ゴエモンのつぶやき

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視覚・聴覚障害者24時間サポート共同住宅 函館のNPO、来月着工

2013年05月16日 01時33分05秒 | 障害者の自立
 【函館】NPO法人ユニバーサルホーム函館をつくる会(和泉森太理事長)は視覚、聴覚障害者20+ 件向けの共同住宅を函館市日吉町2に建設する。手話通訳ができるスタッフが常駐し、入居者を24時間サポートする。日本盲人会連合(東京)は「福祉施設ではなく、一般の賃貸住宅でこうしたサービスを提供する例は全国でも初めてでは」と注目している。

 名称は「はこだての家 日吉」。鉄筋コンクリート造り3階建て、延べ床面積1300平方メートルに2DK5部屋とワンルーム32部屋、食堂などを備える。

<北海道新聞5月15日朝刊掲載>(05/15 06:30、05/15 08:31 更新)

障害児子育て、経験者が相談役 生の声で悩みや不安解消

2013年05月16日 01時27分48秒 | 障害者の自立
 韮崎市内の障害がある子どもを持つ保護者らでつくる「韮崎市心身障害児〈者〉父母の会」(杉山浩子会長)は、市民交流センター「ニコリ」内に、同じ悩みを抱える保護者の相談に無料で応じるスペースを設けた。障害児の子育て経験がある自分たちの経験を生かし相談に乗ることで、保護者たちの悩みや不安を解消、和らげることを目指す。

 事務局を務める市福祉課によると、これまで同会は月に1度、定例会を開催。子育て相談や支援体制などについて、会員同士が情報交換をしてきたという。

 市役所でも、障害児の子育て支援や相談を受け付けているが、「市役所では相談しにくい」「障害児の子育て経験がある保護者の、生の声が聞きたい」などの声があり、相談スペースを設けることにした。杉山会長は「障害児への支援体制の充実はもちろんだが、その家族に対するケアも大切」と指摘。「『どう対応すればいいのか分からない』という保護者が多い中、悩みや不安を解消・発散できる場所は必要不可欠」と説明する。

 無料相談スペースは、ニコリ2階の図書館グループ研修室に開設。子ども連れの場合は、ニコリ内の子育て支援センターの一室でも行う。毎月第2水曜日の午前10時から午後1時まで開く。同会員のほか、市職員や保健師、社会福祉士、児童相談員が対応する。障害者手帳などを持っていなくても、「もしかしたら、子どもに障害があるのかもしれない」という疑問や相談も受け付ける。

 県の障害者の相談支援体制整備事業の中北圏域マネジャーを務める出口幸英さんは「会と自治体が協力し、会員に関係なく相談できる体制は県内では珍しい」という。同課は「障害の話となると1人で悩んでしまいがち。同じ悩みや境遇を経験した保護者の話を聞くことで、気持ちも楽になるはず。気軽に活用してもらいたい」としている。


障害児を持つ保護者の悩みや不安を解消しようと設けた無料相談スペース=韮崎・市民交流センター「ニコリ」

山梨日日新聞- 2013年05月15日(水)

障害者が高校野球のボール修繕 宇都宮、就労支援の一環

2013年05月16日 01時23分46秒 | 障害者の自立
 【宇都宮】中戸祭で福祉事業を展開しているアースラインは、障害者20+ 件の就労支援の一環として、作新学院高硬式野球部の使用できなくなったボールの修繕を始めた。同社代表社員の長英明さん(30)が同部OBであることから実現。同部側は繕ったボールをティーバッティングなどに利用していくという。同社は今後、県内の他校にも協力呼び掛け、施設利用者の生きがいづくりにつなげたい考え。

 アースラインは昨年11月、合同会社として設立。ことし1月、就労継続支援A型事業の認可を市から受けた。

 長さんは、同校が2000年春のセンバツに21年ぶりの出場を果たし、ベスト8になった時の中心選手の一人。卒業後は、仙台の東北福祉大に進学し、野球を続けながら、福祉を学んだ。

 同社設立後、「同社の利用者が修復したボールで高校球児が練習に励み、甲子園に出場できれば、働く意欲に大きな影響を及ぼすはず」と考え、認可を受けるとすぐに母校を訪ね、熱い思いを訴えた。

 硬式野球ボールは1個約1000円する消耗品だ。傷んだボールの多くは廃棄処分になる。一部は部員が繕いティーバッティングなどに使用しているが、長持ちはしないという。



下野新聞-(5月15日 朝刊)

障害者差別ゼロ寸劇で

2013年05月16日 01時18分57秒 | 障害者の自立
 障害のある人らでつくる鹿児島市の劇団「必薩(ひっさつ)劇団じゃっどじゃっど」が、差別体験を基にした劇の練習に励んでいる。18日には同市で開かれるフォーラムで寸劇を上演予定。団員らは「差別のない鹿児島になってほしい」との思いで舞台に上がる。(林宏美)

 劇団は、障害者の生活を支援するNPO法人「自立生活センターてくてく」(長位鈴子代表)の知的、身体などの障害がある3人とスタッフ4人で、2011年春に結成した。

 「じゃっどじゃっど」は鹿児島弁で「そうだそうだ」の意味。「健常者が気付きにくい日常の差別や偏見について、誰もが『そうだ』と共感してほしい」との思いを込めたという。

 代表作は「人権戦隊段差なくソルジャー」。車いすで生活する主人公が、段差があるために店に入れなかったり、障害があるために入居を断られたりした体験を基に脚本を作成。主人公が、健常者の心に宿る「無関心」という悪の化身を倒すというストーリーだ。

 ほかにも、クイズ形式の寸劇などを県内の幼稚園や施設、シンポジウムなどで披露。2年間で公演回数は10回を超えた。ヒーローものは特に園児に人気があるという。座長の川崎良太さん(25)は「子どもの頃から障害のある人を身近に感じれば、大人になった時に偏見が減るのではないか」と手応えを感じている。

 川崎さんは筋力が徐々に衰える先天性の脊髄性筋萎縮症を抱えているが、霧島市から毎日、電車で鹿児島市の同法人に通う。「演劇を通して小さな差別や偏見をなくし、障害者が自立して生活できる社会になってほしい」と願っている。

 劇団は18日午後1時~4時半、同市山下町のかごしま市民福祉プラザで開かれる「こころつながるフォーラム~差別ゼロのかごしまを目指して~」でクイズ形式の寸劇を披露する。問い合わせは同法人(099・208・0527)へ。


練習を積む川崎さん(右端)ら団員たち

(2013年5月15日 読売新聞)

県内障害者の犠牲113人 震災の津波で被災

2013年05月16日 01時17分29秒 | 障害者の自立
 東日本大震災の影響で亡くなった県内の障害者の人数は身体、知的、精神の各障害がある人を合わせて113人に上ることが14日、分かった。このうち視覚障害者は11人。震災に伴う避難で体調を崩すなどして亡くなった「震災関連死」は含まれず、いずれも津波による犠牲者だった。県視覚障がい者福祉協会などの要望に県が明らかにした。
 障害者の犠牲者数は、障害者手帳が交付されている人を対象に、県が市町村から情報提供を受けて初めてまとめた。
 内訳は、身体障害者が106人と9割以上を占め、次いで知的障害者6人、精神障害者4人(重複を含む)だった。逃げ遅れなどが亡くなった原因とみられる。
 障害者には平常時でも社会の情報が伝わりにくいことが課題となっており、災害発生時には一層迅速な情報伝達や安全な場所への避難誘導が求められている。

(2013年5月15日 福島民友ニュース)