高齢ドライバーらに優しい道路環境の整備を目指し、甲信越の3県警は公共施設の周辺などに無料の専用駐車スペースを設置、19日から利用を始める。昨年6月の道路交通法改正で新設された「高齢運転者等専用駐車場」制度で、70歳以上の高齢者に加えて、身体・聴覚障害者、妊娠中または出産後8週間以内の妊産婦も対象となる。
設置場所は原則として市役所や福祉施設など、高齢ドライバーらが比較的よく利用する施設の周辺。具体的には、新潟が13カ所・96台分(新潟市中央区八千代の市総合福祉会館脇など)▽長野が10カ所・41台分(長野市若里の長野赤十字病院そばなど)▽山梨は3カ所・8台分(甲府市丸の内の市役所近くなど)-。利用時間が制限されるタイプの駐車スペースもある。
利用するためには、最寄りの警察署に申請して許可証の交付を受ける必要があり、申請には運転免許証と車検証の写し、妊産婦はさらに母子健康手帳などが必要となる。
こうした制度が設けられたのは、「高齢ドライバーの中には駐車場を探そうとして運転への注意がおろそかになり、事故になるケースがあるため」(新潟県警交通規制課)。よそ見をすることなく駐車できるようにして、「負担を軽くするのが狙い」という。
新制度導入に伴い、駐車違反の取り締まりを民間委託している各県警は、委託先への研修など対応に追われている。
許可のない車が専用スペースに駐車した場合、通常の駐車違反罰則金の1万5千円に2千円が加算される。スペースの境目に違反車両があった場合の罰則の適用規則など細かな定めがあり、研修などを重ねることで“取り締まる側”への周知にも力を入れている。(
設置場所は原則として市役所や福祉施設など、高齢ドライバーらが比較的よく利用する施設の周辺。具体的には、新潟が13カ所・96台分(新潟市中央区八千代の市総合福祉会館脇など)▽長野が10カ所・41台分(長野市若里の長野赤十字病院そばなど)▽山梨は3カ所・8台分(甲府市丸の内の市役所近くなど)-。利用時間が制限されるタイプの駐車スペースもある。
利用するためには、最寄りの警察署に申請して許可証の交付を受ける必要があり、申請には運転免許証と車検証の写し、妊産婦はさらに母子健康手帳などが必要となる。
こうした制度が設けられたのは、「高齢ドライバーの中には駐車場を探そうとして運転への注意がおろそかになり、事故になるケースがあるため」(新潟県警交通規制課)。よそ見をすることなく駐車できるようにして、「負担を軽くするのが狙い」という。
新制度導入に伴い、駐車違反の取り締まりを民間委託している各県警は、委託先への研修など対応に追われている。
許可のない車が専用スペースに駐車した場合、通常の駐車違反罰則金の1万5千円に2千円が加算される。スペースの境目に違反車両があった場合の罰則の適用規則など細かな定めがあり、研修などを重ねることで“取り締まる側”への周知にも力を入れている。(