ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

無保険:鹿児島の障害少女、虐待入所も自己負担 自立支援法運用、「措置」認めず

2009年06月22日 23時36分35秒 | 障害者の自立
 鹿児島県が障害者自立支援法に基づく「契約制度」を適用し知的障害児施設に入所する高校生の少女(18)が、国民健康保険証を所持せず事実上の「無保険」状態になっていることが、関係者への取材で分かった。少女は従来、医療費が全額公費助成となる「措置制度」の対象だったが、契約では医療費は自己負担で、無保険の場合は10割負担となる。施設側は「病気のリスクが高い障害児もおり、命も守られない契約制度は問題」と訴える。

 少女は母子家庭。00年1月、県の児童相談所がネグレクト(育児放棄)を理由に措置入所させた。しかし児相は06年10月、自立支援法に基づく契約入所に切り替えた。施設は事前に、障害児の保護者が虐待の場合は「措置」にできるとした厚生労働省基準に少女が該当すると県に文書で主張したが、「虐待者でも契約締結は可能」と認められなかった。

 県障害福祉課や施設によると、少女の母親が昨年12月末に郵送してきた短期保険証は3月末で期限が切れた。施設側は保険証の更新のため、電話や家庭訪問で母親との接触を試みたが、連絡が取れない状態。鹿児島市が母親あてに郵送で交付した4月以降の少女の短期証が、施設に届かないままになっている。

 契約入所は措置と異なり医療費が自己負担で、施設に保険証があれば窓口負担の3割を施設が立て替え、保護者に請求。保険証のない少女の場合、同課は「窓口負担は原則10割。短期証交付を確認後に7割を返還する」と説明した。

障害者と健常者が一体 ふうせんバレー大会

2009年06月22日 23時32分48秒 | 障害者の自立
 「第15回県身体障害者福祉センター・さわやかふうせんバレーボール大会」が21日、大分市大津町の同センターであった。県社会福祉協議会と県ふうせんバレーボール協会(金田智道会長)の共催。
 小学生から80歳を超える高齢者まで、県内各地から23チーム・約200人が出場し、チームのレベルに応じて3パートに分かれて対戦。参加者は声を掛け合ってトスを回したり、思い切りアタックを打ち込んだりして、熱戦を展開した。
 直径約40センチのゴム風船を使う6人制のバレーボールで、全員がボールに触れないと相手コートに返せないのがルール。障害がある人とない人が一緒にプレーを楽しめるスポーツとして、県内でも競技熱が高まり、現在は約40チームが活動する。昨年の障害者スポーツ大会ではオープン競技種目として実施された。
 パート別の優勝、準優勝チームは次の通り。
 【由布ブロック】(1)キャッツアイ(中津市)(2)大分ふうせんバレーボール振興委員会(宇佐市)
 【鶴見ブロック】(1)あおぞらAチーム(大分市)(2)天領ひた(日田市)【高崎ブロック】(1)別府ゆけむり(別府市)(2)安心院町すっぽん(宇佐市)

脳機能障害に負けぬ NPO法人利用者ら和太鼓演奏

2009年06月22日 23時30分51秒 | 障害者の自立
 高次脳機能障害者を支援する豊橋市の特定非営利活動法人(NPO法人)「笑い太鼓」の利用者ら23人による和太鼓演奏が21日、同市東小池町の第二成田記念病院であった。患者と家族80人が体に響く心地よいリズムを楽しんだ。

 高次脳機能障害は交通事故や脳こうそくで大脳新皮質が損傷し、記憶力や注意力が低下する障害。演奏する曲を覚えるのに数年かかるメンバーもいる。法被にねじり鉢巻き姿で登場したメンバーは、力強いバチさばきで「太鼓ばやし」と「能登豊年」の2曲を堂々と披露。途中、聴いていた患者も太鼓をたたいたり、「ヨイサ」と掛け声を入れたりして笑顔を見せた。

 また同日、NPO法人「笑い太鼓」の家族会が同市仁連木町に高次脳機能障害者が暮らすグループホーム「パークサイド」を開所し、内覧会を実施した。

四国中央でボウリング大会 障害者を無料招待

2009年06月22日 23時29分23秒 | 障害者の自立
 四国中央市障害者福祉団体連合会(井川かず子会長)のボウリング大会が22日、同市川之江町のボウリング場であり、市内16の障害者団体から約140人が参加。ピンが倒れるたび歓声でたたえ合い、心地よい汗を流した。
 大会は会場の川之江中央ボウル(真鍋健支配人)がボウリングの日(6月22日)にちなみ毎年、障害者を無料招待して開催。旧川之江市の時代から続く恒例行事で、四国中央市発足からは6回目。
 参加者は、福祉施設職員らの手助けを受けながら、次々と投球。中には投球補助台「シューター」を使ったり、盲導犬と一緒に投球したりして全員でボウリングを楽しんだ。

事故被害…絵を指して 交番「ボード」活用 意思疎通に

2009年06月22日 23時27分49秒 | 障害者の自立
 迷子や事件・事故の被害者の表情や動作を描いた絵を指さしながら、意思を伝える「コミュニケーション支援ボード」が昨年6月から全国の警察に配備され、効果をあげている。聴覚障害者や外国人のほか、動揺した交通事故の被害者から状況を聞き出したケースなど、全国から報告された活用事例は約1200件。警察庁は「警察の対応も早くなった」として積極的な活用を促したいとしている。

 コミュニケーション支援ボードは、財団法人「明治安田こころの健康財団」が2003年8月から、聴覚障害者などのために日常会話をイラストにして各地の駅や商店街に配布していた。

 警察の現場で試験的に使い始めたのは07年から。神奈川県内の約600か所の交番や駐在所に配ったところ、「障害者とのコミュニケーションに役立った」などと好評だったため、同財団は、事故や犯罪被害などの相談や訴えをイラストにした警察専用のボードを作成。昨年6月~12月まで全国約1万2000か所の警察署や交番、駐在所に約2万4000枚を配布した結果、警察庁に約1200件もの報告が寄せられた。

 このうち新潟では昨年10月、警察官が交番裏の路上に座り込んでいた男性に声をかけた際、反応がなかったため支援ボードを見せたところ、男性が「おなか」と「痛い」というイラストを指さし、すぐに救急車を呼ぶことができたという。男性は聴覚障害者だった。

 東京・浅草の浅草寺近くの交番でも昨年7月、日本語のできないイタリア人女性からボードを使って、かばんを電車内で紛失したことを聞き出し、鉄道会社に問い合わせて見つけ出したケースが報告されている。