盲導犬や聴導犬、介助犬といった「身体障害者補助犬」の理解を広めるため、日本盲導犬協会は20日、県社会福祉総合センターで、「補助犬受け入れセミナー」を開いた。
補助犬を使う身体障害者の社会参加を進めるのが目的。補助犬を巡っては、同伴する障害者が飲食店や公共施設などの利用を断られたりしないよう02年、「身体障害者補助犬法」が施行された。しかし、補助犬の数が少ないこともあり、タクシー乗車や飲食店入店の拒否など、受け入れが進んでいないという。
セミナーでは、盲導犬の活動をPRしている犬のネーラ(2歳、メス)が、床に伏せたり、段差を降りる様子を実演した。
盲導犬のシータ(3歳、メス)と一緒に参加した島根県邑南町の岩谷久美子さん(58)は「町には歩道が少ないが、1年半前にシータが来て不安がなくなった。盲導犬のことをもっと知ってほしい」と理解を訴えた。
県によると、現在、7頭の補助犬(すべて盲導犬)がおり、今年度は2頭増やす予定で希望者を募っている。
毎日新聞 2010年4月21日 地方版
補助犬を使う身体障害者の社会参加を進めるのが目的。補助犬を巡っては、同伴する障害者が飲食店や公共施設などの利用を断られたりしないよう02年、「身体障害者補助犬法」が施行された。しかし、補助犬の数が少ないこともあり、タクシー乗車や飲食店入店の拒否など、受け入れが進んでいないという。
セミナーでは、盲導犬の活動をPRしている犬のネーラ(2歳、メス)が、床に伏せたり、段差を降りる様子を実演した。
盲導犬のシータ(3歳、メス)と一緒に参加した島根県邑南町の岩谷久美子さん(58)は「町には歩道が少ないが、1年半前にシータが来て不安がなくなった。盲導犬のことをもっと知ってほしい」と理解を訴えた。
県によると、現在、7頭の補助犬(すべて盲導犬)がおり、今年度は2頭増やす予定で希望者を募っている。
毎日新聞 2010年4月21日 地方版