ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

視覚障害者に2人乗り自転車を、平城宮跡サイクルフェス

2010年04月10日 01時15分23秒 | 障害者の自立
 視覚障害者が自転車の楽しさを感じることのできる2人乗り用自転車「タンデム」の普及を目指す動きが広がりつつある。11日には、平城遷都1300年祭のメーン会場となる奈良市の平城宮跡でもタンデムを紹介する企画が予定されており、関係者は「タンデムを大勢の人たちに周知したい」と意気込んでいる。

 タンデムはサドルやペダルを複数装備した自転車。後ろに乗る人はハンドルを操作する必要がなく、視覚障害者も乗ることができる。ただ、運転が難しく公道での走行は、奈良を含めほとんどの都道府県で認められていない。

 そのなか兵庫県では、タンデムの普及活動が熱心なこともあり、平成20年7月、県の道交法施行細則が改正され、タンデムの公道での走行が認められた。

 兵庫県障害者タンデムサイクリング協会は県内外で活動を展開。昨年、大阪府で開かれた「水都大阪2009」では21台のタンデムを貸し出したのに続き、11日に平城宮跡会場で行われる「奈良サイクルフェスティバル」にも参加することとなった。

 フェスティバルではタンデムに乗る催しが企画されているため、奈良県サイクリング協会のメンバーが事前に、兵庫県尼崎市の武庫川河川敷で開かれた講習会に参加した。初めて体験した京都府南山城村のマッサージ師、新山太美子(たみこ)さん(61)は「女性ラグビー選手やサッカー少年のかけ声、鳥の鳴き声、電車の音が次々に聞こえてきて楽しかった」。

 奈良県内でタンデムのイベントは初開催。同県サイクリング協会の近藤一郎理事長は「タンデムの認知度は低いが、実績を重ね、奈良でも公道での走行を可能にしたい」と話している。


MSN産経ニュース

文科省:日本障害者スポーツ協会、支援訴え…ヒアリング

2010年04月10日 01時13分48秒 | 障害者の自立
 文部科学省は9日、スポーツ政策の方向性を示す「スポーツ立国戦略」策定に向けた第3回のヒアリングを行った。この席で日本障害者スポーツ協会は、06年トリノ、08年北京パラリンピックに参加した選手の強化費の自己負担が年間1人平均111万円だったことを指摘したうえで、資金面などでの支援の必要性を訴えた。

 同協会の伍藤忠春副会長は、パラリンピックは競技スポーツの色彩が濃くなってきているとしたうえで、「海外遠征費や強化合宿費の自己負担が大きくなっている」と強調。さらに「運営拠点がなく、強化スタッフもボランティア」と練習環境や強化体制の充実も要望した。このほか全国高校体育連盟は「外部指導者制度の推進」などを要望。全国体育系大学学長・学部長会は「小学校における体育専科の採用」を提言した。

毎日新聞 2010年4月9日

松江市:指先で分かる観光地 視覚障害者向け、立体地図作製--松江城周辺 /島根

2010年04月10日 01時11分47秒 | 障害者の自立
 ◇堀川遊覧船乗船場に設置
 視覚障害のある人が松江の観光地を指先で把握できるようにと、松江市はこのほど松江城周辺の立体地図(触地図)を作製し、堀川遊覧船乗船場(同市黒田町)に設置した.

 立体地図は、縦横70センチの箱型。城のほか、小泉八雲記念館、カラコロ工房など14カ所が、触ると判別できるようになっているほか、手前にある点字プレートと音声付きボタンで紹介されている。

 堀川の部分は一段低く、橋も忠実に再現されるなど、手で触ると松江城周辺の位置関係が分かるように工夫されている。高さは約50センチで、車椅子の人も触れる。

 同市は08年10月に、視覚障害者を対象とした観光バリアフリー・モニターツアーを実施した。そこで「観光施設に、自分の位置が分かる立体地図があれば楽しめる」との声があり、作製に取り組んだ。

 障害者の自立支援に取り組むNPO「プロジェクトゆうあい」理事長で、自身も視覚障害者の三輪利春さん(58)は、「風景を想像できる。全国の人に知ってほしい」。同NPOスタッフの尾島栄子さん(23)も、「これまでは位置関係がよく分からなかった。新発見です」と歓迎している。

毎日新聞 2010年4月9日 地方版

発達障害児支援、岡山市が本腰…教委と連携 教員指導や電話相談

2010年04月10日 01時10分22秒 | 障害者の自立
4000万円計上 講演会など啓発も
 発達障害児の支援強化に、岡山市が今年度から乗り出した。教育現場に出向いて教員を指導したり、保護者からの電話を受けたりする専門の相談員らを嘱託職員として採用。また、周囲の無理解を無くすため、講演会などを通じた啓発活動にも力を入れる。市教委と福祉の担当課が一体となった取り組みで、市は「切れ目のない支援につなげたい」とし、保護者からも期待の声が上がっている。

(森大輔)

 発達障害は、生まれつきの脳の機能障害で、自閉症やアスペルガー症候群、集中力が続かず衝動的に行動する注意欠陥・多動性障害(ADHD)、読み書きや計算が苦手な学習障害(LD)などに分けられる。

 市の調査によると、2008年度、市立小学校に在籍する発達障害の児童は772人(05年度比約2・2倍)、市立中学校は164人(同2・6倍)いる。

 このような現状に対応するため、市は、教育現場や保護者らへの支援機能の拡充と、発達障害を正しく理解してもらう啓発活動が必要と判断。現在、発達障害者支援法で義務付けられ、設置の準備を進めている「発達障害者支援センター(仮称)」開設前に、子どもを対象にした支援を始めることにした。

 市教委指導課は、教育現場などで発達障害児と接した経験を多く持つ人を、発達障害児相談主事と、発達障害相談員として採用。相談主事は6人で、要請を受けて学校に行き、教諭らに発達障害児への対応を指導する。相談員は2人おり、市教育相談室(岡山市北区新道)に常駐、学校や保護者との電話や個別面談に応じるほか、相談主事と学校との橋渡し役も担う。

 また、市こども企画課は啓発活動に取り組む。「親のしつけができていないからだ」などといった声が根強く聞かれることから、市民に発達障害への理解を促し、保護者が安心して子育てができる環境を整えるため、専門家による講演会や、啓発用パンフレットの作成などを計画している。

 市は今年度、これらの事業に4000万円を計上。取り組みは、センターの事業として継承する方針だ。

 「県高機能広汎性発達障害児・者の親の会 アリスの会」代表の伊丹英徳さん(57)(岡山市南区)は「様々な分野がかかわって、支援に取り組むことは前進だ」と評価したうえで、「発達障害の子どもの個性や可能性を伸ばし、親が地域で孤立しない子育て支援へと、つなげて欲しい」と話している。

(2010年4月9日 読売新聞)

障害者個人情報、チラシ箱に混入西陣職安 印刷時に紛れる

2010年04月10日 01時08分03秒 | 障害者の自立
 京都労働局は9日、京都西陣公共職業安定所(京都市上京区)の施設内で、利用者向けのチラシに、求職中の障害者28人分の個人情報を記載した一覧表が紛れ込んでいたと発表した。名前と身体・精神など障害の種別、応募企業が含まれていた。これまでに外部に情報が漏れたとの報告はないとしている。

 京都労働局によると、紛れ込んでいたのは2月10日に京都市南区で開いた「障害者就職面接会」の参加者の情報。一覧表はA4判3枚で、一部参加者の採否結果と障害の程度が記載されていた。

 一覧表は同職安の一階通路に置いていた施設案内チラシのケースに紛れていた。同職安の職員が2月23日に一覧表をパソコンから印刷出力した際、チラシに混ざったとみている。3月24日に一般利用者からの連絡を受け発覚した。

 京都労働局は「関係者の方に誠に申し訳ない。情報の取り扱い管理を徹底していく」(職業対策課)とし、対象者に謝罪した。

京都新聞