町田市立山崎小学校六年式町水晶(みずき)君(12)が、福祉施設や高齢者施設などで慰問演奏活動を続けている。手足の動作やバランスが取りづらいハンディを乗り越え七年。心を癒やす音色が、入所者を元気づけている。

 式町君は生まれつき小脳が小さい影響で、体のバランスを取りにくく、疲れやすいため長時間の運動が難しい。失明につながりかねない緑内障も患っており、バランストレーニングの一環で四歳の時からバイオリンを始めた。

 五歳の時、バイオリン奏者葉加瀬太郎さんのコンサートを見て感動し「プロになりたい」と決心。ドラマやCMでヒット曲を出しているジャズバイオリニストの中西俊博さん(52)に師事し、本格的に練習している。

 ボランティア活動は当初、「人前で演奏したい」との思いからだった。だが、演奏に聞き入るお年寄りや自分と同じように障害のある人たちの笑顔を見て「僕の音楽で、みんなを元気づけることができ、逆に励まされた」。

 慰問は、ほぼ毎月続けており、昨年十一月は八王子市の八王子医療刑務所を訪問。受刑者約百人を前に「いい日旅立ち」などのポップスから、自分で作曲した「ホワイトローズ」「さようならをいわないで」などのバラードまで約二十曲を披露した。普段は長時間立っていられないが、拍手に応えて約一時間にわたって熱演した。

 受刑者からは「演奏のように澄み切った心で再起したい」「生きるパワーをもらった」など感謝の手紙七通が寄せられたという。

 中西さんは「障害に負けない熱意と努力に、逆に勇気づけられている。つらい基礎練習にも耐えてくれると信じている。三年後のライブ実現を目標に、一緒に頑張っていきたい」と温かく見守る。

 式町君は「将来は演奏をすることで、(治療に音楽を役立てる)音楽療法にも協力したい」と夢を広げている。

 <小脳低形成> 小脳が完全な形ではなく、生まれつき小さい症状。小脳は運動機能をつかさどる部分で、筋肉が調和せずに手足の動きに失調が出たり、平衡感覚がなく、左右のバランスをとりにくくなったりする。眼が揺れる眼振などの症例もある。


事業所が探しやすくなる? ヘルパー事業所のサービス提供責任者の基準が緩和へ 

2009年01月19日 01時09分51秒 | 障害者の自立
 厚生労働省老健局は介護保険の審議会(社会保障審議会介護給付費分科会資料)でサービス提供責任者の基準緩和の案を出しました。審議会の議論を経て、厚生労働省は、サービス提供責任者の基準緩和を4月から開始する方向です。

 サービス提供責任者は、事業所のサービス提供450時間に1名配置しなくてはならず、介護福祉士・1級・看護師などで常勤職員を配置しなくてはなりませんでしたが、このうち3分の1は非常勤であっても配置できる緩和が検討されています。

 なお、介護保険で4月から改正される場合は、障害も同時に改正されるのが通常です。

 これにより、利用者にとっては、事業所が探しやすくなる利点があります。たとえば、過疎地で、現在サービス提供責任者が1名しかいない事業所を使っている場合、すでにその事業所のサービス提供が450時間いっぱの場合、新たにサービスを依頼することができません。規制が緩和されると、介護福祉士などの非常勤ヘルパーもカウントされるため、その分、事業所がサービス提供できる時間数が増えます。非常勤は常勤換算でカウントされるため、週20時間の非常勤の介護福祉士1名が増える場合、事業所全体では月225時間のサービスを増やすことが可能になります。


ベンチレーター使用者ネットワーク(JVUN)の本とビデオを希望者に無料配布

2009年01月19日 01時05分16秒 | 障害者の自立
 気管切開の人工呼吸器を24時間使いながら、地域で24時間の介護制度と自分で管理する介護者を使いながら1人暮らししている全身性障害者の生活のわかる資料です。
 筋ジスなど将来人工呼吸器利用が予想される方は、ぜひお申し込みください。

無料配布は、ビデオ1種類、本1種類です。
・ カニューレはピアス…計画的気管切開の記録     〔A4版 53ページ〕
・ 自立をこの手に ~国際シンポジウムの軌跡~(ビデオ)〔VHS 約60分〕申し込みは、発送係FAX0120-870-222またはメールで。(JVUNの資料希望と記入し、送り先の郵便番号・住所・団体名・名前・電話・ビデオと本の注文本数を記入)。着払いでお送りします。月刊誌封筒でも注文できます。

 なお、大変参考になる別の人工呼吸器利用者の自立生活のビデオ「ベンチレーターと楽しいくらしマニュアル」(在庫切れ)は、介護制度情報のホームページから見られるようになっています。ダウンロードしてCDR等に入れることも可能です。直接アドレスはhttp://www.kaigoseido.net/event/06/ventilato_move.htm


自動車産業の不振、障害者の仕事にも /福知山、受注額半減

2009年01月19日 00時57分48秒 | 障害者の自立
 世界的な自動車産業の不振が府北部の障害者就労施設にも暗い影を落としている。カーナビ部品組み立てなどを請け負っている京都府福知山市の施設では、昨年12月の受注額が半年で半分に激減し、関係者は障害者雇用への影響を憂慮している。

 福知山市南栄町の「しあわせネット・勇気」は、障害者自立支援法が定める就労継続支援B型施設として昨年4月に開所。高齢の障害者を中心に12人が兵庫県のメーカーから請け負ったカーナビの基盤加工や部品の組み立てを行っている。

 しかし、自動車販売の落ち込みとともに、昨秋から受注が減少し、昨夏には1カ月12万円だった受注額が最近は6万円になった。1時は午後3時の終業時間以降も残業して納品していたが、最近は午前中に作業が終わることもあるという。

 施設を運営するNPO法人(特定非営利活動法人)の阪根義秋理事長(58)は「こんなに急激に落ち込むとは…。廃品回収もしているが、鉄やアルミの価格がピーク時と比べ大幅に下落し、こちらも大変」とこぼす。

 事業所では農作物販売や指定管理業務なども行っているため、利用者の給与面への影響はまだ出ていないが、施設管理者の一井義光さん(64)さんは「部品組み立ての仕事は減るという前提で、他の仕事を見つけ、障害者に安心して働ける場を提供していきたい」と話している。

穴水からも鎮魂の火 神戸の追悼行事 障害者ろうそく送る

2009年01月19日 00時56分54秒 | 障害者の自立
 神戸市内で十七日早朝に行われた市と市民団体主催の阪神大震災の追悼行事に、能登半島地震で被災した穴水町の知的障害者らが作ったろうそく約三百個や、このろうそくを使ったメッセージ入り竹灯籠(とうろう)二十四本も並べられ、ほかの灯籠とともに「1・17」の文字が浮かび上がった。

 毎年七月、同町中心部で開いている「長谷部まつり」に、震災復興を目的に神戸市職員労働組合の協力で、同市内の高校生が二年連続参加し、部活動で取り組む中国式獅子舞や太鼓演奏で町民を励ました。

 このお礼にと、町内で授産所を運営する特定非営利活動法人(NPO法人)「いきいき」が中心となり、廃ろうそくを溶かしてクレヨンで色づけしてろうそくを制作。灯籠には「いっしょにがんばろう」「祈り」などの文字を記した。

 追悼行事には、神戸市職労と助け合い協定を結ぶ、同町職員互助会の宮下謙二副会長(50)と町産業振興課主幹の泊昌司さん(52)が参加して点火。泊さんは「神戸の人々に町民の皆さんの感謝の気持ちが伝わったと思う」と話した。