ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

名古屋で全国精神障害者フットサル

2015年10月06日 02時17分06秒 | 障害者の自立

県内患者らも熱戦

 精神障害の人が出場するフットサル(五人制サッカー)の初の全国大会「第一回ソーシャルフットボール全国大会」(中日新聞など後援)が三日、名古屋市港区であり、静岡、焼津、島田市などの患者らでつくる「VACS-GELA静岡」が東海代表で出場。上位には食い込めなかったが、対戦を通して全国の患者仲間と交流を深めた。優勝は薬物依存患者らの自助団体で関東代表の「ダルク」(東京都)。

 全国九地域の代表と愛知県選抜の計十二チームが出場し、男性五人に加え、女性一人が追加でプレーできる特別ルールで争った。静岡は予選リーグ二試合に臨み、優勝候補など強豪チームと当たりいずれも敗戦。だが、選手らは一致団結して最後のホイッスルまでボールに食らいついていた。

 主将の男性(36)=静岡市=は「全国大会で強いチームと戦えて、学べるところが多かった。今後の励みにしたい」と決意を新たにした。監督を務めた県立こころの医療センター(同市)の作業療法士、大塚昭宏さん(31)は「チーム結成から一年。選手らは互いに信頼感を高め合って試合に臨んでくれた。自信につながったと思う」と振り返った。

 フットサルは、プレーを通してコミュニケーションの練習にもなり、少人数でも手軽にできることから、患者チームをつくる精神科の医療施設が増加。対人関係の自信を取り戻して、社会復帰を果たす人もおり、現在は全国で約百三十チームが活動している。

 医療や福祉の関係者らが昨年、NPO法人日本ソーシャルフットボール協会(横浜市)を設立し、今回の全国大会を開催。今後も二年ごとに全国大会を開く予定だ。同協会理事長で新阿武山病院(大阪府高槻市)の岡村武彦院長(57)は「さらに参加者を増やし交流の輪を広げることで、患者さんの社会参加を後押しし、病気への偏見をなくしたい」と意気込む。

ソーシャルフットボール全国大会で熱戦を繰り広げる選手たち

2015年10月5日    中日新聞


共生社会へ挑戦さらに 障害者の自立支援「太陽の家」

2015年10月06日 02時08分02秒 | 障害者の自立

 別府市の社会福祉法人「太陽の家」で4日、創立50周年記念式典があった。創設者の故・中村裕博士が提唱した「保護より機会を」をモットーに、数々の国内トップ企業と提携して多くの障害者に働く場を提供し、自立を支援。障害のある人もない人も地域で共に暮らす共生社会のモデルになってきた。関係者は半世紀の歩みを振り返り、「さらなる飛躍を」と誓った。式典には天皇、皇后両陛下が出席された。

50周年に誓い新た

 博士の長男の中村太郎理事長が「『障害者を働かせるなんてかわいそう』という時代から、障害者が地域で普通に働き、暮らす社会の実現を目指し、半世紀にわたり幾多の困難を乗り越えてきた。しかし、社会にはいまだ生活の向上や自立がかなわない方々がたくさんいる。これからも取り残される人のいない社会の実現へチャレンジを続ける」とあいさつした。
 来賓の塩崎恭久厚生労働大臣、広瀬勝貞知事が「障害者の未来を明るく照らす希望として引き続き活動を」などと祝辞を述べた。
 「歴史を振り返り、未来を考える」をテーマに2人がスピーチ。太陽の家元事務局長で、1975年に全国初の「車椅子市議」となった吉永栄治さん(75)は「毎日、胸膨らむ気持ちで仕事に打ち込んでいたころが懐かしい。重い障害のある人たちが集まったが、夢と希望を持って励めば潜在能力は無限であることを証明した」と話した。
 卓球でパラリンピック出場を目指す太陽の家職員の宿野部拓海さん(23)は「5年後の東京パラで金メダルを取りたい。太陽の家のシンボルマーク・麦のように皆で困難を乗り越え、強く、たくましく成長し続けたい」と力を込めた。
 長年、寄付やボランティアを続けてきた個人や共同出資会社の親会社、協力企業に感謝状を贈呈。特別功労者として博士の夫人・廣子さん(76)、畑田和男前理事長(80)を表彰した。長年、勤務した職員や利用者にも表彰状を贈った。
 両陛下は式典出席後、パラ出場を目指す選手らと施設内で交流、4日午後に帰京された。

 天皇、皇后両陛下も式典に出席。その後パラ出場を目指す選手らと施設内で交流された

天皇、皇后両陛下も式典に出席。その後パラ出場を目指す選手らと施設内で交流された

  • 太陽の家創立50周年記念式典に出席した多くの参加者=4日、別府市の太陽の家

 別府市の社会福祉法人「太陽の家」で4日、創立50周年記念式典があった。

※この記事は、10月5日大分合同新聞朝刊1ページに掲載されています。


聴覚障害者 楽しく買い物 筆談商店街 いらっしゃい

2015年10月06日 02時01分36秒 | 障害者の自立

 商品知識の豊富な店員との会話は、買い物の楽しみの一つ。それが難しい聴覚障害者らに「筆談」で接客しようという商店街ぐるみの取り組みが、東京・南千住で始まった。筆談できることを知らせる表示板を店頭に掲げ、耳の聞こえない人に気軽に来店をと呼び掛けている。(酒井翔平)

 「このファンデーションは一年を通して使えます。値段は二千八百円になります」

 荒川区のJR南千住駅から北へ延びる「コツ通り商店会」の一角で営業する「いせ川化粧品店」で、伊勢川正夫社長(61)がメモ用紙にペンで説明書きをし、区内に住む堀川すみれさん(60)に見せていた。

 堀川さんは五十歳で聴力を完全に失った。手術で人工内耳を埋め込み、わずかな音は聞き取れるようになったが、よほど大声でないと言われていることは分からない。話すことはできる。伊勢川さんはペン、堀川さんは声。二十分ほどの対話の後、堀川さんは「これにするわ」とファンデーションとケースを買った。

 店内の机には「聞こえの悪い方は、筆談致します」と書かれたボードが置いてある。全日本難聴者・中途失聴者団体連合会(東京都新宿区)が普及を呼び掛ける「耳マーク」があしらわれている。難聴者がバッジなどにして身に着け、援助が必要なことを知らせる目印として使われている。

 「筆談致します」の表示は九月上旬に始まった。堀川さんの「店員と思ったようにやりとりできず、買い物がしづらい」という悩みを知人から聞いたコツ通り商店会の杉山六郎会長(79)が加盟店に呼び掛けた。現在は全店の二割に当たる十二店がボードやポスターで筆談できることを知らせている。

 連合会によると、現在、全国で耳マークが掲示されているのは病院や金融機関、公共施設など。商店街ぐるみでの取り組みは珍しいという。

 堀川さんは「耳の不自由なことは見た目では分からない。私のように話ができる中途失聴者はなおさらで、筆談を頼むことをためらう人も多い。こうした表示がある店には安心して入れます」と話した。

 荒川区商店会連合会の副会長でもある杉山さんは、区内の商店街全てに表示を広げることが目標だ。「どんな人でも買い物がしやすい環境をつくっていきたい」と意気込む。

 <耳マーク> 1975年に名古屋市中途失聴・難聴者福祉連合会の高木四良さん(故人)が発案した。難聴者はマークがデザインされたバッジなどを身に着けることで、筆談や手話によるコミュニケーションが必要と周囲に知らせる。聴覚障害者への援助を訴えるシンボルとしても使われている。12年前に全日本難聴者・中途失聴者団体連合会が受け継ぎ、普及活動を続けている。

耳の不自由なお客さんに筆談で対応する、いせ川化粧品店の伊勢川正夫さん

2015年10月5日    東京新聞


車いすバスケ 笑顔の輪 知的障害者ら高岡でゲーム

2015年10月06日 01時48分49秒 | 障害者の自立

 「高岡市障がい者地域活動支援センターすまいる」のメンバーと富山福祉短大の学生が四日、高岡市ふれあい福祉センター内の福祉体育館で、車いすバスケットボールの競技に親しみながら交流を深めた。

 十八歳以上の知的障害者らからなるすまいるは十六人、同大の車いすバスケサークルのメンバーは十五人が参加した。いずれも足が不自由な参加者はいないが、車いすバスケという競技を楽しもうと、四年前から年に一度実施している。

 すまいるのメンバーに学生が一対一になって一・二メートルのゴールに向かってシュートをしたり、ボールをバウンドさせてパスの練習をしたりしていた。学生が手を取って声をかけると、すまいるのメンバーに笑顔が広がった。

 すまいるの村紗耶香さん(26)は「シュートが何回も入った。おもしろい」と話していた。 

シュートの練習をする参加者

2015年10月5日    中日新聞


大阪府で障がい者の職業自立を促進するモデル事業所の見学会

2015年10月06日 01時45分22秒 | 障害者の自立
OSKネットワーク企画の企業見学会

NPO法人大阪障害者雇用支援ネットワーク地域ネット事業部内OSKネットワークが障がい者雇用を積極的に進めている企業への見学会と参加者とのディスカッションを行うイベントを開催する。

障がいを持つ社員が現場で実際に働いている様子を見た後で、参加者が意見交換を行うことで、より障がい者雇用への理解を深め、障がい者雇用への取り組みの参考にしてほしいという催しだ。

NPO法人大阪障害者雇用支援ネットワーク
見学するのは第3セクター方式で設立された企業

見学するのは「パナソニック交野株式会社」。同社は障がい者の福祉増進を目的に、その自立と社会参加を確立するため大阪府と交野市、パナソニック株式会社の出資と厚生労働省所管の障がい者雇用納付金制度助成による第3セクター方式で重度障がい者多数雇用事業所として1981年10月に設立された。

現在では障がい者の職業自立を促進するモデル事業所として、大阪府の障がい者ワーキングエリアに位置している。事業内容はアビオニクス、AVCアクセサリー、ITプロダクツ、ビジュアルシステム、ストレージ、福祉機器についての事業関連。雇用している障がい種も下肢障がい、聴覚障がい、知的障がい、精神障がいと多岐にわたる。

見学後には参加者でのグループディスカッションも

見学会の日時は2015年10月16日(金)13時30分~17時。当日のスケジュールは受付後、会社紹介、工場見学。休憩をはさみ取り組み事例、ふたたび休憩後、ディスカッション、グループ発表&まとめ。参加費無料で定員30名(先着順)。申し込みはフォームか申込用紙で。

2015年10月4日     障害者雇用インフォメーション