ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

手作り弁当配達で見守り 障害者が限界集落支援

2013年05月07日 02時12分15秒 | 障害者の自立
 三好市池田町の社会福祉法人「池田博愛会」の就労支援施設「セルプ箸蔵」の利用者が手作りした弁当やパン、日用品を同町西山地区の高齢者や独居老人宅に配達し、安否確認する取り組みが30日、始まった。県の「障がい者による限界集落サポート事業」で、同法人は今後、効果を見ながら他地区にも広げていく。

 高齢家庭の生活サポートと障害者の生きがいづくりが狙い。同地区は商店も少なく、住民は日用品などの買い物にも苦労しているといい、施設の職員1人と施設利用者2人が電話などで注文を聞き、毎週木、金曜日に配達する。施設利用者は4~6人が交代で担当。荷物を運んだり、次回の注文を受けたりするほか、高齢者の話し相手もこなす。

 この日、同町で行われた出発式では、博愛会の中村忠久理事長が「地域に根付いた事業として育てたい」と決意を語り、「何でもお届け! いろどり屋」と書かれたワゴン車を見送った。

(2013年5月1日 読売新聞)

中津に聴覚障害者向けサロン開設

2013年05月07日 02時07分28秒 | 障害者の自立
 聴覚障害者と地域住民らの交流を目的とした「サロンひまわりの種」(吉田弘芳代表)が中津市沖代町にオープンした。サロンは主に高齢者が集まって食事や会話、趣味などの活動を楽しんでもらおう―と市内各地で開設されているが、聴覚障害者向けは初めて。

 開所式には「ひまわりの種」設立実行委員会のメンバーや地域住民、行政関係者ら約50人が出席。吉田代表(55)=中津聴覚障害者協会長=が手作りの看板を披露し、「多くの人が触れ合い、絆を深められる場所にしたい」とあいさつ。式後に食事会があり、サロンを利用する聴覚障害者らが親睦を深めた。夫婦で参加した中野厚さん(82)=同市上池永=は「(聴覚障害者の)仲間が気軽に集える雰囲気なので、楽しく過ごせそう」と喜んでいた。
 自分の意図がうまく伝えられず、閉じこもりがちな高齢聴覚障害者を支援しようと、協会が市内の手話サークルグループなどと協力して昨年10月に実行委を設立。工務店の事務所として使用されていた建物を、持ち寄った材料などを使ってバリアフリー仕様に改装した。
 サロンでは、日常生活で使う基本的な手話のあいさつを学ぶ学習会や、リハビリを兼ねた調理実習、手芸・木工などに挑戦する。沖代町にある別の二つのサロンと連携して各種行事も企画する予定で、「大きな花を咲かせるヒマワリのように皆で支え合い、利用者の笑顔で満開のサロンにしたい」と吉田代表。
 サロンは月1回、週末の午前10時から午後3時まで開く。参加費は昼食付きで500円。問い合わせは実行委の加島友子さん(TEL090-9406-0275)まで。


利用者らと交流を深める吉田弘芳代表(後列右から5人目)ら=中津市沖代町の「サロンひまわりの種」

大分合同新聞- [2013年05月06日 01:49]

松山のNPO法人が障害者事業所内にパン屋開店

2013年05月07日 02時01分12秒 | 障害者の自立
 愛媛県松山市辻町の障害者多機能型事業所「いろえんぴつ」に今春、施設利用者が丁寧に仕上げたパンやクッキーなどを販売する店「COPAN(コパン)」がオープンした。緑色のテントが目印の店には焼きたてパンの香りが広がり、近隣住民らが立ち寄っている。
 NPO法人花が運営するいろえんぴつでは、知的障害や精神障害のある利用者が菓子などを作り、イベントや百貨店などで販売してきた。冷凍や発酵ができる調理機械を購入したのを機に、昨年から施設内を改装して開店準備。試作を繰り返し、4月15日にオープンした。


【写真】手作りのパンやクッキーを販売する「コパン」

愛媛新聞-2013年05月06日(月)

【障害者差別解消】共生社会の実現に向けて

2013年05月07日 01時54分59秒 | 障害者の自立
 政府は、障害者の社会的な障壁を取り除くよう公的機関などに求めた障害者差別解消法案を国会に提出した。
 一昨年夏の改正障害者基本法でも、障害を理由とする差別や権利の侵害行為が禁じられた。差別解消法案は、より具体的に公的機関などの役割を定めたのが特徴だ。
 また公的機関や民間事業者はもとより国民全体に、障害を理由とする差別の解消を求めた。この考えを多くで共有できれば、国が目指す「共生社会」へ前進することになるだろう。
 法案は国連の障害者権利条約批准に向けた最後の国内法整備でもある。権利条約は、建物や交通機関へのアクセス、教育、就職で差別がない立法措置を各国に求めている。
 日本は6年前に署名したものの法律が間に合わず、各国より批准が遅れている。障害者20+ 件の人権をより尊重するのが国際社会の潮流だ。差別解消法案の提出は、世界の仲間入りを果たす下準備がやっと整ったともいえる。
 ただし法案の中身では、気になる部分がある。
 民主党政権時から検討が始まり、昨年秋に内閣府が法案の骨格を示した。その時点では、例えば車いす利用者用のスロープ設置などは民間事業者にも義務化する方針だった。
 ところが、そうした社会的障壁を取り除く配慮義務を負ったのは自治体や学校など公的機関だけとなった。政権交代後の与党協議で、中小零細企業などの負担が指摘され、民間事業者は努力義務にとどめられた。
 しかも障壁の除去について、条文では「負担が過重でないとき」と限定するなど事業者側への配慮がうかがえる。同じ文言は、義務を負う公的機関の条文にも盛り込まれている。
 確かに、経営的に小さな企業などへの目配りは必要だろう。だが、経営や財政面で「過重な負担」と判断されれば、根本的な障壁の排除はいつまでたっても進まないことになる。
 もっとも、どんな障壁を取り除くかなど、具体的な国のガイドライン作りは法案成立後となる。施行後3年で法律を見直す規定もあるが、より実効性がある法律とするためにも、まずは今国会での十分な審議が望まれる。
 障害者が住みよい社会は、お年寄りら多くの国民にとっても暮らしやすいはずだ。豊かな共生社会の実現のためにも、この法案の動向を注視したい。

高知新聞- 2013年05月06日07時53分

障害者の「心」アートで 藤沢であすまでタペストリー展示

2013年05月07日 01時50分38秒 | 障害者の自立

 知的・精神・肢体障害者とその支援者ら二百人以上が五年の歳月をかけ、つくり上げた巨大タペストリー(縦三・三メートル、横六メートル)の展示が、藤沢市藤沢の昭和初期の米蔵を改装した「蔵まえギャラリー」で行われている。七日まで。(加藤木信夫)


 県内や東京・町田など計八カ所で、障害がある人たちにアートを楽しむ場を提供している「フェースofワンダー」(金子光史代表)の立案。共同作業が不得手だったり、その機会に恵まれない障害者に、大人数でものづくりをする楽しさを体感してもらう狙いがある。


 タペストリーにはさまざまな絵画、色彩、文字がちりばめられている。文字を書ける人が「色」「空」などを書き、書けない人はその中を塗り込んだり、思い思いの柄を描いたりすることで制作に参加してきた。


 「就学前から還暦をすぎた人まで、タペストリーに向かいました。全員参加が大切です。共同作業が苦手な自閉症の人も積極的に取り組んでくれ、びっくりしました」と金子代表は目を細める。


 「フェースofワンダー」は、来場者にもタペストリーに「寄せ書き」をしてくれるよう呼び掛けている。それが制作に参加した障害者の喜びを増すことにつながるのだという。


 開館時間は午前十一~午後六時まで。問い合わせは、蔵まえギャラリー=電0466(25)9909=へ。


障害がある人たちの文字、絵画、色彩がちりばめられた巨大タペストリー=藤沢市の蔵まえギャラリーで

東京新聞- 2013年5月6日