障害者や高齢者が入居する混合型のケア付き共同住宅の設置を目指す、伊那市民らの団体「パンセの会」は11月4日、同市荒井の映画館・伊那旭座でチャリティー上映会を開く。会の活動をアピールし、広く知ってもらう狙い。映画「あなたへ」を上映し、入場料は活動資金に充てる。
ケア付き共同住宅は、障害者らの自立した生活の実現を目的とし、生活を支える介護スタッフが常駐する。地域との交流も大切にし、ボランティアら誰もが頻繁に出入りしやすい伊那市街地での設置を構想している。
当面は共同住宅の運営主体となる社会福祉法人の設立に向けて活動していく考えだ。
会は、2007年5月に障害者や家族ら有志で発足させた「ケア付き共同住宅設置の会」が前身。実現には資金作りやスタッフの確保など課題が山積し、会の活動は暗中模索の状態。しかし、知恵と工夫で困難を踏み越えていく決意を込めて今年6月、「パンセの会」に名称を改め、心新たに再出発した。パンセはフランス語で「考える」を意味する。
在宅の障害者をめぐっては、面倒をみている家族の高齢化や、受け皿となる専門の支援施設が少ない、などの問題も抱えている。
会の代表で、本紙にコラム「ロシナンテ飄々」を連載している重度身体障害者の唐澤浩さん(55)=同市中央=は「まずは共同住宅の必要性を大勢の方に理解していただきたい。どんな形からでも活動に協力していただければうれしい」と話している。
映画は夫婦の愛を描いた物語で、主演は高倉健さん。午前10時と午後2時からの2回上映し、入場料は1回につき1000円。チケットは同市荒井のタウンステーション伊那まちで取り扱っている。
上映会や会の問い合わせは、事務局の原さん(電話090・3155・1248)へ。
長野日報- 更新:2012-10-17 6:01
ケア付き共同住宅は、障害者らの自立した生活の実現を目的とし、生活を支える介護スタッフが常駐する。地域との交流も大切にし、ボランティアら誰もが頻繁に出入りしやすい伊那市街地での設置を構想している。
当面は共同住宅の運営主体となる社会福祉法人の設立に向けて活動していく考えだ。
会は、2007年5月に障害者や家族ら有志で発足させた「ケア付き共同住宅設置の会」が前身。実現には資金作りやスタッフの確保など課題が山積し、会の活動は暗中模索の状態。しかし、知恵と工夫で困難を踏み越えていく決意を込めて今年6月、「パンセの会」に名称を改め、心新たに再出発した。パンセはフランス語で「考える」を意味する。
在宅の障害者をめぐっては、面倒をみている家族の高齢化や、受け皿となる専門の支援施設が少ない、などの問題も抱えている。
会の代表で、本紙にコラム「ロシナンテ飄々」を連載している重度身体障害者の唐澤浩さん(55)=同市中央=は「まずは共同住宅の必要性を大勢の方に理解していただきたい。どんな形からでも活動に協力していただければうれしい」と話している。
映画は夫婦の愛を描いた物語で、主演は高倉健さん。午前10時と午後2時からの2回上映し、入場料は1回につき1000円。チケットは同市荒井のタウンステーション伊那まちで取り扱っている。
上映会や会の問い合わせは、事務局の原さん(電話090・3155・1248)へ。
長野日報- 更新:2012-10-17 6:01