ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

勝手な障害者像ぶち壊す リングに上がり続ける鶴園さん

2015年10月25日 03時04分39秒 | 障害者の自立

 障害者に対するイメージをぶち壊したい――。プロレスラー・鶴園誠さん(38)。試合では、障害を持つレスラーの顔面に容赦なく拳を振り下ろす。「大変そう」「かわいそう」。まとわりつく「勝手な」障害者像を裏切るためリングに上がり続けている。

 身長153センチ、体重43キロ。鹿児島県霧島市出身。生まれながら二分脊椎(せきつい)症で胸から下はほぼ感覚がない。

 学校での差別や親への反発から、10代は夜遊びやケンカを繰り返した。17歳の時には2カ月間の家出。野宿していた公園で感染症を患い、左足を切断した。今は鍛え上げた両腕で体を支える。

 ログイン前の続き勤める障害者支援施設(東京都立川市)の同僚レスラーの紹介で、2001年にこの世界に。所属する障害者プロレス団体「ドッグレッグス」では断トツの人気を誇る。通算50試合以上に出場。4日の東京・下北沢での興行には、約300人のファンが詰めかけた。脳性マヒや知的障害などのレスラーたちが、ケガを恐れずぶつかり合った。

 「障害自体が感動を与えるわけじゃない。俺は俺です。鶴園誠を見に来て欲しい」

写真・図版

試合後のロビーで、ファンたちと記念撮影におさまる=

2015年10月24日    朝日新聞


ブドウ栽培通し障害者の自立サポート

2015年10月25日 02時58分13秒 | 障害者の自立

 名取市の障害者就労支援事業所「テラグラッサ」(前田忠嗣代表)が、市内の農地を借りてブドウの栽培を開始した。障害者が職業訓練として健常者と一緒に農作業を行い、将来的には収穫した果実でワインの醸造・販売を目指すという。
 テラグラッサは、障害者が安心して働ける場を提供しようと8月に開所した。職業訓練用に市内2カ所の農地計60アールを借り、ブドウと野菜の栽培に取り組む。
 このうち、ブドウはメルローとシャルドネの苗木2種類、計240本を栽培。来春以降にさらに約800本の苗木を植える。3~4年後には果実を収穫し、県内のワイナリーに委託してワインを醸造する。
 将来は自前のワイナリーを建設し、ブランド化も推し進めたいという。販売収益が作業の工賃となるため、障害者の自立を後押しする計画だ。
 22日には名取支援学校(名取市)の生徒3人が畑を訪れ、除草作業などに励んだ。生徒の一人(18)は「おいしいブドウができるよう、順調に成長してほしい」と声を弾ませた。
 ブドウの生産は市内では一部農家が自家用に栽培している程度。6月にイタリア・トスカーナ地方のブドウ栽培を視察してきた前田代表は「しっかり管理すれば品質も期待できる。障害者と健常者が一緒に働けるブドウ畑として地域活性化に貢献したい」と意気込む。

ブドウ畑の除草作業を行う名取支援学校の生徒ら

2015年10月24日土曜日      河北新報


ディズニー、フォックスら大手が“聴覚障害者への差別”とする集団訴訟の標的に

2015年10月25日 02時51分18秒 | 障害者の自立

 ディズニーをはじめ、フォックス、パラマウント、ユニバーサル、ワーナー・ブラザースなどのハリウッドのスタジオや、映像ストリーミング配信会社のネットフリックスが、聴覚障害者への差別だとする集団訴訟の標的になっている。

 10月19日にロサンゼルス上位裁判所へ提出された申し立てで9人の原告は、多くの映画は“全編字幕付き”としながらも音楽の歌詞の字幕がないため虚偽の宣伝がなされていると主張。芸能・メディアニュースのTheWrapによると、歌詞表示のない映画には、『キャプテン・アメリカ』、『ゴッドファーザー』、『007 スカイフォール』、『X-MEN』や、ネットフリックスの『ハウス・オブ・カード 野望の階段』シリーズなどがあるという。

 訴状には、「映画や番組中の会話には全て字幕がある一方、歌や音楽には字幕を付けないという習慣がストレスのたまるほど広がっています。映画や番組に字幕を付けると宣伝することは、耳が聞こえなかったり聞こえにくい人々を含め、消費者市場を広げます。聴覚障害者は人口のおよそ10%を占めます。被告らはこのような聴覚障害者をだましているのです」と述べられている。

 各々のスタジオは字幕付きと明記したDVDを販売し、消費者をだましていると原告は訴える。パッケージに「字幕に何らかの制限がある」ことを表示していないのだ。原告側は特に指定のない損害賠償に加え、“コンテンツの何に字幕が付き、何に付いていないのか”を各スタジオが明確にすることを求めている。

 ネットフリックスは以前にも、聴覚障害者に対する差別で告訴された。字幕を付けていない作品がライブラリーにあるのは国と州の障害者法に反するとし、ブロガーで活動家のDonald Cullenが2011年に同社を相手取り集団訴訟を起こした。しかし、提訴の1年後に同訴訟は却下され、今年8月には彼の不服申し立ても棄却された。

2015/10/23     Billboard JAPAN


24日号砲、障害者らも出場 興奮と感動へ

2015年10月25日 02時39分02秒 | 障害者の自立

 世界最高峰の自転車ロードレースの名称を冠した国際競技大会「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」(埼玉新聞社など協賛)が24日、さいたま市のさいたま新都心周辺で開かれる。レースを翌日に控えた23日、市内では選手が参加した市内交流会や前日会見などが行われ、今年で3回目となる祭典を迎えるムードが盛り上がった。

 会見で、大会を主催するさいたま市の清水勇人市長は「今年もより多くの皆さんに自転車競技や自転車文化に触れていただきたい。選手が全力を出し尽くし、観客を興奮と感動に包んでくれるものと確信しています」とあいさつ。

 今年夏のツール・ド・フランス本大会で総合優勝を飾り、大会2年ぶり2度目の栄冠を狙うクリス・フルーム選手(英国)は「出場を楽しみにしているレースに帰って来られたことを、とてもうれしく思う」と笑顔で語った。

 3種類のレースを実施する今大会には、国内外のトップ選手54人のほか、初めての試みとなる女子選手7人、障害者のパラサイクリング選手7組8人が出場する。1周約3・1キロの周回コースを20周するクリテリウムメーンレース(午後3時)には、全トップ選手がエントリー。女子選手とパラサイクリング選手は、個人タイムトライアル(同1時10分)に参加する。

前日会見で記念撮影する選手とリポーターを務めたさいたま市立下落合小学校の児童(前列)ら

2015年10月23日     埼玉新聞


疾走 車椅子バスケ

2015年10月25日 02時33分43秒 | 障害者の自立

◇琴の浦クラブ わかやま大会県代表7人

 24日に開幕する第15回全国障害者スポーツ大会「紀の国わかやま大会」の車椅子バスケットボール競技の県代表チームに、県内唯一のチーム「琴の浦バスケットボールクラブ」(和歌山市)から7人が選出された。車椅子同士の激しい接触プレーから“格闘技”と評されることもあるが、健常者と障害者が同じルールで楽しめる競技でもあるといい、メンバーらは「地元開催の全国大会で、車椅子バスケに注目が集まってほしい」と期待をかけ、練習に熱を込めている。(下村公美)

 車椅子バスケはダブルドリブルがないことなどを除き、コートの広さやリングの高さ、ボール、人数(1チーム5人)などは一般のバスケと同じ。戦力の均衡を図るため、障害の程度によって選手一人につき1・0~4・5の持ち点が与えられ、チームの合計点数が14点以下になるようにチームを編成する。

 スピード感のある試合展開や、車輪の操作や体重移動を駆使した切れのあるターンなど選手のテクニックが見所。全国障害者スポーツ大会では規定で不可能だが、健常者が出場できる試合もあるという。

 同クラブは、約40年前に結成され、現在は健常者を含む20歳~50歳代の男女約15人が所属。週2回、午後7時から2時間、和歌山市毛見の県子ども・女性・障害者相談センター体育館でメンバーが汗を流している。

 同クラブのキャプテンで、わかやま大会で県代表にも選出された山下敦美さん(43)(和歌山市)は18歳の時、友人の運転する車に同乗していて交通事故に遭った。下半身が不自由となり、しばらくはつえなど支えを利用しながら歩くこともできたが、加齢による筋力の低下などで31歳の時、車椅子に乗るようになった。

 体を動かすストレス解消法を探していたとき、勤務先の同僚で、現在のチームメートでもある風呂川和生さん(50)(海南市)に勧められて同クラブの見学に訪れた。

 スポーツの経験はなかったが、車椅子でコートを疾走する爽快さが心地よく、すぐにのめりこんでいった。ポジションはセンター。攻守の要として、最初から最後までコート内を走り回るスタミナが持ち味で、2013年からはチームのキャプテンを務める。

 同クラブは、昨年から県内の小中学校に出向いて子どもたちに車椅子バスケを体験してもらう取り組みもしているが、わかやま大会は競技の魅力をPRする大きなチャンス。山下さんは「健常者も障害者も、一緒にプレーできる仲間が増えればうれしい」と最終調整に余念がない。

練習に励む「琴の浦バスケットボールクラブ」のメンバー(和歌山市で)

練習に励む「琴の浦バスケットボールクラブ」のメンバー

2015年10月24日 Copyright © The Yomiuri Shimbun