障害児・者の生活や就労を支援する花巻市石鳥谷町の社会福祉法人光林会(三井小太郎理事長)は本年度、障害者自立支援法に基づき事業体系を見直し、再出発している。知的障害児入所施設ルンビニー学園を3月末で閉じ、施設を地域生活支援センター「しおん」として活用。障害者支援施設ルンビニー苑の運営と併せ、障害がある人々がこれまで以上に安心して暮らせる地域づくりを目指す。
ルンビニー学園は開設以来40年間にわたり、計169人の知的障害がある子どもの日常の生活支援、各種訓練に大きな役割を果たしてきた。今回の閉園は同支援法による新たな障害福祉サービス体系への移行の必要性に加え、入所者減が主な理由だ。
しおんは県補助金2千万円を含む事業費約3800万円で同学園を大幅に改修し、移転・整備された。
事業として、従来からの相談支援や居宅介護(ホームヘルプ)に加え、同学園が培った援助技術を引き継ぐため知的障害児のための児童デイサービス、日中一時支援を統合。精神科病院に長年入院を余儀なくされてきた精神障害者の退院支援も継続するほか、共同生活事業(グループホーム、ケアホーム)は2施設増の8施設(定員42人)体制に拡充した。
しおんはバリアフリー設計で、1階に活動室など利用者スペースを集中。子どものデイサービス利用のほか、ルンビニー苑の入所者や在宅の障害者が手芸や作業体験などを楽しむ。
しおんの松岡静久所長は「障害者の自立には住宅や就労、余暇などさまざまなハードルがある。必要なのは、まちづくりの視点。どんなサービスが求められているかを模索しながら、障害者が地域で生活していくための支援拠点として充実を図る」と意欲を新たにしている。
ルンビニー学園は開設以来40年間にわたり、計169人の知的障害がある子どもの日常の生活支援、各種訓練に大きな役割を果たしてきた。今回の閉園は同支援法による新たな障害福祉サービス体系への移行の必要性に加え、入所者減が主な理由だ。
しおんは県補助金2千万円を含む事業費約3800万円で同学園を大幅に改修し、移転・整備された。
事業として、従来からの相談支援や居宅介護(ホームヘルプ)に加え、同学園が培った援助技術を引き継ぐため知的障害児のための児童デイサービス、日中一時支援を統合。精神科病院に長年入院を余儀なくされてきた精神障害者の退院支援も継続するほか、共同生活事業(グループホーム、ケアホーム)は2施設増の8施設(定員42人)体制に拡充した。
しおんはバリアフリー設計で、1階に活動室など利用者スペースを集中。子どものデイサービス利用のほか、ルンビニー苑の入所者や在宅の障害者が手芸や作業体験などを楽しむ。
しおんの松岡静久所長は「障害者の自立には住宅や就労、余暇などさまざまなハードルがある。必要なのは、まちづくりの視点。どんなサービスが求められているかを模索しながら、障害者が地域で生活していくための支援拠点として充実を図る」と意欲を新たにしている。