ゴエモンのつぶやき

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健康カフェ:装い新た、にぎわいを 障害者就労支援、社会実験で好評で再開 /福岡

2012年10月03日 02時33分59秒 | 障害者の自立
 八幡西区の黒崎商店街カムズ通りに1日、障害者の就労を支援する「きさろく館健康カフェ」がオープンした。

 健康カフェは昨年9月から2カ月間、黒崎地区のにぎわいづくりの社会実験として期間限定で営業。関わった障害者20+件や利用者、商店街などから再開を望む声が多くあり、戸畑区の障害者20+件施設を退職した高山多美子さん(58)が、障害者の福祉サービス会社「ソーシャルファーム高山」を設立して運営にあたることになった。

 10人のスタッフはハローワークを通じ、障害者をパートとして雇用する。同社の社員3人も常駐して手助けをするという。

 メニューはカレーと飲み物。カレー(350円)は、トマトとパプリカの「赤カレー」、ウコンとヒクミン入りの「黄カレー」など4種。いずれも米飯または五穀米を選べる。セットメニューや持ち帰りもある。

 営業時間は午前11時〜午後6時で、土日休み。高山さんは「障害者20+件が実際にお客さんと接して働く社会的効果は大きい」と話していた。

毎日新聞 2012年10月02日〔北九州版〕

障害者虐待防止 24時間窓口

2012年10月03日 02時25分42秒 | 障害者の自立
 障害者への虐待に関する相談や通報を受け付ける「県障害者権利擁護センター」が1日、高松市田村町の県障害福祉相談所内に開設された。この日の障害者虐待防止法施行を受け、全17市町に同日置かれた「障害者虐待防止センター」と協力し、問題の早期解決や虐待防止の啓発を進める。

◇県センター、緊急時一時保護も

 相談所のスタッフ4、5人が権利擁護センターの業務も兼務。電話相談に24時間対応し、緊急時には被害者の一時保護にも当たる。企業で働く障害者が増えていることから、障害者を支援するための職場向け研修会も開いていく。

 この日は開設式があり、県の川部英則・健康福祉部長がセンターの看板を設置。「市町のセンターと連携し、虐待の未然防止にも努めたい」と述べた。

 同法は、障害者虐待について、〈1〉暴行や不当な身体拘束(身体的虐待)〈2〉性的虐待〈3〉暴言を吐くなどの心理的虐待〈4〉衰弱させるような長時間の放置〈5〉年金を奪うなどの経済的虐待――を行うことと定義。家庭や福祉施設、職場で見つけた人に通報を義務づけている。市町村には立ち入り調査の権限も付与されている。

 同相談所によると、県内でもこれまで、親による虐待が親族の通報で発覚したり、職場での精神的虐待を本人が訴え出たりしたケースがあるという。

 相談、通報は平日午前8時30分~午後5時15分が087・867・2696、夜間・休日は087・862・8861。


障害者の虐待に対応するため開設された県障害者権利擁護センター(高松市田村町で)

(2012年10月2日 読売新聞)

障害者施設:「理事長が入所者虐待」元職員が通報…千葉

2012年10月03日 01時59分41秒 | 障害者の自立
 千葉県南房総市白浜町の精神障害者施設「ふるさとホーム白浜」の女性入所者(50)が、施設を運営する社会福祉法人「愛と光の会」(東京都荒川区)の山下洋子理事長(70)から虐待を受けていると元職員が1日、同市障害者虐待防止センターに通報した。同日から施行された障害者虐待防止法に基づく通報で、入所者は千葉県警館山署にも既に被害届を提出している。同市から連絡を受けた県は、近く施設の立ち入り調査をする。

 市や施設関係者によると、9月初め、女性入所者の腕などに殴られたようなあざがあるのを職員が発見。市内の病院で、両腕や右足などに打撲が確認され、全治約10日と診断された。病院は「虐待の疑いがある」としてそのまま女性を入院させた。

 理事長側は施設に戻るよう説得を試みたが、病院側は面会を認めていない。

 元職員は「施設内で虐待を受けているのは彼女だけではない。入所者の多くが生活保護受給者で、逃げ出すことができない。障害者の弱みにつけ込んだ行為で許せない」と訴えている。

 同会は東京都や栃木県などで複数の障害者施設などを運営。同ホームは昨年3月に開設され、現在約10人の入所者が暮らす。

 ◇受けた暴力をメモに残す

 一般に障害者2への虐待事件は、障害者の証言の信用性が問題となるケースが少なくないが、虐待を受け、現在は入院中の女性が残した暴力行為を記録したメモを毎日新聞は入手した。

 心配した周囲の勧めで入所者が手帳サイズのメモ用紙に、山下理事長から受けた計6回の暴行の内容を鉛筆で書き込んでいた。

「顔たたかれた」 「8月12日午前11時30分 顔・おなかをたたかれ、けられました」「8月14日午後19時30分 カラオケ屋で顔に水をかけられ、顔をたたかれました。午後22時 まごの手で顔と右耳をたたかれました」「8月20日午後22時 ひじでわきばらを、ぶたれました」などと記載されていた。

 施設関係者は他の入所者を含め理事長の暴力は日常的だったと証言。昨年3月の開所以来1年半で、この施設の全職員5人中、延べ7人が退職しているという。

 山下理事長は「虐待は全くの事実無根。私が本人に会って話せば施設に戻ると思う」と話している。

 ◇障害者虐待防止法

 自治体や国が虐待の救済に乗り出す根拠となる法律で11年6月成立。「誰であっても障害者20+件への虐待をしてはならない」と明記。家庭と施設、職場で虐待やその恐れのある状況を発見した人に通報を義務づけ、全市町村と東京23区に通報・相談窓口となる「虐待防止センター」を設置する。通報を受けた自治体や国は通報者の秘密を守り、虐待防止の責務を負い、立ち入り調査や一時保護の権限が認められた。施設での虐待は市区町村と連携して調査を行う都道府県が指導などを行う。

 自治体や国が虐待の救済に乗り出す根拠となる法律で11年6月成立。「誰であっても障害者への虐待をしてはならない」と明記。家庭と施設、職場で虐待やその恐れのある状況を発見した人に通報を義務づけ、全市町村と東京23区に通報・相談窓口となる「虐待防止センター」を設置する。通報を受けた自治体や国は通報者の秘密を守り、虐待防止の責務を負い、立ち入り調査や一時保護の権限が認められた。施設での虐待は市区町村と連携して調査を行う都道府県が指導などを行う。


「ふるさとホーム白浜」。入所者は裏手の民宿を改造した宿舎で生活しているという=千葉県南房総市白浜町で

毎日新聞 2012年10月02日 03時30分

アジアの障害者へ車いす贈る 豊橋工高生も参加、豊橋西LCが点検整備

2012年10月03日 00時58分25秒 | 障害者の自立
 豊橋西ライオンズクラブ(小山正博会長)は2日、豊橋工業高校で、アジアの障害者に贈るための「中古車いすの点検整備作業」を行った。豊橋工業高校機械科3年生の6人はじめ、同クラブメンバー8人らが参加、20台の車いすを整備し、きれいに磨き上げた。

 中古の車いすを贈る活動は「アジア障害者支援プロジェクト」の一環として行われ、当初はアフガニスタンの障害者に贈ったが、02年からはラオス、カンボジア、タイなどアジアの国々に贈っている。

 今回、発送する車いすは約70台を予定しているが、整備第1弾の同日は20台の中古車いすを整備した。作業では工業高校の生徒がパンクの修理をしたり、部品の交換、フレームの溶接などで使用可能とし、ライオンズクラブのメンバーが1台1台を丁寧に磨き上げていた。

 車いす整備は、このあと3回行われ、来年2月には名古屋市昭和区の社会福祉法人「AJU自立の家」に搬送。その後、アジアの国々に届けられる。


中古車いすを整備する豊橋工業高校の生徒

東海日日新聞-2012/10/03

障害者が働き続けられる洋菓子店…高知

2012年10月03日 00時53分12秒 | 障害者の自立
 障害者の就労支援に取り組む高知県安芸市身体障害者福祉会(隅田功一理事長)が1日、同県香南市野市町西野に洋菓子店「Miraie(ミライエ)」をオープンした。

 従業員を直接雇用し、最低賃金を保障する「就労継続支援A型事業所」に認定され、材料の栽培から販売まで一貫して手がける。関係者は「障害者もやる気を持って仕事に取り組める」とする。

 「Miraie」は、土佐くろしお鉄道のいち駅の南約100メートルにあるマンションの1階。店内は約50平方メートルで、うち約15平方メートルがキッチンになっており、県内産のフルーツなどを使った約20種類を販売する。

 初日のこの日、ミルクプリンに甘酸っぱいユズジャムのソースが爽やかな「ふるふるみるく」(280円)、県内産の栗を使ったテリーヌケーキ(2500円)、ドイツ風のシュークリーム(180円)がショーケースに並び、近くの住民らが買い求めていた。

 同福祉会は安芸、香南両市の事業所で、通所の障害者ら54人が内原野焼の食器や置物などを製造・販売していた。収入に応じて報酬を支払う「就労継続支援B型事業所」だったが、より安定した雇用条件で勤労意欲を高めたいと、2年前からA型事業所の開設に向けて準備を進めてきた。

 ある程度売り上げが見込める洋菓子店を選び、安芸市内のイチゴ栽培のビニールハウスに5人、接客担当に3人を採用。現在は知人のパティシエに依頼している製造部門も、11月には同市内で専用の工房を稼働させ、約10人の雇用を予定している。

 竹部重夫施設長は「農作業が好きな人もいれば、接客に向いている人もいる。材料作りから販売までを手がけることで、多様な働く場所を提供できる」と意義を強調する。

 営業は午前10時~午後7時。水曜定休。問い合わせは同店(0887・50・6535)。


県産品を生かした洋菓子が並ぶ「Miraie」(香南市野市町西野で)

(2012年10月2日 読売新聞)