ゴエモンのつぶやき

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障害者就労へ初の県技能検定

2011年12月24日 01時10分03秒 | 障害者の自立
 広島県教委は今月、障害のある生徒の就労支援に向け、初の「特別支援学校技能検定」を実施した。福山市の福山北特別支援学校は22日、生徒に検定の級認定証を届けた。

 検定は10、11、17の3日間、東広島市の広島大であった。テーブル拭きやモップなど5種目がある清掃と接客の2部門。県内の特別支援学校9校から125人が清掃に、44人が接客に挑戦した。清掃では、約90%が1~10級のいずれかを取得。接客は93%がいずれかの級認定を受けた。

 福山北特別支援学校は、職業コース21人と普通科2人が検定を受けた。この日は体育館で小野一恵校長が生徒代表2人に級認定証を手渡した。3年森将悟君(18)は「清掃部門ダスタークロスで1級をもらえた。自信がついた」と話していた。来春からビルメンテナンス会社で働く。

 県教委によると、県内の特別支援学校高等部に通う知的障害がある生徒は計914人(5月1日現在)。県内の特別支援学校高等部卒業生の就職率は、2001年6・3%から11年25%へと伸びている。しかし、生徒数は10年間でほぼ倍増しており、就職支援の必要性は高まっている。

 県教委特別支援教育課の山下睦子課長は「検定に向けた学習の中で技術だけでなく、あいさつなどの基本指導にも力を入れ、就職や生徒の成長につなげたい」と話している。


【写真説明】清掃部門5種目と接客部門の級認定証を手に「自信がついた」と話す森君

中国新聞 '11/12/23

聴覚障害者の「みみ」へ 来月、仙台に支援センター

2011年12月24日 00時59分21秒 | 障害者の自立
 宮城県は22日、東日本大震災で被災した聴覚障害者を対象とした「みやぎ被災聴覚障害者情報支援センター」(愛称みみサポみやぎ)を、仙台市内に来年1月4日開設することを決めた。ホームページによる生活関連、社会参加情報の発信などを行い、外見から判別しにくく、支援の手が届きにくいと指摘されてきた聴覚障害者の生活再建を支援する。

 センターは震災後から聴覚障害者を支援してきた「東日本大震災聴覚障害者救援宮城本部」(県ろうあ協会など5団体で構成)が運営。手話通訳士2人と要約筆記奉仕員、聴覚障害者の4人をスタッフとして配置する。
 生活関連、社会参加情報の発信のほか、仮設住宅や自宅訪問による巡回相談、地域生活の支援などが活動の柱となる。
 生活関連情報は、手話通訳を収めた動画に字幕を入れて1週間に1回程度配信する。情報のニーズを探るため、身体障害者手帳(1~6級)を持つ聴覚障害者にアンケートを行った上で制作する。
 ボランティア団体や民生委員を対象にした啓発にも力を入れる方針。スタッフの手話通訳士庄子陽子さん(36)は「情報不足を訴える聴覚障害者の声に応え、地域の中で安心して生活できるよう支援したい」と語る。
 開所時間は、土曜を含む平日の午前9時半~午後5時半。連絡先は022(349)9605。ファクスは022(349)9606。


開所に向け、手話入り動画の編集作業に当たるスタッフ=22日、仙台市宮城野区


河北新報 2011年12月23日金曜日