ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

20施設一堂に障害者バザー

2011年12月10日 01時18分10秒 | 障害者の自立
商品100種類以上

 障害者の働く場となっている県内の作業所や授産施設などでつくるNPO法人「県社会就労センター協議会」(岡山市北区)は10日、約20施設による初の合同バザー「ナイスハートバザールinおかやま」をJR岡山駅西口広場で開く。ぬくもりを感じさせる手作りの商品を扱う施設が多く、協議会の担当者は「働く障害者の頑張りを多くの人に知ってもらいたい」と話している。

 これまでも施設ごとにバザーを開いたり、催しに参加して販売したりすることはあったが、不況や東日本大震災の影響で売り上げが伸び悩んでいた。県障害福祉課によると、昨年度の障害者の平均工賃は月額1万967円。年金を受給しながらギリギリの生活を送る人が多いのが現状だ。

 協議会は、人通りの多い場所で大規模にバザーを行うことで、施設ごとに異なる商品の持ち味を知ってもらおうと、今夏から準備を進めてきた。参加する施設を募ったところ、「なかなか販路が広がらなかった。商品をPRできる機会でありがたい」と好評で、岡山、津山、倉敷、高梁各市などの約20施設が手を挙げた。

 当日は、手作りのパンやクッキーなどの食品のほか、パンジーやビオラなどの花の苗、備前焼やガラス工芸品、木工品など100種類以上の商品を販売する。各施設で働く障害者が自ら店頭で売り子を務める。

 東日本大震災で被災した作業所などを応援するため、岩手、宮城県などの約20施設の食品や雑貨も取り寄せて一緒に売る。

 同協議会の田中正幸事務局長(64)は「障害者が一生懸命に作った物を大規模に集める初めての取り組み。手作りの商品に親しんでもらえれば、障害者の自信にもつながるはず」と来場を呼び掛けている。

 午前10時~午後6時。問い合わせは同協議会(086・222・0300)。

(2011年12月9日 読売新聞)

泉:無残な点字ブロック /山梨

2011年12月10日 01時15分54秒 | 障害者の自立
 視覚障害者の歩行を助ける点字ブロックが無残な扱いを受けている場所が、私の通勤途上にある。県都玄関口として県や甲府市が開発しているJR甲府駅北口だ。

 「甲府駅北口」交差点の南西角付近の歩道。幅約2・5メートルの真ん中に電柱がある。この電柱が、点字ブロックの縁を踏みつけるように建っているのだ。点字ブロックを頼りに白杖(はくじょう)で歩けば、必ず障害物になる。歩道管理者が、それを知らないはずはない。現に電柱には、ぶつかった時の衝撃を緩和するためとみられるクッションが巻かれている。

 今夏、この現場を歩く視覚障害者を見た。点字ブロックに従って歩いていたその人は、白杖で電柱の存在に気づき、どう進んでいいいのか分からない様子だった。電柱に気づかなければ、転倒してけがをしていたかもしれない。

 この歩道は、甲府駅北口開発に伴って、新たに整備された。なぜあえてこんな状態にしているのか、理解に苦しむ。点字ブロックの上に駐輪したり、看板を置いたりする行為もひどいが、そのレベルを超えている。

 私は今年初めに、この現場に気づいた。まさかいつまでも放置されないだろうと思っていたら、もう年末だ。せめて電柱を迂回(うかい)するように点字ブロックを敷き直せないのか。クッションだけでは気休めにもならない。それくらいのことは、実際に視覚障害者が歩く姿を想像すれば、すぐに思いつく。歩道管理者には想像力が欠如している。

毎日新聞 2011年12月9日 地方版

刊行:障害者自立支援に心血、村井夫妻の追悼録 /大阪

2011年12月10日 01時14分01秒 | 障害者の自立
 障害者の自立支援に尽くし共に昨年亡くなった、社会福祉法人わらしべ会(枚方市)創設者の村井正直(まさなお)さんと、同会理事長を務めた妻陽子さんの足跡をまとめた「追悼 村井正直・陽子伝 一本のわらしべ」が刊行された。

 2人は医師。脳性まひの子が自立歩行できる治療を志す。正直さんのハンガリーでの研修を経て1978年、肢体不自由児療育施設を枚方市に開所。81年に社会福祉法人が発足し、重度身体障害者更生援護施設「わらしべ園」を開設した。リハビリに柔道や乗馬を取り入れて注目された。

 作家の故司馬遼太郎さんも、その活動に協力。正直さんは88年に毎日社会福祉顕彰を受けた。昨年10月に正直さんが84歳で、陽子さんも12月に80歳で亡くなった。

 78年、ハンガリーでの療育のため脳性まひの子どもと付き添いの職員を送り出したこと、支援を依頼した司馬さんとの出会いと交流、北海道でのわらしべ園開設など、さまざまなエピソードと奮闘ぶりが描かれている。

 作製したわらしべ会の丸山正雄理事長は「いい仕事をたくさんすることがお二人への恩返し。この本が出来上がり、改めてそう覚悟している」と話した。

 A5判462ページ。ゆかりのある人たちが寄せた追悼文も掲載している。非売品で数に限りがあるが、入手希望者には相談に応じる。問い合わせは、わらしべ会(072・850・5507)。

毎日新聞 2011年12月9日 地方版

障害者に虐待?作業所廃止

2011年12月10日 01時10分24秒 | 障害者の自立
 NPO法人みます会(広島市安佐南区)が運営する障害者の作業所の利用者を虐待したとして広島市から指定事業者の取り消し通知を受けたことが8日、分かった。同会は「虐待の事実はない」とする一方、処分確定前の6日に市へ事業廃止届を提出した。

 同会は同区長楽寺でパンや総菜を製造・販売する作業所2カ所を運営。11月1日現在、24人が通っている。

 関係者によると市は9月以降、施設で虐待が行われているとの通報を基に同会を立ち入り調査。今井みき理事長や理事長の家族である職員が日常的に「死んでしまえ」などと利用者に暴言を吐いていたと判断した。

 さらに平手でたたくなど身体的虐待や介護給付費の不正受給もあったとして市は11月30日、同会に処分内容を文書で通知。7日に手続きの一環で聴聞会を予定していた。市健康福祉局は「虐待に関し多くの証言が得られ、最も重い事業者取り消し処分とする方針を固めていた」とする。

 今井理事長は中国新聞の取材に「虐待していないし不正請求の覚えもない」と反論。事業廃止を届け出た理由を「市はこちらの言い分を聞く気がない。闘っても無意味だから」と説明した。市の指定業者から外れるが今後も作業所の運営は続けるとしている。

 同会は作業所のほか、同区内で障害者が共同生活するケアホーム5カ所を運営する。

'11/12/9 中国新聞