ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

ロンドン・パラリンピック:ゴールボールで「金」 日本福祉大の中嶋選手、優勝報告と祝賀会 /愛知

2012年10月01日 02時21分15秒 | 障害者の自立
 ロンドンパラリンピックのゴールボール女子で、金メダルを獲得した日本福祉大4年の中嶋茜選手(22)の優勝報告・祝賀会が28日、美浜町の同大美浜キャンパスで開かれた。

 ゴールボールは、鈴の入ったボールを相手ゴールに転がして得点を競う視覚障害者の団体競技だ。祝賀会では、パラリンピックでの日本代表チームの試合を映したビデオが上映され、中嶋選手に花束などが贈られた。

 中嶋選手は「多くの人の応援とチームが一つになってこの結果が得られた。友達や大学のみなさんにお世話になり、本当に感謝している。これからも頑張っていきたい」と笑顔で話した。祝賀会後も大勢の学生たちに囲まれ、「おめでとう」と祝福を受けていた。

毎日新聞 2012年09月30日 地方版

取り調べ可視化広がる 県内全署に録音録画機材

2012年10月01日 02時18分44秒 | 障害者の自立
 全国で試行が進む取り調べの可視化をめぐり、鳥取県警は録音録画の機材を県内全ての警察署に配置する。警察庁がことし4、5月に録音録画の試行対象事件を拡大したことに伴う措置で、整備事業費約1140万円を県の9月補正予算案に計上。可決されれば本年度末までに整備される見通しだ。

 録音録画の施行は裁判員制度が始まった2009年、裁判員裁判対象の自白事件を対象に全国の警察でスタート。自白の強要など不当な取り調べを防ぎ、供述の任意性や信用性を確保できるなどのメリットがあるとされる。

 県内では09~11年、計3件の事件で試行された。ことしは、5月に知的障害者が容疑者となった事件にも試行対象が広がったことを受け、12件(うち知的障害者対象は11件)に急増。4月以降は容疑者が否認している裁判員裁判対象事件にも試行対象が広がったほか、録音録画の範囲が供述調書の作成時のみだけでなく逮捕直後の弁解録取を含むさまざまな場面に拡大し、今後も増加が予想される。

 県警は、整備済みの鳥取、米子両署を除く警察署と県警本部の計8カ所に録音録画装置を設置する方針で、県警刑事企画課は「これまでは順調に運用できている。整備されたら積極的に活用したい」としている。

 県弁護士会の松本美恵子会長は対象事件や範囲の拡大を歓迎。「3年前、録音録画は供述調書の仕上げの部分のみだった。最初から最後まで録画することが重要で、特に知的障害者の取り調べには不可欠。費用がかかるかもしれないが、不当な取り調べをなくすためにも取り組んでほしい」とさらなる可視化の進展に期待する。

 一方、現状では録音録画は事件1件につき1、2回しか実施されておらず、取り調べが長期に及ぶ事件や厳しい駆け引きが予想される否認事件での運用がどうなるかは未知数。ある捜査関係者は「取調官がカメラを気にして萎縮するのでは」と不安を口にする。

日本海新聞- 2012年09月30日

被災者の心のケアは? 東北大の医師ら仙台で講演会 精神疾患増へ対応必要 /宮城

2012年10月01日 02時15分14秒 | 障害者の自立
 東日本大震災被災者の心のケアを続ける東北大病院の精神科医らが29日、仙台市で「震災から見えたメンタルヘルスの将来」と題する講演会を開いた。震災直後と比べ格差が広がる「復興期」に、うつ病や不安障害などの精神疾患が増える可能性を指摘。ストレスを抱えた被災者への対応や予防策を説明した。

 講演会は同病院の市民公開講座の一環で約400人が参加した。

 同大大学院の精神科医、佐久間篤氏は「震災直後は被災者としての一体感があったが、これからはストレスを抱える人が思いを共有できない難しい時期になる」と指摘。特に、自治会役員ら被災しながらも地域を支援する立場の人たちへのケアの重要性を強調した。

 震災直後から心のケアをしてきた同病院の桂雅宏氏も「今後は慢性的なストレスがリスクになるが、人から気付かれにくい。病院で構えるだけでなく、(ケアが必要な人を)早期に発見できる態勢にしたい」と話した。

 また、林みづ穂・仙台市精神保健福祉総合センター所長は、子どもに出た症状として食欲不振、不眠、情緒不安定などを挙げ、「多くは改善しつつあるが、症状が残ったり、時期を経て症状が出た子どももいる」と指摘。子どもの話に耳を傾けて考えを尊重することで、「被災経験がその子の歴史に無理なく位置づけられる」と説明した。

毎日新聞 2012年09月30日 地方版

試合の緊張に打ち勝ち正確に フライングディスク競技・今村仁選手 /兵庫

2012年10月01日 02時07分17秒 | 障害者の自立
 ◇今村仁選手(63)

 国内版のパラリンピック、全国障害者スポーツ大会「ぎふ清流大会」(岐阜県)が来月開幕する。国体の開催県で毎年実施されており、昨年の山口大会では、尼崎市の今村仁選手(63)がフライングディスク競技2種で銀メダル、銅メダルを獲得した。「もっともっと練習して金メダルを目指したい。サポートしてくれるヘルパーさんたちへの恩返しにもなる」。今年は出場の機会を逃したが、来年の東京大会への出場を目指して練習に励む今村選手に話を聞いた。

 −−競技を始めたきっかけを教えてください

 ◆2年前からです。障害を抱えてから仕事もできず、近くの公園で健康のために体操をしていました。でも1人では寂しかった。尼崎市立身体障害者福祉センターで相談したところ、スポーツの経験はほとんどありませんでしたが、フライングディスク競技を紹介してもらいました。

 −−競技を始めて生活は変わりましたか

 ◆毎日の生活にメリハリができました。もともと人と話すことが好きな性格でしたが、障害を抱えてからは、家に引きこもりがちになっていました。競技を通じていろいろな人と知り合うことができ、外に出ることが楽しくなりました。「もっと上手になりたい」などと目標を持つことで、前向きになることができたと思います。

 −−競技の魅力を教えて下さい

 ◆一枚一枚投げる時の緊張感です。思い通りに投げることができたディスクは遠くまで飛びます。試合の緊張に打ち勝って、正確に輪の中をくぐり抜けるととても気持ちが良いです。

 −−練習はどのくらいしているのですか

 ◆センターでは週2回ほど、指導員にアドバイスを受けながら練習しています。その他にも、自宅近くで屋外スペースを借りて、自分で購入したアキュラシー用の器具を設置して練習しています。毎日、最低でも2時間以上は、ディスクを投げ込みます。誰よりも練習しているという自信があります。

 −−目標を教えて下さい

 ◆昨年の山口大会では他の選手のミスを期待し、自分の投てきに集中できず金メダルを逃してしまいました。以来、一枚一枚を大切に自分の投てきに集中することをモットーにしています。目標は来年の東京大会で良い成績を残すことです。競技を続けられるのも、ヘルパーさんや指導してくれるセンターの職員の方々のおかげです。ヘルパーさんは競技に直接関係しませんが、練習の時、投げて落ちたディスクを拾ってくれるなどサポートしてくれます。「1人じゃない、補助してくれる人たちがいる」。そのことを忘れず、練習に励み、金メダルで恩返しがしたいです。

 フライングディスクの起源は、1940年代、アメリカのエール大学の学生たちが、キャンパス近くの「フリスビー・ベーカリー」のパイ皿を投げ合ったのが始まりと言われている。障害者20+件フライングディスク競技で、選手が使用するのは直径23・5センチ、重さ100グラムのディスク。2種目あり、「アキュラシー」は5メートル(ディスリート5)または7メートル先(ディスリート7)離れた場所から、直径91・5センチの円形ゴールにディスクを10回投げて通過した回数を競う。「ディスタンス」は投てきの距離を競う。立ったまま投げる「スタンディング」と、座ったまま投げる「シッティング」の2スタイルがあり、今村選手は、いずれも立って投げるスタンディング。

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 ■人物略歴

 ◇いまむら・ひとし

 尼崎市在住。95年の阪神大震災の後、がれき処理などの復興作業に携わるうち、過労のためか体調を崩し、医師の診断で脳腫瘍があることが判明。その影響で左半身麻痺と左目の弱視などの障害を抱える。身体障害者手帳2級。


 約2年前からフライングディスク競技を始め、昨年の全国障害者スポーツ大会に初めて出場した。「アキュラシー」で銀メダル、「ディスタンス」で銅メダルを獲得。これらの功績を称えられ、県障害者スポーツ優秀選手賞も受賞した。目標は来年に東京で行われる全国障害者20+件スポーツ大会に出場すること。昨年に逃した金メダル獲得に向けて練習に励む。


毎日新聞 2012年09月30日 地方版

にじ:もう一つの五輪 /愛知

2012年10月01日 02時03分26秒 | 障害者の自立
 今年の夏は、ロンドンで開催されたオリンピックやパラリンピックに多くの人が熱狂した。私もその一人だ。この二つ以外に「もう一つのオリンピック」があることをご存じだろうか。

 知的発達障害者20+件向けのスポーツ大会「スペシャルオリンピックス(SO)」だ。世界大会もあり、次回は13年1月末、韓国の平昌(ピョンチャン)で冬季大会が開催される。

 SOは米国が起源で、日本では80年ごろ、活動が始まった。日常に行うスポーツ活動を通じ、知的発達障害者20+件の自立や社会参加を進めることが大きな目的だ。世界大会もあるが、勝敗よりも挑戦する姿勢を大切にしている。

 私は、05年に長野で開かれた冬季世界大会を取材した。観客の声援を受け、懸命に練習の成果を出そうとする姿は、五輪と何も変わらず、胸を打たれた。冬にあるSOの大会や日常の活動にぜひ注目してほしい。

毎日新聞 2012年09月30日 地方版