広島県教委は今月、障害のある生徒の就労支援に向け、初の「特別支援学校技能検定」を実施した。福山市の福山北特別支援学校は22日、生徒に検定の級認定証を届けた。
検定は10、11、17の3日間、東広島市の広島大であった。テーブル拭きやモップなど5種目がある清掃と接客の2部門。県内の特別支援学校9校から125人が清掃に、44人が接客に挑戦した。清掃では、約90%が1~10級のいずれかを取得。接客は93%がいずれかの級認定を受けた。
福山北特別支援学校は、職業コース21人と普通科2人が検定を受けた。この日は体育館で小野一恵校長が生徒代表2人に級認定証を手渡した。3年森将悟君(18)は「清掃部門ダスタークロスで1級をもらえた。自信がついた」と話していた。来春からビルメンテナンス会社で働く。
県教委によると、県内の特別支援学校高等部に通う知的障害がある生徒は計914人(5月1日現在)。県内の特別支援学校高等部卒業生の就職率は、2001年6・3%から11年25%へと伸びている。しかし、生徒数は10年間でほぼ倍増しており、就職支援の必要性は高まっている。
県教委特別支援教育課の山下睦子課長は「検定に向けた学習の中で技術だけでなく、あいさつなどの基本指導にも力を入れ、就職や生徒の成長につなげたい」と話している。

【写真説明】清掃部門5種目と接客部門の級認定証を手に「自信がついた」と話す森君
中国新聞 '11/12/23
検定は10、11、17の3日間、東広島市の広島大であった。テーブル拭きやモップなど5種目がある清掃と接客の2部門。県内の特別支援学校9校から125人が清掃に、44人が接客に挑戦した。清掃では、約90%が1~10級のいずれかを取得。接客は93%がいずれかの級認定を受けた。
福山北特別支援学校は、職業コース21人と普通科2人が検定を受けた。この日は体育館で小野一恵校長が生徒代表2人に級認定証を手渡した。3年森将悟君(18)は「清掃部門ダスタークロスで1級をもらえた。自信がついた」と話していた。来春からビルメンテナンス会社で働く。
県教委によると、県内の特別支援学校高等部に通う知的障害がある生徒は計914人(5月1日現在)。県内の特別支援学校高等部卒業生の就職率は、2001年6・3%から11年25%へと伸びている。しかし、生徒数は10年間でほぼ倍増しており、就職支援の必要性は高まっている。
県教委特別支援教育課の山下睦子課長は「検定に向けた学習の中で技術だけでなく、あいさつなどの基本指導にも力を入れ、就職や生徒の成長につなげたい」と話している。

【写真説明】清掃部門5種目と接客部門の級認定証を手に「自信がついた」と話す森君
中国新聞 '11/12/23