ゴエモンのつぶやき

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障害年金求め主婦が提訴 「第3号」復活も不支給

2010年04月22日 10時15分54秒 | 障害者の自立
 本人に保険料納付義務がない国民年金の第3号被保険者の資格が復活したのに、障害基礎年金については保険料未納扱いで支給されないのは法の不備が原因として、佐賀県内の主婦(57)が20日までに、国の不支給処分取り消しを求める訴訟を佐賀地裁に起こした。

 2002年3月までは夫の転職などに絡んで配偶者が第3号に戻るには、本人の届け出が必要だった。届け出漏れが相次いだため、国は05年4月、過去にさかのぼり第3号と認める特例手続きを導入。しかし現行の国民年金法では特例で第3号の資格が復活しても、障害年金は支給されない。

 訴状などによると、夫は1991年9月に勤務先を退職。主婦は保険料納付義務がある第1号被保険者になった。夫が再就職した際、第3号に戻る手続きを取る必要があったが知らずに放置したため、保険料未納者とみなされていた。

 主婦は08年12月、精神疾患を理由に障害年金を申請。しかし保険料未納などを理由に却下された。その後、特例で91年9月から第3号と認定され、再び年金支給を請求したが、受給要件を満たさないとされた。

共同通信

障害年金 受給後の結婚・出産にも加算

2010年04月22日 10時09分11秒 | 障害者の自立
 障害年金を受け取っている人が結婚したり、子供を持ったりした場合、現行制度では障害年金に配偶者や子供への加算はつかない。加算対象になるのは、障害年金受給前の結婚や出産のみだ。障害者から「障害があっても子供を産んで育てていこうという気持ちは同じなのに」と不満が上がっているが、受給後の結婚や出産にも加算がつくよう法律が改正された。年金制度では受給後に発生した条件変更には対応しないのが一般的だが、例外的に加算が認められる。(佐藤好美)

 大阪府に住む無職、吉川清子さん(43)=仮名=は10年前、交通事故で乗っていた車が大破した。助かったものの、以来、いろいろなことがうまく回らなくなった。夫の助けが得られず、独力で小学生の娘を育てていたが、仕事が続けられなくなった。パニック障害になって何回も救急車で運ばれ、病院で精神疾患と診断された。それからは精神安定剤やけいれん止めを飲む日々だ。

 何もかもいやになっていたとき、市役所で生活保護を受けるよう勧められた。生活保護を受けることに抵抗があった吉川さんは「体が動かないわけではないから、がんばる」と言ったものの、生活が立ちゆかない。市の職員から「じゃあ、障害年金の手続きをしてみる?」と聞かれ、受給申請した。

 結局、年金の障害等級で2級が認められ、障害基礎年金を受け取れるようになった。娘を扶養していたので加算もついた。「仕事もあまりできなかったし、ありがたかったです」と振り返る。

 2年前、次女が生まれた。しかし、窓口で次女への加算について聞いたところ、「年金をもらい始めた後に生まれた子については、年金制度では面倒を見られない」と説明された。吉川さんは釈然としない気持ちだ。
 昨春、長女は高校を卒業し、働き始めた。長女が対象だった加算は昨年3月でなくなった。吉川さんはそれまで、2級の障害基礎年金約79万円と子供の加算約23万円と合わせて102万円の年金を受け取っていたが、加算がなくなり、障害年金は約79万円になった。次女(2)の加算はつかないままだ。

 吉川さんは言う。「障害者になる前に生まれた子も障害者になった後に生まれた子も、がんばって育てていこうと思っている。同じ気持ちで育てていて同じようにお金もかかるのに、障害者になった後に生まれた子には加算がつかないなんて、まるで『障害者は子供を持ってはいけない』と言われている感じがします」

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 ■来年4月の施行へ 数万人が加算対象

 現行制度では障害年金に「子の加算」がつくのは、障害基礎年金を受ける前から子供がいたケースだけだ。同様に「配偶者加給年金」がつくのは、障害厚生年金を受け取り始める前に結婚していたケースだけ。いずれも事後の出産や結婚に加算はつかない。

 このため、例えば生まれつき障害があった人が20歳で障害基礎年金を受け取り始めた場合、受給後に結婚して子供を産んでも子供は「子の加算」の対象にならず、障害者らから「不公平」との声が上がっていた。

 しかし、今国会で、結婚や誕生のタイミングを問わず、扶養する配偶者や子供がいる点に着目し、障害年金に加算をつけようという「国民年金法等改正案」が可決、成立した。

 厚生労働省は「年金制度は保険事故が起きたときの所得保障をするもので、受給後の状態変更については対応していない。これについて、受給権発生後の生活状況の変化にも所得保障を行ってほしいというご意見があり、議員立法で提案されたようだ」と解説する。

 一般に、年金制度では受給後に生じた条件変更による増額や加算は認められていない。例えば、老齢厚生年金の受給者には一定要件の配偶者がいると、“年金版扶養手当”として「加給年金」と「特別加算」が支給される。だが、老齢厚生年金を受け始めた後で結婚しても、「加給年金」と「特別加算」は支給されない。今回の法改正でもこの点に変更はない。改正になるのはあくまでも障害年金の加算のみだ。

 障害年金の受給者は平成20年度末に約182万3000人。厚労省は来年4月の施行を目指しており、法案成立で新たに数万人が加算対象になると見込んでいる。

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【用語解説】障害年金

 障害年金は病気やけがで障害を負ったとき、障害の状態が一定程度に該当すると支給される。国民年金に加入していた人や20歳前に障害を負った人に支給されるのが障害基礎年金。厚生年金に加入していた人には障害厚生年金が上乗せされる。年金受給年齢になった後で生じた障害には障害年金は支給されない。

 障害年金を受けるには条件があり、(1)初診日に国民年金か厚生年金の被保険者であること(2)初診日の前々月までの被保険者期間のうち、3分の2以上の保険料納付済み期間がある(免除期間も含む)か、初診日の属する月の前々月までの直近1年間に保険料の未納期間がない(3)障害認定日に年金の障害等級表の1級または2級の障害の状態になっていること-などとなっている。

MSN産経ニュース

的障害者の乗馬支援 近畿初の組織「世界大会目指す」

2010年04月22日 01時11分01秒 | 障害者の自立
 近畿で初めて知的障害者が乗馬に取り組むのを支援する組織が、兵庫県三木市に発足した。今後、乗馬指導者やボランティアが、選手の練習をサポートし、将来的には〈知的障害者の五輪〉とも呼ばれる世界大会に出場する選手も輩出したいと、意気込む。府内などからもボランティアや寄付を募っている。

 発足したのは、知的障害者にスポーツの場を提供し、世界大会にも選手を派遣する「スペシャルオリンピックス(SO)日本」(東京)の地区組織で、「SO兵庫 三木プログラム」(委員長=永尾隆保・三木市議)。

 他の地区組織でも水泳や陸上など様々なスポーツが実施されているが、乗馬に取り組む組織は近畿にはなく、「子どもを乗馬の世界大会に出場させてやりたい」との家族の声に、乗馬関係者などが応じた。

 馬には人間の心身の機能を回復する「ホースセラピー」の効果もあるとされ、同県内の乗馬クラブで働く深津類さん(20)ら男女11人の知的障害者が参加。三木市の馬場などを借り、月2回程度の練習を続ける。

 また同組織では、テニスに取り組む約10人の知的障害者のサポートもする。ボランティアなどの問い合わせは事務局の田村玲子さん方(078・595・5240)へ。

 練習の様子などはブログ(http://sonhmiki.exblog.jp/)で公開する。

(2010年4月20日 読売新聞)

保護観察対象者らへの支援検討 新潟

2010年04月22日 01時08分53秒 | 障害者の自立
 犯した罪を償って更生を目指す保護観察対象者らの就労を支援するため、新潟県は物品調達などで受け入れ企業を優遇する制度作りについて検討する。泉田裕彦知事が21日、「社会を明るくする運動推進委員会」で明らかにした。

 元犯罪者や元非行少年らが就職できず生活に行き詰まって犯罪、非行に逆戻りするケースは少なくないとされる。このため、泉田知事は「障害者を多く雇用する企業を入札などで優遇する『スマイル・カンパニー制度』と同じようなものが必要だと考えている」と強調し、更生支援に積極的な姿勢を示した。

 スマイル・カンパニー制度は、一定比率以上の障害者を雇用する企業を少額随意契約で優遇したり、指名競争入札の場合に指名業者に積極的に追加選定したりする制度。 

MSN産経ニュース

ボランティア確保進まず 9月、徳島で全国ろうあ者体育大会

2010年04月22日 01時07分37秒 | 障害者の自立
 全国ろうあ者体育大会(全日本ろうあ連盟主催)が9月16~19日、徳島市など県内4市町を会場に開かれる。本県で開催されるのは1971年の第5回大会以来39年ぶり。各地から約1500人を迎える大規模な大会で、準備や運営には300人のボランティアが必要だ。しかし確保できたのはまだ半数。本県の聴覚障害者らでつくる大会実行委は、県民に協力を呼び掛けている。

 競技種目は軟式野球、卓球、陸上、バレーボール、サッカー、テニス、ボウリング、ソフトボール、バスケットボール、バドミントンの10種目。徳島市立体育館で開会式があり、徳島、鳴門、松茂、北島の4市町13会場で熱戦を繰り広げる。

 本県からは7種目に約40人が参加。野球、バレーボール、サッカーに各1チームが出場するほか、陸上、卓球、テニス、ボウリングにエントリーする予定。成績上位者は2013年にギリシャ・アテネで開かれるデフリンピック(聴覚障害者の五輪)の日本代表に推薦される。

 実行委は県聴覚障害者福祉協会(徳島市南矢三町)に事務局を置き、昨秋からボランティアの募集を始めた。県内の手話サークル約30団体に要請したものの、集まったのは約150人。30日の応募締め切りを前に、急きょ鳴門教育、四国、徳島文理の各大学に協力を依頼するなど、ボランティア確保に奔走している。

 実行委員長の平光江さん(53)=県聴覚障害者福祉協会理事長=は「徳島に来てよかったと思ってもらえる大会にしたい。障害者と健常者が理解し合ういい機会。ぜひボランティアに参加してほしい」と訴えている。

 問い合わせは実行委<電・ファクス088(631)1666>。

徳島新聞