ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

イブラが男気!知的障害持つ母国代表に寄付

2014年08月13日 11時11分36秒 | 障害者の自立
「タフでなければ生きていけない。優しくなれなければ生きている資格がない」とは、作家レイモンド・チャンドラーの小説「プレイバック」の中で、探偵フィリップ・マーロウが発するせりふである。そして、現代のサッカー界において、最もタフで、最も優しい心を持った選手の1人が、パリサンジェルマンのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(32)だ。

 みなさんは「INAS世界選手権」というサッカーの大会をご存じだろうか。これは知的障害を持った選手たちのW杯で、4年おきに開催され、W杯のホスト国がINAS世界選手権も開催するのが慣例となっている。02年には日本でも行われ、今年はブラジルで11日に開幕した。

 その大会にイブラヒモビッチの母国スウェーデンの代表チームも参加している。ただ地元のアフトンブラーデット紙(電子版)によると、当初はブラジルまでの遠征費を捻出するのも一苦労だったという。5万1000ドル(約510万円)を集めるために、スタッフたちは奔走。最終手段として、有名サッカー選手に道具の寄付を要請し、それをオークションにかけて、資金を捻出する方法にたどりついた。

 何人もの有名選手に協力してもらったのち、イブラヒモビッチに「ユニホームを寄付してもらえないでしょうか?」と電話をかけた。すると同FWの返事は予想を超えたものだった。

 イブラヒモビッチ ユニホームを売ったところで、いくらにもならないでしょう。遠征費はいくらかかるんですか? 銀行口座を教えてください。

 イブラヒモビッチは全額をポンと寄付。晴れてスウェーデンの知的障害者チームはINAS世界選手権に出場できることになった。スウェーデン協会のホームページによると、イブラヒモビッチは気前よくお金を出した理由について「サッカーは性別や、健常者か障害者かどうかなどにかかわらず、だれにでもプレーされるべきだ」と話しているという。

 同FW自身は今年のW杯ブラジル大会には出場できなかった。欧州予選プレーオフで、ロナルド率いるポルトガルに敗れると「オレの出ないW杯は見る価値がない」と言い放った。だが母国がINAS世界選手権に出場することで、その悔しさが少しは和らぐのだという。

 「W杯出場を逃して、本当に落胆した。でもINAS世界選手権の話を聞いた時、オレのできることなら何でもしたいと思ったんだ。彼らを通じてW杯を経験できるんだからね」。ピッチでは闘争心をむき出しにしてゴールを狙うイブラヒモビッチだが、本当の強さを持っているからこそ、ひとたびスタジアムを離れれば他人に寛容に、そして優しくなれるのだろう。

プロフィール
◆ 千葉修宏(ちば・のぶひろ)1973年(昭48)7月20日、東京・杉並区生まれ。野球部所属の学生時代からW杯や欧州サッカーを見 るのが大好き。自主トレでサッカーをやって太もも裏を肉離れしたことも。94年W杯米国大会でイタリア代表R・バッジオがPKを外して敗れたシーンに涙した。97年に入社し、約10年のMLB取材を経て、現在は海外サッカー担当。Bミュンヘンやバルセロナの対戦相手をつい 応援してしまうひねくれ者です。

[2014年8月12日16時38分] 日刊スポーツ (ブログ)

障害ある若者と心通わせ 同世代の学生が交流事業 北見

2014年08月13日 11時07分10秒 | 障害者の自立
 【北見】特別支援学校高等部を卒業した重症心身障害者に、同年代の人と交流する機会を提供する「スマイル@カレッジ」が9日、北見市内で始まった。障害のある中川くるみさんと後藤めぐみさんが、市内の日本赤十字北海道看護大の学生たちとの触れ合いを楽しんだ。

 2人はレット症候群という神経疾患で、会話ができず車いすなどの介助が必要となる。2009年春に紋別養護学校きたみ分校(現北見支援学校)を卒業し、現在は市内のデイサービスに通うが、週2回と回数が少ないほか、サービスは介護的な側面も強いことから、家族以外の人と交流する機会が少ないのが現状だ。

 こうした中、2人の母親は、本人たちが卒業後に楽しめる居場所を求め、在学中から関係機関と協議。北見市社会福祉協議会や北見支援学校、北見市などが仕組みづくりを練り、今回実施にこぎ着けた。

 協力する日赤道看護大やオホーツク社会福祉専門学校などのボランティアには、重症心身障害者との接し方の講座を受講し、基本的な対応を身につけてもらう。

 同カレッジでは、こうしたボランティアにレクリエーションなどを一緒に楽しんでもらう。介助が必要な場面もあるため、家族に加え、北見支援学校の教諭の有志も参加する。

 初回は看護大の赤十字奉仕団の5人が中川さん、後藤さんの2人と市総合福祉会館でゲームをし、一緒に昼食も食べた。団長の中條智夏さんは「次第に表情から感情や意図することが読み取れるようになった。私たちにとっても貴重な経験。出会えて良かった」と話し、中川さんの母親の智恵子さんは「支援者としてでなく、同世代の人が同じ視点で関わり、友達になりたいと思ってくれたのがうれしい」と喜んだ。

 同カレッジは月1回土曜日に開催予定。ボランティアを希望する場合の問い合わせは市社協(電)0157・61・8181のボランティア係へ。

(08/12 16:00) 北海道新聞

「つくしの里相談センター」開所 元教諭・福山さんの遺志生かす

2014年08月13日 11時02分14秒 | 障害者の自立
 田川市の社会福祉法人・つくしの里福祉会(樋口和男理事長)が、同市川宮に「つくしの里相談支援センター」を新設した。2012年に66歳で死去した元高校教諭、福山博子さんの「障害のある人に役立ててほしい」という遺志で自宅を譲り受け、活用した。

 福山さんは国語教諭で、旧田川工高に勤務していた53歳の時に脳内出血で倒れ、右半身まひと失語症の後遺症が残った。退職後は敷地約300平方メートルに木造平屋約80平方メートルの自宅を新築して1人で暮らしていたが、2012年10月、膵臓すいぞうがんで亡くなった。福祉会に教え子が勤務していることから自宅を寄贈する内容の遺言を残していたという。

 センターの開所式が7日に行われ、法人関係者ら約20人が出席。鶴我房子常務理事は「福山さんの思いをしっかりと受け止め、今後の活動に生かしたい」と感謝の言葉を述べた。

 同法人は、田川市や糸田町で障害者の生活介護やグループホームの事業などに取り組んでいる。障害者自立支援法の一部改正で来年3月までに障害者の「サービス等利用計画」の作成が原則化されることに伴い、センターでは相談支援専門員が常駐し、障害者や家族らの相談に応じる。問い合わせは同センター(0947・85・8858)へ。

2014年08月12日 読売新聞

那須の観光、車いすでも安心 多目的トイレマップ作成

2014年08月13日 10時57分14秒 | 障害者の自立
 【那須】町在住の障害児者の保護者らでつくる「町障害児親の会」(宮下順夫会長)が「多目的トイレマップ那須」を作製した。「車いすで入れるトイレを出先で探すのは大変」という会員の声をきっかけに、町内25カ所の多目的トイレを2年がかりで調査した。マップにはトイレ内の広さなど利用者目線の情報が詳細に記されており、宮下会長(62)は「障害のある観光客にも心おきなく那須を楽しんでもらいたい」と話している。

 「身体障害者と家族は、利用可能なトイレを調べた上で旅行のコースを決めることが多いと聞く」と話すのは、マップの作製開始時に会長を務めていた大島美津江さん(59)。しかしトイレに関する詳細な情報は少なく、事前に調べた多目的トイレ設置の施設を訪ねても、間口が小さくトイレ内に入れないケースもあったという。

 会員らから寄せられた体験談をもとに、マップには多目的トイレの間口の広さ、幅、奥行きなど、会員らが現場に足を運んで計測したデータを盛り込んだ。トイレ内部の様子が分かるよう、1カ所につき2、3枚の写真をつけて紹介。調査時には車いすを持参して利用者の動線を確認し「入り口5センチの段差あり」「介助者も十分に動けるスペースがある」など利用者目線のコメントも添えた。

 高久丙でペンションを営む宮下会長は「最近は80、90歳代の旅行客が増えている。トイレの情報は高齢者にも需要があるようだ」と話す。「腰の上げ下ろしを補助する手すりがあるか」「介助者が同じ個室に入れるか」などは高齢者にとっても重要な問題だ。宮下会長は「地元の高齢者福祉施設の方などにもマップを活用してもらえれば」と期待している。

 マップは町社会福祉協議会のホームページで公開しているほか、道の駅や町役場など町内5カ所で配布している。



8月12日 朝刊 下野新聞

第7回全国視覚障害者学生柔道大会で本学学生が入賞

2014年08月13日 10時47分11秒 | 障害者の自立
8月2日 土曜日から3日 日曜日にかけて、静岡県浜松市武道館において、第7回全国視覚障害者学生柔道大会が開催されました。保健科学部からは、熊谷祐太君(情報システム学科3年)と小林史弥君(同学科4年)の2名が参加しました。結果は、個人戦で熊谷君が73kg級で優勝、小林君は81kg級で2位でした。写真は、個人戦終了後の二人です。

なお、熊谷君は、9月4日からアメリカ合衆国コロラドスプリングス市で開催される「IBSA柔道世界選手権大会」に参加が決定しています。今回の大会も、強化合宿の位置づけもあり、期末試験期間中ですが、特別に許可を得て参加しています。小林君は、熊谷君のパートナーとして参加しました。「IBSA柔道世界選手権大会」は、リオデジャネイロ・パラリンピックの出場権獲得又は、同大会出場に必要なポイントを獲得する重要な大会となります。熊谷君の健闘を祈ります。



(障害者高等教育研究支援センター 村上佳久/2014年8月12日)