ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

JR西日本の女性差別・障害者差別と闘ってきた森崎里美さんと・・・

2014年08月03日 02時01分48秒 | 障害者の自立
 脳性まひの障がいがあり、JR西日本の障がい者雇用枠で1年契約の契約社員として働いていた森崎里美さんは、2007年11月、勤め先のJR西日本姫路鉄道部の上司から性的暴行を受け、加害者である上司Aと会社の責任を問うために裁判を闘ってきました。セクシャルハラスメントの責任を問う裁判は一審で敗訴、二審は暴行の事実を一部認め100万円の賠償を命じたものの会社の責任は認めませんでした。その後、「雇止め」を口実にしたJRの不当解雇に対して地位確認訴訟を起こして闘ってきましたが、2014年1月、大阪地裁は「雇止め」を有効する不当判決を下しました。森崎さんと、支援してきた「森崎里美さんを支える会」は残念ながら控訴を断念し、8月31日、兵庫県尼崎市で「閉ざされた扉を開けるまで・8/31JR西日本セクハラ裁判報告集会」を開催して闘いに区切りをつけることになりました。

 国鉄からの民営化後も、近年まで「ほぼ男の職場」であったJRには、女性や障害者に対する差別に無自覚な体質が温存されています。そんな中で、たった一人から闘いを始めた森崎さんの闘いは、支援の輪を拡大しながらも、差別のないJR職場への「閉ざされた扉を開ける」ところまで到達することなく、司法の場での闘いの区切りを迎えました。

● 「~閉ざされた扉を開けるまで~8/31JR西日本セクハラ裁判報告集会」●

・8月31日、14時~16時
・尼崎市立小田公民館多目的ホール(JR尼崎駅北東5分)
・報告集の紹介、弁護士の報告、森崎里美さんの報告、会場からの発言など

 森崎里美さんの闘いの記録は<里美ドットコム>でご覧になれます。
http://satomi-heart.cocolog-nifty.com/blog/

<里美ドットコムより転載…「里美です。今私は…。」>

 最近、対JR西日本「セクハラ訴訟・地位確認訴訟」を振り返って原稿を書きましたが、その時、改めてこの裁判の重要性を感じました。そして自分で言うのもなんですが、よく苦痛(PTSD)に耐えて書くことができたと思います。これも私を支えて来てくれた人たちのおかげだと感じています。私が苦しい時も辛い時も、話を聞き励まし続けてくれ、また私の感情を理解しようとしてくれました。こういう「支え」があったからこそ乗り切って来れたのだと切に感じています。

 私の場合は幸せなケースであって、多くの被害者の人たち、また非道な形で、雇用契約を打ち切られた人たちの場合は、自分一人で悩み苦しんでいるのが、今の日本の現状だと思います。本当の意味での救済制度を一日も早く作らなければいけない、と強く思いました。

 その為に、自分が出来る事を着実にコツコツと積み重ねて行きたい!と考えています。

 私は司法の場では「闘いの限界」を知りましたが、決して「世に対する闘い」と「理解を深める努力」を諦めた訳じゃありません。何時か必ず傷ついた人たちが、その苦しみから少しでも解放され、それぞれの幸せがみつけられる日が来る、と信じて頑張ります。(2014/04/14)



(国労新橋支部組合員・久下格)レイバーネット日本

初開催「ヨコハマ・パラトリエンナーレ」開幕-障害者とアーティストの協働表現探る

2014年08月03日 01時56分17秒 | 障害者の自立
 障害者とアーティストが協働して創作・表現するアートの祭典「ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014」が8月1日、開幕した。

オープニングセレモニーでは手話通訳も実施された

 「ヨコハマトリエンナーレ2014」の「創造界隈拠点連携プログラム」の一つとして象の鼻テラス(横浜市中区海岸通1)で開催される同展は、鋭い知覚や能力のある障害者と、多様な分野のプロフェッショナルが協働することで、新しい芸術表現を生み出すことを目指す「もうひとつのトリエンナーレ」。3年ごとの発展的な開催を見据え、初開催の今年は「ファースト・コンタクト」をテーマに展示やワークショップ、パフォーマンスなどさまざまなプロジェクトを展開する。

 主催は横浜市文化観光局、同健康福祉局、象の鼻テラスを運営するスパイラル(ワコールアートセンター)などからなる横浜ランデヴープロジェクト実行委員会とNPO法人「スローレーベル」。

 会場ではアーティストの井上唯さんと障害の有無を問わず800人以上の一般参加者が制作した、形状保持ヤーンを用いたインスタレーション作品「whitescaper」のほか、ファッションブランド「ANREALAGE(アンリアレイジ)」のデザイナー・森永邦彦さんによる音を奏でる特殊な糸で作られた巨大なシャネルジャケット「聞く服」、ファッションブランド「ミナ ペルホネン」の生地に港南福祉ホームの人々が刺繍を施した「sing a sewing」、障害者の個性的な織り方にアーティストの岩崎貴宏さんが市内の建築物を介入させた織物作品、自閉症者や発達障害者・知的障害者へのヒアリングからインスパイアされた現代芸術活動チーム「目」による作品「世界に溶ける」などを展示する。

 8月13日には、聴覚障害のダンスチーム「SOUL FAMILY」とクリエーター集団「ライゾマティクス」の真鍋大度さん・石橋素さん、デバイスエンジニアの照岡正樹さん、アプリ開発者の堤修一さんによる触覚デバイス作品「music for the deaf(耳の聴こえない人のための音楽)」の体験型プレゼンテーションを実施。電気刺激で触覚に変換した音楽に合わせてSOUL FAMILYがダンスするショートデモンストレーションのほか、技術を紹介するトークを行う。参加は無料。申し込み締め切りは8月6日。

 総合ディレクターの栗栖良依さんは「単に障害のある人の作品を飾るのでなく、超人的な感覚を持ち合わせた人と多様な分野のプロフェッショナルがコラボすれば、まったく新たな作品が生まれるのではないかというところから始まっている。今回は準備期間が短くまだ未完成の作品が多いが、3年後には見たことのない表現になっていると思う」と話す。

 会期は11月3日まで(コア期間は9月7日まで)。開館時間は10時~18時。

2014年08月02日 ヨコハマ経済新聞

福祉法人「福成会」:就労支援「評価表」紹介 9事業所発表会 /兵庫

2014年08月03日 01時52分06秒 | 障害者の自立
 知的障害者の生活や就労などを支援する社会福祉法人「福成会」(尼崎市七松町3)が運営する9カ所の事業所の取り組みの発表会が7月31日、尼崎商工会議所会館であった。利用者の家族や、尼崎市の関係者ら約130人が熱心に聞き入った。

 うち、障害者の就労支援を行っている、市障害者就労・生活支援センター「みのり」(同市名神町2)は、知的障害者ら約30人が働いている市内の物流会社が導入した「評価表」を紹介した。職場で働く障害者の個性や特徴をつかみ、人員配置や業務の向上につなげる狙い。あいさつができるか▽敬語など、適切な言葉遣いができるか▽丁寧に荷物を取り扱っているか−−といった約20の項目があり、会社側が評価する。

 評価表に基づき、企業と勤務者、センターの3者で、項目ごとの達成度について話し合うミーティングを定期的に開いてきた。その結果、それぞれが得意、あるいは不得意とする作業が何か、明確に分かるようになった。

 センターの所長、柏原敏昭さん(38)は「得意分野を生かせるよう具体的に指示したり、逆に苦手なことを克服する課題を設定できたりし、勤める人の意欲向上につながる。適正な人員配置にも役立つ」とメリットを説明している。

毎日新聞 2014年08月02日 〔阪神版〕

障害児くつろいで 南三陸・おもちゃ図書館完成

2014年08月03日 01時47分17秒 | 障害者の自立
 南三陸町入谷に常設のおもちゃ図書館「くつろぐはうす・マーガレット」が完成した。町内にあった障害者と家族向けの施設が東日本大震災の津波で流失。窮状を知った東京の学校法人立教女学院(東京)による全額寄付で建てられた。
 建物は一部2階のログハウスで延べ床面積は約80平方メートル。おもちゃ、絵本で遊べる。名称はログハウスと立教女学院の英語名「セント・マーガレット・スクール」にちなんだ。
 震災では障害児と家族でつくる「おもちゃの図書館いそひよ」が活動拠点にしていた志津川地区の集会所が流失。立教女学院が保護者や同窓生に協力を呼び掛け、建築費1500万円を寄付した。寄贈先は隣接する研修宿泊施設「いりやど」で、同施設が維持管理も担う。
 おもちゃ図書館は毎週土曜日をいそひよの活動日とする。利用対象は障害児で、一般の児童は遊び相手などを務めるボランティアでの参加になる。土曜以外は交流や研修の場として有料で貸し出すことを検討している。
 7月中旬にあった完成式には約50人が参加。立教女学院で支援を決めた当時の院長だった中村邦介牧師は「募金活動がぬくもりある施設に結実してうれしい。規模は小さいが、地域の交流や子どものケアに役立ててほしい」と話した。
 連絡先はいりやど0226(25)9501。


立教女学院の支援で完成したおもちゃ図書館

2014年08月02日土曜日 河北新報

50年ぶりに復活、川口伝統 初仕込み始まる 障害者施設「ごきげんらいぶ」で /埼玉

2014年08月03日 01時29分43秒 | 障害者の自立
 約50年ぶりに復活した川口伝統の麦みその初仕込みが、米みその製造・販売を手がける障害者施設「ごきげんらいぶ」(同市西新井宿)で始まった。みそ造りによる地域おこしに取り組む「かわぐち麦MISO倶楽部」代表の新井俊雄さん(63)が経営する酒類販売会社「アライ」が商品化し、同施設に製造を委託した。

 同施設の職員、山口将旦さん(26)ら3人と障害者6人は7月31日、白い作業着姿でみそ造りを行った。前日から水にひたした大豆50キロを大きな圧力釜で約15分蒸すと、部屋中にかぐわしい香りが広がった。

 障害者らは職員の指示を受けながら、蒸し上がった大豆を運んだりした。麦こうじと塩を加え、かくはん機で大豆をつぶした後、熟成用の小さなたるに詰めた。みその総量は約200キロ、発酵室で1年かけ熟成させる。

 同施設にとって麦みそ造りは初挑戦になるため、麦みそに詳しい醸造会社社長の新井藤治さん(66)=皆野町=が応援に駆けつけた。「材料の選定や大豆の蒸らし時間など、いろいろ工夫して特色あるみそを目指してほしい」とアドバイス。初の仕込みを終えた山口さんは「大豆の品種が異なるだけで、作業工程が異なるなど、みそ造りの奥深さを知った。仲間と一緒に学びながら、よりよいみそを造りたい」と話した。

 同施設は1997年に開所。当初はパンやクッキーなどの製造を計画したが、ほかの施設が手がけないみそ造りに挑戦、2004年から「らいぶみそ」の商品名で米みそを販売している。昨年、1日200キロの生産能力を持つ作業場を3500万円かけ建設した。入所者は現在33人。今後、5人1組で3チームを作り、年間を通じたみそ造りを目指す。

毎日新聞 2014年08月02日 地方版