◇“移動美術館”に見立て作品紹介
5月1日に開幕する上海万博に、川越市で障害者アートの美術館を運営するNPO「あいアイ」(同市郭町2)が参加する。2トントラックで希望者のもとに出掛ける同NPOの移動美術館にならい、万博会場に車を止め知的障害者の会員たちが描いた絵画を車体に張るなどして展示し、優れた芸術の才能を多くの人に知ってもらう。
あいアイは会員約70人が自立の一助に絵画や染色、刺しゅうなどを学んでいる。理事長でグラフィックデザイナーの粟田千恵子さん(68)によると、移動美術館の活動を知った上海万博の担当者から昨年、「作品のレベルが高く、万博で紹介したい」と依頼があった。
子供向けの職業体験コーナーなどで展示する。会場を移動美術館に見立て、万博のためA3サイズに縮小した複製画約20点で、マグネットを付け車体に張る。
会員や、粟田さんの指導を受ける中国や韓国などの障害者らが、富士山や上海市花のハクモクレンなどを描いた水彩やフェルトペン画約100点も紹介する。
さらに、オリジナリティーあふれた優れた芸術の才能を持つ会員たちを、知恵の象徴とされるフクロウに例え、和紙で作ったカラフルな張り子の人形約100個を会場のツリーに飾る。デヴィ・スカルノさんら、あいアイの支援者も出品する。
上海万博の参観ツアー(6、8、9月)の参加者も募集している。問い合わせは、あいアイ(電話049・277・7872)。
毎日新聞 2010年4月26日 地方版
5月1日に開幕する上海万博に、川越市で障害者アートの美術館を運営するNPO「あいアイ」(同市郭町2)が参加する。2トントラックで希望者のもとに出掛ける同NPOの移動美術館にならい、万博会場に車を止め知的障害者の会員たちが描いた絵画を車体に張るなどして展示し、優れた芸術の才能を多くの人に知ってもらう。
あいアイは会員約70人が自立の一助に絵画や染色、刺しゅうなどを学んでいる。理事長でグラフィックデザイナーの粟田千恵子さん(68)によると、移動美術館の活動を知った上海万博の担当者から昨年、「作品のレベルが高く、万博で紹介したい」と依頼があった。
子供向けの職業体験コーナーなどで展示する。会場を移動美術館に見立て、万博のためA3サイズに縮小した複製画約20点で、マグネットを付け車体に張る。
会員や、粟田さんの指導を受ける中国や韓国などの障害者らが、富士山や上海市花のハクモクレンなどを描いた水彩やフェルトペン画約100点も紹介する。
さらに、オリジナリティーあふれた優れた芸術の才能を持つ会員たちを、知恵の象徴とされるフクロウに例え、和紙で作ったカラフルな張り子の人形約100個を会場のツリーに飾る。デヴィ・スカルノさんら、あいアイの支援者も出品する。
上海万博の参観ツアー(6、8、9月)の参加者も募集している。問い合わせは、あいアイ(電話049・277・7872)。
毎日新聞 2010年4月26日 地方版