ゴエモンのつぶやき

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特別支援学校在籍者が過去最多 8割が知的障害の児童・生徒

2014年08月16日 15時26分22秒 | 障害者の自立
 兵庫県内の特別支援学校に在籍する児童・生徒らが14年連続で増加し、2014年度は5260人に上り、過去最多になったことが、15日までの文部科学省などの調査で分かった。知的障害の児童・生徒が年々増加しており、全体の約8割を占めている。

 文科省の学校基本調査速報によると、県内の在籍者数は幼稚園、小学校、中学校ではいずれも前年度より減少しており、小学校、中学校は過去最少だった。

 一方、特別支援学校の在籍者は、前年度を上回った01年度以降、毎年、増加を続ける。14年度は、幼稚部73人▽小学部1162人▽中学部1245人▽高等部2780人。高等部が前年度より42人、中学部が38人増えるなど、全体で110人増加した。

 県教育委員会によると、特別支援学校の在籍者のうち、肢体不自由の児童・生徒数はほぼ横ばいだが、知的障害は年々増加。14年度は前年比128人増の4167人となり、特別支援学校在籍者の79%を占めている。

 県教委は知的障害の子どもの増加に対応し、敷地内に仮設校舎を建設するほか、姫路市内に今年4月、小中高等部がある姫路しらさぎ特別支援学校を新設した。

 さらに、17年度には神戸市西区に、知的障害者が通う高等部のみの特別支援学校を開設する。また、県立高校内に特別支援学校の分教室設置も進めている。

2014/8/16 07:00 神戸新聞

障害者ボート普及へNPO発足 大津で支援イベント印刷用画面を開く

2014年08月16日 15時23分54秒 | 障害者の自立
 パラリンピックの正式種目「障害者ボート(パラローイング)」の普及を目指すNPO法人「琵琶湖ローイングCLUB(クラブ)」が大津市に発足し、支援を募る初のイベントを16、17両日、同市におの浜の西武大津店で開く。ボートの盛んな滋賀県で、2020年の東京パラリンピックに向けた選手育成とともに、スポーツの楽しさと交流を広げたいという。

 障害者ボートは肢体不自由者や視覚障害者、知的障害者が競技し、4人のこぎ手と舵手が乗る「舵手つきフォア」、2人でこぐ「ダブルスカル」、1人の「シングルスカル」がある。パラリンピックでは08年の北京大会から正式種目となり、日本は12年のロンドン大会から出場している。

 琵琶湖ローイングCLUBは昨年12月、同志社大ボート部OBで、障害者作業所のクッキー販売などを手掛ける商品企画会社経営の小原隆史代表理事(46)=大津市=が「障害者が活躍できる夢のある舞台を作りたい」と結成した。16歳の高校生から38歳の大学職員まで男女9人が集まって月2回、大津市の琵琶湖漕艇場で練習し、国内の大会にも出場している。

 初のイベントは、ボート競技を疑似体験できる機器「ローイングエルゴメーター」やクイズで競技を紹介する。個人や法人のサポーターや寄付、ボランティアスタッフも募る。午前11時~午後6時。無料。9月20日は同店でエルゴメーターのタイムレース「市民対抗エルゴ大会」を催し、10月4日に琵琶湖漕艇場である市民レース「かいつぶりレガッタ」にも出場する。

 今後、パラリンピック出場選手を育てる目標に加え、体験教室や中学生以下への普及活動を通し、レクリエーションとして楽しむ参加者の裾野拡大に取り組む。小原さんは「ボートの盛んな滋賀県で、障害者ボートを盛り上げていきたい」と話す。問い合わせは小原さんTEL077(526)8701。

【 2014年08月16日 10時34分 】 京都新聞

災害FM、視覚障害者の力に 亘理「あおぞら」

2014年08月16日 15時11分35秒 | 障害者の自立
 東日本大震災を機に各被災地に開局した臨時災害FM局(臨災局)が、視覚障害者の欠かせないツールとなっている。既存メディアでは伝えきれない地域の情報や話題をきめ細かく知ることができ、放送を通じて交流が広がるケースもある。亘理町では、番組内で重い視覚障害のリスナーの詩に地元のミュージシャンが曲を付けて歌う企画があった。

 同町の主婦斎藤たみ子さん(56)は16年前に緑内障の悪化で視力を失った。外出の機会が限られる中、ラジオで臨災局「FMあおぞら」の番組を聴くのが日課だ。
 「自宅でずっとFMをかけている。町内の天気や町広報などの情報が細かく分かり、私には心強い味方」と頼りにする。
 自宅は震災の津波で床上浸水した。斎藤さんは巡回に訪れた民生委員の車で避難し、家族が掃除を終えた2週間後に自宅に戻った。震災から13日後に開局した同局が、当初からライフラインの復旧や商店の再開などの生活情報を知るほぼ唯一の手段だった。「毎日、食い入るように聴いて情報を集めた」と振り返る。
 現在は生活情報のほか、日曜放送の「わたりミュージックサークル」を楽しみにしている。地元のアマミュージシャン3人が弾き語りやトークを繰り広げる音楽番組だ。
 「地元の方の楽しい掛け合いで笑顔になれる。いい時間を届けてくれる感謝の思いを伝えたい」。作詞が趣味の斎藤さんは、音声読み上げ機能が付いた携帯電話で詩を入力する方法により、番組宛てに5編を電子メールで送信した。
 10日の同番組の中で、このうち1編が3人の作編曲で披露された。
 「たった一人のために 今聴いている誰かのために なんて素敵(すてき)な日曜日」
 タイトルは「素敵な日曜日」。明るい曲調に仕上がった歌に、スタジオで観覧した斎藤さんは笑顔で耳を傾けた。
 3人とは初対面。ミュージシャンの一人、山元町の菅沢広志さん(48)からは「詩の情景が鮮明に見えた」と高く評価された。斎藤さんは「家に一人でいても、臨災局を通じて出演者やリスナー同士でつながることができる。ラジオの力をあらためて知った」と喜ぶ。

2014年08月16日土曜日 東北ニュース