ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者主体活動の場 ピースサンシャイン(さいたま)

2010年04月21日 01時40分23秒 | 障害者の自立
 ボトン。車椅子の上から投げた「ボッチャ」のボールが、鈍い音を響かせて体育館の床に転がると、ジャックボール(目標玉)の近くで止まった。瞬間、障害者たちが集う「ピースサンシャイン」(ピーシャン)=さいたま市北区、山口詩子代表=のメンバーの笑顔がはじけた―。

 ピーシャンは2008年、同区の社会福祉法人「いーはとーぶ」(西尾工理事長)の利用者のサークル活動から生まれた。発足時は、独立行政法人福祉医療機構の助成事業だったが、1年後に、障害者自立支援法の生活介護事業に移行した。ボッチャは、脳性まひなどで体に障害があるメンバーが、自分たちで考えた活動企画の一つだ。

 元養護学校(現・特別支援学校)教諭でメンバーとして活動にかかわり、同法人のパート職員になった今もリーダー的存在の笠原健一さん(32)は「障害者自らが主体的に活動を行う」ことが、ピーシャンの柱だと語る。「地域や身近な人の役に立つことで、仲間の輪を広げ、自分を磨いていく」、そんな思いが発足のきっかけになった。

 活動は、市内の相談支援センターで、ピーシャンのような〝場〟を必要としている人を紹介してもらうことから始めた。訪問後の礼状書きまで一から始める状態だったが、話し合いながら進めた。やがてイラストや詩、パソコンなど、それぞれの〝できること〟を伸ばしながら、だれもが活動に参加できるシステムが出来上がった。

 企画は、脳腫瘍(しゅよう)という病気と向き合いながら活動する笠原さんや、メンバーが生きることについて力強く語る講演会を小学校で開いたり、カレー作りや地域のイベントに参加したりと徐々に広げた。

 金田宏人さん(30)は、鳩ケ谷市内の小学校での講演会が忘れられない。「最後にオリジナルの〝ピーシャンの歌〟を仲間と歌ったら好評で、また来てくれないかと言われた。次に訪ねた時は、子どもたちが歌を一緒に口ずさんでくれた」と話す。

 37歳の男性利用者は、当初は消極的だったが、今ではピーシャンに溶け込んでいる。パソコン技術でも引っ張りだこだ。「北区区民まつりでオリジナル封筒を売るなど、人とかかわることで生活に張りが出た」と、笑みがこぼれた。

 浜尾武さん(37)はイラストの才能を活かし、地元商店の屋号を描いた。今後につなげたいという。

 嶋谷伸一郎さん(34)は「家で小説を書いていたが、ピーシャンで生活の場が増え、自分の可能性が広がった」という。月に1度のボッチャは嶋谷さんの発案。榎本江里さんが初めてチャレンジしたボッチャを見守っていた。

 ピーシャンの扉は、さまざまな障害のある仲間が自由に集う心地よい〝たまり場〟として、今日も開いている。

 問い合わせは、いーはとーぶ(048・662・5800)。

埼玉新聞

キム・ヨナ、公共広告出演料を障害者財団に全額寄付

2010年04月21日 01時38分56秒 | 障害者の自立
 「フィギュアの女王」キム・ヨナ選手は20日の「障害者の日」を迎えるにあたり、障害に対する認識改善を促すための公共広告に出演する。キム選手は出演料4000万ウォン(約330万円)全額を韓国障害者財団に寄付するとのことだ。


 保健福祉部は19日から30日まで、ラジオで「障害者には夢と希望を、非障害者には障害に対する偏見の解消を」という内容の公共広告を出す。


 キム選手は40秒間のこの広告で、「今年、わたしはバンクーバーで二度涙を流した。冬季五輪で金メダルを取ったときと、パラリンピックの車いすカーリングで、韓国の選手たちが銀メダルを取ったときだ。パラリンピックでの勝利を見て、障害は夢をつかむ際の妨げにはならないことを知った。障害は不便なだけで、不可能の理由にはならないと思う」と語りかけるとのことだ。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

初出場の平田 独走V!女子は藤沢が優勝

2010年04月21日 01時36分29秒 | 障害者の自立
 第20回記念かすみがうらマラソン兼国際盲人マラソンかすみがうら大会(スポニチ主催)は18日、大会最多の2万1293人が参加して茨城県土浦市、川口運動公園北側交差点スタート、同陸上競技場ゴールで行われた。男子フルマラソンは平田繁聡(31=滝ケ原自衛隊)が2時間23分52秒で、同女子は藤沢舞(35=札幌市役所)が2時間52分54秒でともに初出場で初優勝した。2人は姉妹マラソンとして提携するシドニーマラソン(9月19日)へ派遣される。またバルセロナ五輪で銀、アトランタ五輪で銅メダルを獲得した有森裕子さん(43)が11年連続で出場し10マイルを伴走した。(詳細は22日付スポニチ本紙に掲載)

 男子フルマラソンは、初出場の平田が独走で優勝を果たした。残り7キロ地点からスパートして「最後は逃げ切ることしか考えていなかった」とそのままゴール。当初は先月のびわ湖毎日マラソンに出場する予定だったが、1月上旬に練習で左足甲を骨折したため欠場。約1カ月間、リハビリに専念して今大会に照準を合わせてきただけに「うれしいです。いろんな思いがあったので…」と感極まっていた。

 女子フルマラソンは、3年前から本格的に競技を始めたという“遅咲き”の藤沢が初V。2年前に夫の転勤で札幌から千葉に転居し、今回初参戦となったが「こんなに大きな大会とは知らずにびっくりした。優勝はまだ信じられない。夢みたい」と笑顔。昨年5月の洞爺湖マラソン以来自身2回目の優勝は、OGとして今でも所属している札幌市役所の同好会の仲間たちへの最高の便りとなった。

 ≪有森さん 11年連続で盲人ランナー伴走≫有森さんが11年連続で盲人ランナーの伴走を務めた。女子10マイルB―1(全盲)の部に出場した椎原直子さん(48)をゴールまで導き、「楽しくて、あっという間でした」と声を弾ませた。今年からは車いすの部も正式種目となった。現役引退後は障害者スポーツのすそ野を広げることに尽力しているだけに「スポーツに国、立場、年齢は関係ない。かすみがうらマラソンは、その素晴らしい要素を持っていることを今回また確認できました」と話していた。


お年寄りや障害者の路上駐車区間 6ヵ所13台分設置 県警、熊本市や八代市で

2010年04月21日 01時35分03秒 | 障害者の自立
 高齢ドライバーや身体障害者、妊婦専用の駐車スペースを道路に設ける改正道路交通法が19日施行され、県内でも、駅や公共施設近くなど、6カ所に13台分の駐車場所が設置された。

 利用対象者は、70歳以上の高齢者、身障者、妊婦と出産後8週間以内の女性で、最寄りの警察署に免許証などを持参し、申請すると「専用場所駐車標章」が即日交付される。

 県内で設置されたのは熊本市花畑町の市役所花畑別館西側(1台分)▽同市錦ケ丘1丁目の熊本東郵便局東側(2台分)▽同市錦ケ丘1丁目の市東部市民センター東側(1台分)▽八代市萩原町2丁目のより藤ビル東側(3台分)▽同市萩原町1丁目の八代ナルオビル西側(1台分)▽芦北町佐敷の芦北町社会教育センター東側(5台分)で、午前9時-午後5時の間で使用できる。

 県警は「今後必要なら駐車区間を増やしたい」と話している。

=2010/04/20付 西日本新聞朝刊=

バスや庁舎の不便さを点検

2010年04月21日 01時30分37秒 | 障害者の自立
 福山市や尾道市の障害者たち約120人でつくる「障害者の生活と権利を守る広島県東部連絡会」は、福山市の中心部循環路線バス「まわローズ」や市役所本庁を障害者利用の視点で点検した結果をまとめた。

 会員12人が昨年11月4日に車いすで利用するなどして調べ、使いづらかった点などを報告書にした。

 まわローズは、市役所北側バス停で取り外し式のスロープを使って乗り降りした際、歩道に傾斜があり、不安定だったという。

 市役所本庁舎では、1階ロビーの点字ブロックが総合案内や障がい福祉課の窓口まで延びていない点を指摘。議会棟は点字ブロックがなく、エレベーターのボタンを除いて点字表示がない、との気付きを報告している。

 連絡会は市に報告書を提出し、改善を要望した。市は設備設置や障害者の利用実態の状況確認を進めている。
中国新聞