ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

応援ソングCDに 介助犬の普及を目指して

2011年12月30日 01時54分54秒 | 障害者の自立
 九州補助犬協会(糸島市)は、身体障害者20+ 件の生活を支える介助犬の普及を願った応援ソング「君の隣りで」のCD販売を今月から始めた。収益金は同協会の介助犬育成に活用する。

 応援ソングづくりは、同協会副理事長の桜井昭生さん(56)が介助犬啓発の講演会で、車いす生活を送りながら音楽活動をしている宇美町の病院職員入江隆信さん(44)と知り合ったことがきっかけ。入江さんが知人のシンガー・ソングライター明音(あかね)さん=山梨県在住=に曲づくりを依頼。明音さんはユーザーと共に生きる介助犬の思いをイメージした詩を作り、バラード調の曲に乗せて自ら歌うCDを完成させた。

 歌詞は「僕が君の手足になるよ/だからもう/何も恐れないで/一緒に歩いてゆこう」とつづっている。桜井さんは「人と介助犬の絆を感じさせ、普及の力になってくれるでしょう」と話していた。

 CDは定価千円(送料込み1200円)。申し込みは同協会=092(327)0364。


介助犬応援ソングのCDを手にする桜井昭生さん

=2011/12/29付 西日本新聞朝刊=

小児疾患の医療費助成 成人後まで延長を

2011年12月30日 01時49分59秒 | 障害者の自立
 先天性の心臓病、慢性腎炎、小児がんなど、小児期に重い慢性疾患にかかった患者の中には、小児期に受けていた医療費助成を成人後に受けられなくなる人がいる。小児と成人では、慢性疾患の医療費助成の仕組みが違うからだ。患者団体は、年齢の違いで医療費が急増しないよう、小児向けの助成の延長や高額療養費制度の拡充を求めている。 


 静岡県裾野市の男性(20)は、心内膜床欠損症で生まれた。心臓の左右を隔てる壁に穴があき、うまく血液を送り出せない病気だ。血液の逆流を防ぐ弁が働かない症例も多い。


 四歳で穴をふさぐ手術を受け、以後、心臓に大きな問題はなかった。ところが十八歳の夏、検査で、心臓の弁の働きが悪く、逆流がひどいことが判明。弁の手術に踏み切った。


 原則十八歳未満の慢性疾患患者を幅広く助成する小児向けの制度と違い、成人の難病患者の医療費助成は五十六疾患に限定されている。心内膜床欠損症は成人では助成の対象外。身体障害者手帳を取得し、障害者向けの助成制度を利用しようともしたが「手術で症状の改善が見込まれる」と認められなかった。


 術前のカテーテル検査を含め、手術とその前後の医療費は約三十七万円。小児の制度が使えれば負担は半分以下になるという。「将来、また同じような手術が必要になるかもしれない」と母親は心配する。


      ◇


 先天性心臓病患者の親らでつくる「全国心臓病の子どもを守る会」の神永芳子副会長によると、重い先天性の心臓病は手術しても、なかなか完治せず、手術から十年以上たった成人期に異常が生じることが珍しくない。再手術が必要なこともある中、神永さんは「病気で就職できず、経済的に苦しい人、服薬が継続して必要な患者もいる。大人になっても、安心して医療を受けられる仕組みが必要です」と訴える。


 国は成人の難病患者を支援する仕組みの見直しに向け、議論を進めている。守る会も加盟する難病患者の全国団体「日本難病・疾病団体協議会」は、成人の難病患者への医療費助成の抜本的な拡充を求めている。柱に位置付けているのが高額療養費制度の拡充だ。


 同制度は、保険診療に対する毎月の自己負担の上限額を所得ごとに決め、超えた分は公的保険から給付する制度。上限額が引き下げられれば、小児の慢性疾患の患者が成人後に直面する負担増を抑えられる。現在、助成を受けられない難病患者や、高額な薬を使うがん、関節リウマチなどの患者も負担が減る。


 十六日に政府・民主党がまとめた社会保障制度改革の骨子には、高額療養費に新たに年間の上限額を設け、負担を軽くする方針が盛り込まれた。特に低所得者に配慮するという。


 ただ、中所得層も上限額を下げるとしていた十月当初の厚生労働省案からは、大幅に後退した。外来で百円を上乗せして払う「受診時定額負担」を財源と想定していたが、医療界などの反対で断念したためだ。


 十九日、日本難病・疾病団体協議会は国会内で集会を開いた。集会では、高額療養費制度の拡充案を「前進」と評価した上で、さらなる拡充を訴えた。


 <小児慢性疾患患者向けの医療費助成制度> 国は、小児期に発生する慢性疾患のうち514疾患を小児の難病「小児慢性特定疾患」に指定し、医療費の自己負担分を一部助成している。所得に応じた負担上限額は大人の難病向けと同様で、月最大1万1500円。手術などで障害を軽くできる場合に手術費などを助成する制度もある。自己負担は1割で、上限額は原則、月1万円。

東京新聞 2011年12月29日

医療功労賞県から2人 島根

2011年12月30日 01時40分49秒 | 障害者の自立
 困難な環境での地域医療活動や、障害者医療の向上などに尽力してきた人を表彰する「第40回医療功労賞」(読売新聞社主催、厚生労働省、日本テレビ放送網後援、エーザイ協賛)の都道府県功労者が決まり、県内からは医療法人「井上医院」(奥出雲町横田)の井上晃理事長(77)と、社会福祉法人「島根整肢学園東部島根医療福祉センター」(松江市東生馬町)の伊達伸也院長(56)が選ばれた。1月中旬に行われる表彰式を前に、2人に喜びの声を聞いた。

◆過疎化の町で「病診連携

井上医院理事長 井上 晃さん77

 受賞の知らせに「町立奥出雲病院や診療所の先生たちのおかげ。私は特に何もしていません」と謙遜する。過疎化が進む奥出雲町で、町立病院と7か所の開業医との連携をはかり、地域医療サービスの向上に貢献したことが評価された。


地域医療の課題について語る井上理事長

 松江市出身。医師だった父が奥出雲町で開業したのに伴い、家族で移住。小中学生時代を同町で過ごした。高校は再び松江、大学から27年間は長崎県で過ごしたが、1979年に父が急逝、医院の後を継ぐため島根に戻ってきた。

 当初は知り合いもなく、「やっていけるのか」と、戸惑いも。しかし、町立病院の院長や近くの開業医らに支えられ、1年もたつと不安はなくなったという。

 医療設備が充実した病院と地域の診療所が連携して患者を診る「病診連携」の重要性を説く。「夜間救急がしっかりとし、日曜・祝日の当番医制があると、患者も安心するし、医師の負担も軽くなる。奥出雲では、診療所同士で設備を補い合ったりもする」と話す。

 3年前に息子の慎一さん(45)に医院を任せ、“老老介護”世帯や独居のお年寄りへの往診に精を出す。「心身とも元気だし、やれるところまでやっていきたい」と抱負を語る。

◆障害児の生活充実に力

島根整肢学園東部島根医療福祉センター院長 伊達 伸也さん56


障害児らに声をかけて回る伊達院長

 重症心身障害児施設の運営に携わって20年。医師として障害児の健康を守るとともに、生活環境の充実に力を注いできた。受賞の感想を「目の前のやらないといけないことを、やってきただけ」と控えめに語る。

 雲南市出身。鳥取大を卒業後、整形外科医としてスポーツ医学を指導していたが、1992年に退職、肢体不自由児施設だった現施設に赴任した。元々県立だった施設の移管を受け、96年から建物を全面改修。医療機能の拡充と障害児が暮らしやすい施設づくりに尽力した。

 「施設の医・食・住の向上を常に目指している」という。入所者一人ひとりが安全に食事を楽しめるよう、粒状やペースト状にした食材で、すしやデザートの形と味を再現する。こうした食事の導入も自らの発案だ。

 必要な時だけ施設で過ごすショートステイなど、在宅の障害児に対する取り組みも展開。障害児と家族が安心して暮らせる制度作りのために、「行政に働きかけることも自分の役割」と奔走する。

 これからの施設の課題は「人づくり」。「障害児の人生をサポートする仕事。熱いハートのある人材を育て、つないでいかないと」。多忙な日々は続く。

(2011年12月29日 読売新聞)

介護1日18時間延長命令確定へ 原告側も上告せず

2011年12月30日 01時39分29秒 | 障害者の自立
 脳性まひのため障害者自立支援法に基づく訪問介護サービスを受けている和歌山市の石田雅俊さん(43)が、市を相手取り、サービス利用時間を1日約12時間~13時間とした決定の取り消しと24時間介護を求めた訴訟で、石田さん側は28日、上告しないことを明らかにした。市もすでに上告断念を発表しており、利用時間を18時間まで引き上げるよう命じた14日の大阪高裁判決が確定する。

 大阪市内で記者会見した石田さんは「高裁判決に多少の不満は残るが、予想よりも多く利用時間を認めてくれた」と述べ、弁護団長の池田直樹弁護士(大阪弁護士会)も「石田さんに必要な介護時間を丁寧に判断した判決だった。和歌山市には今後も24時間介護の必要性を訴えていきたい」と話した。

(2011年12月29日 読売新聞)

知的障害男性押さえつけ死亡 施設職員4人に略式命令 東大阪

2011年12月30日 01時37分07秒 | 障害者の自立
 東大阪市東鴻池町の障害者福祉施設「クリエイティブハウスパンジー」で平成21年11月、暴れる知的障害者の男性=当時(22)=を押さえつけ、誤って死亡させたとして、東大阪区検は当時の職員4人を業務上過失致死罪で略式起訴し、東大阪簡裁が今月5日付で罰金70万~50万円の略式命令を出していたことが28日分かった。起訴状によると、4人は21年11月8日午後0時半ごろ、興奮状態で暴れ続ける男性を作業室の布団の上にうつぶせに倒し、頭や背中などを押さえつけて窒息させ、搬送先の病院で死亡させたとしている。

MSN産経ニュース 2011.12.29 02:03