改正道路交通法の施行により、高齢者や聴覚障害者、妊婦らに専用の駐車スペースを設ける「高齢運転者等専用駐車区間制度」が19日から全国一斉にスタートする。兵庫県内では、官公庁や病院、商業施設周辺など、約20区間が設置される見込み。一般のドライバーがこの区間に駐車すると、通常の駐車違反より高額の違反金を支払わなければならず、制度の周知徹底が求められそうだ。
駐車場を探しながら脇見運転するなどの危険を減らすため、設定された。70歳以上の高齢者のほか、妊娠中から出産後8週間以内の女性、聴覚障害者や身体障害者で、いずれも運転免許を持っている人が利用できる。
標章は全国で使用可能だが、交付された本人が運転する場合に限られる。駐車できる時間は、専用区間の周辺施設によって異なる。
一方、標章のない人が違法駐車した際、反則金は通常の違反より2000円高く、普通乗用車の場合1万7000円が科せられる。
申請は19日から最寄りの警察署や県警本部で受け付け、運転免許証と車検証、妊婦は母子健康手帳が必要になる。詳しい駐車区間や駐車可能台数は、近く県警のホームページに掲載する。
県警運転免許課によると、県内の70歳以上の運転免許保有者は今年1月時点で約27万人に上る。県警交通規制課は「今後も住民の要望を踏まえ、影響を考慮しながら駐車区間を拡大したい」としている。
神戸新聞
駐車場を探しながら脇見運転するなどの危険を減らすため、設定された。70歳以上の高齢者のほか、妊娠中から出産後8週間以内の女性、聴覚障害者や身体障害者で、いずれも運転免許を持っている人が利用できる。
標章は全国で使用可能だが、交付された本人が運転する場合に限られる。駐車できる時間は、専用区間の周辺施設によって異なる。
一方、標章のない人が違法駐車した際、反則金は通常の違反より2000円高く、普通乗用車の場合1万7000円が科せられる。
申請は19日から最寄りの警察署や県警本部で受け付け、運転免許証と車検証、妊婦は母子健康手帳が必要になる。詳しい駐車区間や駐車可能台数は、近く県警のホームページに掲載する。
県警運転免許課によると、県内の70歳以上の運転免許保有者は今年1月時点で約27万人に上る。県警交通規制課は「今後も住民の要望を踏まえ、影響を考慮しながら駐車区間を拡大したい」としている。
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