ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

大阪のNPO、基金2億円全額投入 被災した障害者支援

2011年03月25日 01時43分25秒 | 障害者の自立
 阪神大震災を機にできた障害者支援のNPO法人「ゆめ風基金」(大阪市)が、16年かけて積み立てた基金約2億円の全額を、東日本大震災で被災した障害者の支援に投入する。「こんな日のためにためてきた。救える命をいま救いたい」という。

 「訪問介護の利用者が津波に巻き込まれ行方不明です」

 「お金が底をついた。早急に援助してほしい」

 ゆめ風基金のブログには、被災地の団体からの悲痛な訴えが並ぶ。障害者の状況はなかなか伝わってこない。そこで、安否確認や支援態勢づくりに役立てようと、被災地の約20団体からメールなどで得た情報を掲載したところ、アクセスが殺到。事務所では「支援したい」という電話が鳴りっぱなしだ。

 基金の設立は1995年6月。阪神大震災のとき、障害者の中に逃げ遅れや避難所で体調を崩した人が相次いだことから、障害者や支援者らが立ち上げた。永六輔さんや小室等さんら著名人にも協力を呼びかけ、約1万人の会員が集まった。基金の元手は寄付金で、新潟中越沖地震やハイチ地震など、これまでに総額約4千万円を国内外の障害者支援に役立ててきた。

 今回も素早く動いた。理事の八幡隆司さん(53)は、各地の障害者団体でつくる障害者救援本部を代表し、18日から20日にかけて福島県郡山市と仙台市で障害者の避難状況を確認。現地の団体から現状を聴き取ったところ、ガソリン不足でヘルパーが介護に向かえなかったり、筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者のたんを吸引するチューブが不足したりしているという。

 知的障害者の中には、生活サイクルの急変で精神的に不安定になり、家族の負担も深刻化しているという報告もあった。対応が急務だとして、郡山、仙台の両市に障害者支援のための拠点を作ることを決め、21日に帰阪した。

 被害が深刻な地域では、連絡すら取れない団体もある。事務局長の橘高千秋さん(59)は「助けを求められず孤立している障害者はたくさんいるはず。助かった命をなくしたくない」と支援を呼びかけている。

 救援金の送り先は「ゆめ風基金」(郵便振替口座00980・7・40043)へ。問い合わせはメール(yumekaze@nifty.com)で。

朝日新聞

困難極める受け入れ 福島の障害者 高齢者、県内へ

2011年03月25日 01時41分38秒 | 障害者の自立

 福島第一原発の事故により、福島県内の障害児・者施設から重度障害者らも県内に避難している。引受先の確保は難しく、車で十五、六時間かけて迎えに行った施設もある。


 渋川市渋川の障害者支援施設「誠光荘」は福島県相馬市の「ふきのとう苑」入所の五、六十代の男女四人を受け入れた。同苑は、屋内退避指示区域に住む職員がいるなどで人手が不足。同県が入所者三十三人の受け入れ先を探したが、たん吸引などが必要な重度障害者もいてまとめた受け入れ先は見つからず、栃木や長野にも散らばった。


 迎えも誠光荘の職員六人が車二台で二十二日午前十一時に出発し、翌日午前一時半帰着。四人の受け入れで定員いっぱいだが、「一丸となって乗り切ろう」と励まし合う。


 脳性まひなどで介助が必要な肢体不自由児三人も県内二施設に。いわき市の「福島整肢療護園」は、断水でボイラーが使用不能。原発事故は「発達期の子どもに影響が大きい」と、日本肢体不自由児協会を通じ受け入れ先を探した。


 高崎市足門町の「群馬整肢療護園」は女児二人、桐生市広沢町の「両毛整肢療護園」も女子一人を二十二日、十六時間以上かけ引き取った。「相当緊張していたが、徐々に慣れると思う」(両毛整肢療護園)。原発事故が収まらない限り、施設再開のめどは立たない。群馬整肢療護園の清水信三施設長は「福島とは以前から交流がある。困っている時はお互いさま」と話している。 

東京新聞

障害者マイスター認定 山城振興局 計9人に印刷用画面を開く

2011年03月25日 01時38分48秒 | 障害者の自立
 山城広域振興局はこのほど、今年からスタートした制度で、就労などで高い技術を持つ障害者を表彰する「障害者山城地域マイスター」に9人を認定した。そのうちの1人が、宇治市の浜田理恵さん(30)。介護ヘルパー2級の資格を取得し、特別養護老人ホームで介護補助業務に携わる。笑顔を絶やさずに認知症のお年寄りたちに話しかける様子は、ほかの介護職の人たちの見本になっているという。

 浜田さんは養護学校卒業後、スーパーで働いていたが、2年前、介護職を目指し、京都府立京都障害者高等技術専門校に入学、ヘルパーの資格を取った。実習で訪れた宇治市白川の白川明星園の特別養護老人ホームに昨年6月、採用された。

 同ホームで障害者が働くのは初めてで、浜田さんは洗濯や掃除、ごみ出しを受け持つ。マニュアルを分かりやすく絵を入れて作り直すなど、混乱せず自信を持って働けるように環境を整備した。

 丁寧な言葉遣いと笑顔でゆったりと周囲に接する浜田さんに、認知症の進んだお年寄りの反応が良くなり、家族がお礼に訪れたり、元教師が昔を思い出して逆に浜田さんをいたわるなど、認知症の改善にもつながっているという。同ホームの立川佳子副園長は「自然にお年寄りに寄り添える。みなに『見習って』と言っている」と話す。

 浜田さんは「感謝されるのがうれしくて、生きがいを持って働いている。利用者の様子を見ながら、その人が求めていることを助けたい」と認定を喜んでいる。

 そのほかの受賞者は次の皆さん。(匿名希望者を除く)

 宇治市、高木重之(パン製造業務)▽長岡京市、田中秀一(リネン業務)▽同、畑中由美(ピアカウンセラー業務)▽京田辺市、酒部伸一(清掃業務)▽宇治市、楠原道裕(資材管理業務)▽同、北村陽子(販売管理業務)▽木津川市、大西洋行(コース管理業務)

京都新聞

岐阜県知的障害者支援協会、福島の障がい者施設へ灯油送る

2011年03月25日 01時36分44秒 | 障害者の自立
灯油3000klを輸送
東日本大震災の被災者を支援するために、岐阜県内にある64の知的障がい者施設からなる「岐阜県知的障害者支援協会」が3月19日、福島県内の知的障がい者施設に向けて、灯油3キロリットル(3000リットル)を送った。

地元企業も協力
「岐阜県知的障害者支援協会」が「福島県知的障害者福祉協会」と連絡を取り合ったところ、被災地で暖房器具に使用する灯油が不足していることを知ったため、輸送を計画。県も協力して、今回の輸送へと至った。

灯油の提供と輸送には、岐阜県美濃市の「中濃オイル販売」が協会。灯油代には支援協会の一部を当ててまかなった。灯油は福島県内の知的障がい者施設へ直接届けられるという。出発式では中央オイル販売の河合社長と支援協会の二人を、関係者者12人が激励。小枝会長は
「あちらはまだ厳しい寒さと聞いている。無事に届き、少しでも温まってもらえれば」
と話していた。

障がい者の働く場ニュース

東日本大震災:福島・いわきから知的障害者ら83人、駒ケ根で受け入れ /長野

2011年03月25日 01時35分06秒 | 障害者の自立
 東日本大震災に伴う東京電力福島第1原発の事故による避難措置として、福島県いわき市の障害者施設に入所している知的障害者ら83人を、長野県が駒ケ根市で運営する知的障害者施設「西駒郷」が24日から受け入れることが分かった。

 避難者は、いわき市の社会福祉法人「いわき福音協会」が運営するグループホームなどの入所者77人と施設職員6人。福島県が用意したバスで西駒郷に到着するという。

毎日新聞 2011年3月24日 地方版