ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者127人がつないだたすき 日本縦断 車いす札幌にゴール

2010年04月18日 01時03分53秒 | 障害者の自立
 全国の障害者127人が手こぎ自転車や車いすなどを利用し、沖縄から日本を縦断してつないだたすきが16日、札幌市の大通公園に到着した。骨や筋肉など、体を動かす運動器の大切さを訴える世界保健機関(WHO)の国際キャンペーン「運動器の10年」の一環で、約2300キロを北上した。

 パリ・ダカールラリー参戦中に事故で足に障害を負った冒険家の風間深志さん(59)が整形外科医らと企画。2月21日に沖縄を出発。77人で20日間かけて東京にたすきを運び、4月7日に東京を出発した。

 北海道には16日朝、フェリーで苫小牧入り。大通公園までの65キロを札幌や旭川、恵庭市などから参加した10人でつないだ。最終走者の小川ゆかさん(28)=札幌市白石区=は、21歳のときの交通事故で手足にまひが残るが、午後3時半ごろ電動車いすでテレビ塔にゴール。「たすきの重さをひしひしと実感しました」と話した。

 全行程のほとんどを電動アシスト自転車で伴走した風間さんは「多くの医師の協力で総勢500人がかりで駅伝を成し遂げた。一人でも多くの人に運動器の大切さを知ってもらえたらうれしい」と話した。

北海道新聞

障害者自立支援法訴訟 原告と国が和解 /岡山

2010年04月18日 00時57分09秒 | 障害者の自立
 ◇基本合意受け、原告取り下げ 安心して暮らせる制度望む
 障害者自立支援法が定める福祉サービス利用料の1割負担は障害者の生存権侵害にあたるなどとして、美咲町原田、清水博さん(61)が国と同町に負担廃止を求めた訴訟は16日、岡山地裁(山口浩司裁判長)で和解が成立した。全国14地裁で71人が提訴し、和解成立は全国で12番目。清水さんは法廷で「障害者の苦しみは本人しかわからない。障害者の声をよく聞いて制度をつくってほしい」と訴えた。【石井尚】

 和解内容は、今年1月7日に原告側と国が交わした基本合意に沿って国は、収入に関係なく原則1割を負担する「応益負担」を廃止し、新制度を作るとしたもので、原告側が訴えを取り下げた。

 この日の口頭弁論では、清水さんは「受けられるサービスが抑制され、普段の生活が圧迫され、将来の不安が大きくなった」と提訴に至った心境を語り、1月に国との間で締結された基本合意文書について「応益負担という言葉が残る以上、基本合意が守られるか、しっかり監視しないといけない」と述べた。また原告代理人の光成卓明弁護士は「国が制度の改正を約束するなど目的は達成された」と話した。

 会見した清水さんとほっとした表情で「個人的には大変うれしい」と笑顔を浮かべ、「私は県内約15万人の障害者を代表して裁判を争ったがまだすべての人が無料になっていない。毎日安心して暮らしていける制度を望む」と語った。

 ◇国が約束を…まだ不安も
 「楽しみだった年1回の旅行にも行けず、花見もできなかった」。法律が施行された後の負担は大きく、清水さんは切実に語った。ヘルパーに頼る福祉サービスの利用料が1割負担となり生活は圧迫された。

 清水さんは脳性まひで歩行が困難な肢体不自由の障害を持ち、車いすが生活に欠かせない。障害を持つ妻と2人暮らしで、2人の障害基礎年金約16万円で1カ月を過ごす。日常生活に家事援助等のヘルパーが必要で、利用料に毎月約4000円を支払った。

 最も苦しかったのは車いすの修理費用だ。分割払いは認められず、一度に約2万円を引かれ、その月は食費を切り詰めた。「精神的にも追い詰められていた」と語った。

 基本合意の後、今月から福祉サービスの1割負担は免除となった。清水さんは「歴史を変えた坂本龍馬が好き」といい「新婚旅行で旅した高知に行きたい。龍馬ブームでもありますし」と話した。

 国は障がい者制度改革推進会議を定期的に開き、13年8月までに障害者の意見を聞きながら新制度を作る方針。清水さんは、同会議の動きを見守る決意だ。清水さんは「障害者のための制度になるか、まだ不安がある。国が約束を守るか、しっかり見守る」と話した。

毎日新聞 2010年4月17日 地方版

亀山市の市道を指定 高齢者など専用駐車区間

2010年04月18日 00時54分30秒 | 障害者の自立
 高齢者や障害者らの専用駐車スペースとして、19日から全国362カ所で導入される「高齢運転者等専用駐車区間制度」は、県内では亀山市羽若町の市総合保健福祉センター「あいあい」と市立医療センターの間の市道が指定される。

 片側1車線の市道がバス停用に拡幅された部分で、スペースは車3台分。「標章車専用」と書かれた標識が設置された。「あいあい」は市の出先機関や日帰り温泉施設などがあり、年間約20万人が利用している。

 70歳以上の人や身体障害者、妊婦や出産後8週間以内の女性が対象。駐車するには、公安委員会が発行する「専用駐車場所標章」というカードを、車の前面ガラスから見える位置に掲示しなければならない。標章は住所地の警察署で申請する。

視覚障害者京都マラソン:盲学校高等部1年・佐倉さん、全盲の部で2位 /三重

2010年04月18日 00時51分13秒 | 障害者の自立
 ◇「結果にびっくり」 併走者との練習実る
 県立盲学校高等部1年、佐倉豪さん(15)=名張市梅が丘南4=が先月7日、京都市で開かれた「第27回視覚障害者京都マラソン大会」の1キロ男子・全盲の部で出場10組中、2位となった。名張市つつじが丘北3、ケアマネジャー、佐伯典彦さん(51)ら3人の併走者との練習の成果が実った。【宮地佳那子】

 佐倉さんは生まれた時から全盲だが、小学1年で自転車を乗りこなすなどバランス感覚が良く、体を動かすのが好き。マラソンは小学5年から始めた。最初は歩く場合と速さが全く違い、怖かったという。05年9月に初めて出場した「京都てんとう虫マラソン大会」(京都市)では、3キロに約30分間かかったが「走り終えた後が気持ちいい」と、夢中になった。

 毎週末、3人のボランティアの併走者と自宅近くの運動場などで練習している。大会当日に併走した佐伯さん、名張市下比奈知の会社員、山本和由さん(26)、同市つつじが丘南6の生活支援員、松村孝範さん(50)だ。一日の練習を1人が担当する。3人は05年から順次、「陸上の経験を生かしてボランティアをしたい」「併走なら自分だけでなく、相手も楽しめる」などの理由で始めた。

 3人が佐倉さんと練習する方法は、それぞれ特色がある。佐伯さんは「プールで水中ウオーキングを取り入れる」。山本さんは「時間を決めて、インターバル走をする」、松村さんは「週末の過ごし方など話しながら走る」という。

 ただし「安全確保」は共通の最優先課題。段差やマンホールなど、地面の状況が変わる場所では必ず声をかける。佐倉さんは「練習方法がそれぞれ違って楽しい」と話す。

 2回目の出場となった京都マラソンでは、雨天にかかわらず、タイムは目標の4分30秒を上回る4分18秒。佐倉さんは「結果にびっくりした。来年は3キロを完走したい」と話している。

毎日新聞 2010年4月17日 地方版

障害者支援施設にカレーショップ 利用者らが接客 

2010年04月18日 00時48分27秒 | 障害者の自立
 障害者支援施設「三木精愛園」(三木市緑が丘町本町2)のカレーショップ「moimoi」が16日、オープンした。施設利用者や職員が働き、3種類のカレーや、新鮮な野菜サラダなどを出す。初日から予想を上回る数の客が訪れ、昼時は大忙し。利用者らは、自慢の手作りカレーを楽しんでもらおうと笑顔で元気良く接客していた。


 障害者の就労支援や地域交流の機会、場を創出することが目的の店。平屋建て延べ98平方メートルのログハウスで、総工費は約2000万円。県から1000万円の助成を受けた。

 施設利用者5人がオープンに向け、1月末から接客の訓練を積んできた。施設内の食堂で、職員を客と想定し、あいさつや配ぜん、片づけなどを練習してきたという。

 この日は、開店の午前11時から2時ごろまで客足が途絶えることがなく、店内はにぎわった。施設利用者は「いらっしゃいませ」と大きな声で迎え入れた後、水や料理を丁寧に運んでいた。

 接客した男性(40)は「たくさんの人に来てもらえた」と喜び、女性(42)は「もっと来てもらえるように頑張りたい」と話していた。

 メニューは、いずれもサラダ付きで、甘口の「フルーツポークカレー」(600円)、中辛の「デミグラスビーフカレー」(700円)、数量限定のタイカレー(600円)など。午前11時~午後7時。火・水曜定休。moimoiTEL0794・84・1014