商品100種類以上
障害者の働く場となっている県内の作業所や授産施設などでつくるNPO法人「県社会就労センター協議会」(岡山市北区)は10日、約20施設による初の合同バザー「ナイスハートバザールinおかやま」をJR岡山駅西口広場で開く。ぬくもりを感じさせる手作りの商品を扱う施設が多く、協議会の担当者は「働く障害者の頑張りを多くの人に知ってもらいたい」と話している。
これまでも施設ごとにバザーを開いたり、催しに参加して販売したりすることはあったが、不況や東日本大震災の影響で売り上げが伸び悩んでいた。県障害福祉課によると、昨年度の障害者の平均工賃は月額1万967円。年金を受給しながらギリギリの生活を送る人が多いのが現状だ。
協議会は、人通りの多い場所で大規模にバザーを行うことで、施設ごとに異なる商品の持ち味を知ってもらおうと、今夏から準備を進めてきた。参加する施設を募ったところ、「なかなか販路が広がらなかった。商品をPRできる機会でありがたい」と好評で、岡山、津山、倉敷、高梁各市などの約20施設が手を挙げた。
当日は、手作りのパンやクッキーなどの食品のほか、パンジーやビオラなどの花の苗、備前焼やガラス工芸品、木工品など100種類以上の商品を販売する。各施設で働く障害者が自ら店頭で売り子を務める。
東日本大震災で被災した作業所などを応援するため、岩手、宮城県などの約20施設の食品や雑貨も取り寄せて一緒に売る。
同協議会の田中正幸事務局長(64)は「障害者が一生懸命に作った物を大規模に集める初めての取り組み。手作りの商品に親しんでもらえれば、障害者の自信にもつながるはず」と来場を呼び掛けている。
午前10時~午後6時。問い合わせは同協議会(086・222・0300)。
(2011年12月9日 読売新聞)
障害者の働く場となっている県内の作業所や授産施設などでつくるNPO法人「県社会就労センター協議会」(岡山市北区)は10日、約20施設による初の合同バザー「ナイスハートバザールinおかやま」をJR岡山駅西口広場で開く。ぬくもりを感じさせる手作りの商品を扱う施設が多く、協議会の担当者は「働く障害者の頑張りを多くの人に知ってもらいたい」と話している。
これまでも施設ごとにバザーを開いたり、催しに参加して販売したりすることはあったが、不況や東日本大震災の影響で売り上げが伸び悩んでいた。県障害福祉課によると、昨年度の障害者の平均工賃は月額1万967円。年金を受給しながらギリギリの生活を送る人が多いのが現状だ。
協議会は、人通りの多い場所で大規模にバザーを行うことで、施設ごとに異なる商品の持ち味を知ってもらおうと、今夏から準備を進めてきた。参加する施設を募ったところ、「なかなか販路が広がらなかった。商品をPRできる機会でありがたい」と好評で、岡山、津山、倉敷、高梁各市などの約20施設が手を挙げた。
当日は、手作りのパンやクッキーなどの食品のほか、パンジーやビオラなどの花の苗、備前焼やガラス工芸品、木工品など100種類以上の商品を販売する。各施設で働く障害者が自ら店頭で売り子を務める。
東日本大震災で被災した作業所などを応援するため、岩手、宮城県などの約20施設の食品や雑貨も取り寄せて一緒に売る。
同協議会の田中正幸事務局長(64)は「障害者が一生懸命に作った物を大規模に集める初めての取り組み。手作りの商品に親しんでもらえれば、障害者の自信にもつながるはず」と来場を呼び掛けている。
午前10時~午後6時。問い合わせは同協議会(086・222・0300)。
(2011年12月9日 読売新聞)