ゴエモンのつぶやき

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たくみファーム、障害者が担い手の農業始動 特区で設立要件緩和を活用 新潟

2015年10月29日 02時42分21秒 | 障害者の自立

 障害者の就労支援などを手掛けるアイエスエフネットライフ新潟(新潟市中央区)は特例農業法人「たくみファーム」を同市西蒲区に設立し、区内で野菜の生産に乗り出した。国家戦略特区の同市で設立要件が緩和されたことを活用。障害者が担い手となる「農福連携」方式を取り入れ、経営の早期安定化と障害者の雇用拡大を目指す。

 たくみファームは8月に発足。資本金は500万円で、人材サービスなどを展開する親会社のアイエスエフネット(東京都港区)が20%出資するとともに、農業生産者でもある同ファームの役員が出資者に名を連ねた。

 既に9月には同区にある20アールの農地にラディッシュ(ハツカダイコン)を作付けしたほか、年内には30アールの農地にイチジクを植える予定。収穫物はアイエスエフネットグループが運営する全国のレストランで調理して提供したり、レストラン内で直売する。

 来年度には野菜の農地を1ヘクタールに拡大し、トマト栽培も始める。生産者が加工、販売まで手掛ける「6次産業化」を図るため、29年度には収穫物を加工する施設を同区に設け、20人以上の障害者を雇用する計画だ。また、29年度に5200万円の売上高を目指す。

 アイエスエフネットの渡辺幸義社長は27日、新潟市役所を訪れ、篠田昭市長に現状や計画を説明し「6次産業化によって、いろいろな人が働ける可能性がある」と強調。篠田市長は雇用拡大や地域活性化への効果に期待を示した。

 同市の特区では、農作業に従事する役員が1人でもいれば農業生産法人が設立できるように規制が緩和され、加工や販売業務に従業員を振り向けやすくなっており、これまでに5事業者が市内で特例農業法人を設立している。

2015.10.28    産経ニュース


障害者差別通じ「真の共生」学ぶ

2015年10月29日 02時33分04秒 | 障害者の自立

 さまざまな人権問題の視点を教育現場に生かそうと、教育関係者を対象にした講座(佐賀解放研究所主催)が27日、佐賀市で開かれた。障害を理由に就労や居住などの不当な扱いを禁じた「障害者差別解消法」が来年4月に施行されることから、共生社会のあり方について考えた。

 元久留米市議で障害者支援に取り組むNPO法人「久障支援運営委員会」の代表理事・山田定之さんが講演。自身も車いす生活で、学生時代には障害を理由に教師から進学先をあきらめるよう説得された経験に触れ、「障害にかかわらず希望をかなえられる社会の実現を」と訴えた。

 障害者差別解消法については「十分な理解が進んでおらず、手放しでは喜べない。罰則規定もなくどれだけ実効性があるか疑問」と指摘した。会場には教師ら約70人が訪れた。

自身の体験をもとに共生社会の実現を訴える山田定之さん

2015年10月28   佐賀新聞


マイナンバーカード「戸籍の性別漏れる」 不安訴える声

2015年10月29日 02時27分40秒 | 障害者の自立

 マイナンバー制度で配られるカードに性別が記載されることに、不安を訴える声が上がっている。身体的な特徴で分けられた性別と、心の性別が異なる「性同一性障害」の人たちだ。

 今月から配布される「通知カード」には、個人番号と名前、住所、生年月日、性別が記され、来年1月から希望者に配られる「個人番号カード」にも顔写真やICチップつきでこの4情報が載る。一方、身分証明によく使われる自動車運転免許証に性別欄はない。地方自治体も当事者への配慮から、印鑑登録証明書の性別欄をなくす動きが進み、昨年4月には「精神障害者保健福祉手帳」から削除された。

 一般社団法人「日本性同一性障害と共に生きる人々の会」(東京)には、従業員らがカードを示して個人番号を会社に伝える際、「戸籍の性別が漏れる」不安が寄せられてきた。9月にネット上で実施したアンケートでは、回答した309人の約4割(121人)が、雇用主への提示で問題が「起こる」と訴え、「何が起きるか分からないので見せたくない」も約3割(99人)いた。「いじめや偏見にさらされ、職場にいられなくなるのでは」(20代)との声もあった。

 ログイン前の続き職場で女性として受け入れられてきた神戸市の元派遣会社員(52)は先月、制度の導入で周囲に戸籍の性別が知られるのをおそれ、3年ほど勤めた会社を辞めた。「マイナンバーのせいで、どん底に落とし込まれた」と話す。「マイナンバーを出さなくていい会社となると、闇の仕事しかないのかも」と思い詰める。

 総務省は、個人番号カードの配布時に性別や個人番号などが隠せるビニールケースを配る予定だが、外すのは容易で、同会は「根本的な解決にならない」とみている。国税庁が事業者向けに作成した本人確認方法の説明資料では、個人番号が自分のものに間違いないと申し立てる「申立書」でカードを代用できるとしており、その場合は性別を記す必要はない。ただ、各企業の運用方針は不透明だ。

 アンケートを呼びかけた同会副代表の倉嶋麻理奈さん(57)=和歌山市=は「戸籍の性別を明かすのが苦痛で、非正規雇用に就く人も多い。それすらできなくなるなんて、仕事をするなと言っているのと同じ。記載を考え直してほしい」と話す。調査結果はホームページ(http://gid.jp/別ウインドウで開きます)で。

2015年10月27日   朝日新聞


ダンス通じ聴覚障害への理解を 尼崎でイベント

2015年10月29日 02時19分20秒 | 障害者の自立

 国内外で活躍し、電飾コスチュームが特徴のストリートダンスユニット「レッキンクルーオーケストラ イーエル スクワッド」などが出演するダンスイベント「たつのこフェスティバル」が11月3日、兵庫県尼崎市昭和通2のあましんアルカイックホール・オクトで開かれる。

 同市内の聴覚障害者支援団体「たつのこ事業所を支援する会」が、「手話と同じように体を使って表現するダンスで、聴覚障害がある人もない人も楽しめるように」と初めて企画。会場で手話サークルの案内などを掲載したパンフレットを配布し、理解を広める。

 第1部では、市内でダンス教室を開くダンスユニット「パニクルー」のメンバーのカッサンや高校生たちがダンスを披露。第2部で「レッキン-」が出演する。

 3千円。午後7時半~同9時。電話で申し込む。同会事務局TEL06・6401・5598

電飾コスチュームが特徴のストリートダンスユニット「レッキンクルーオーケストラ イーエル スクワッド」

2015/10/28   神戸新聞


高知県四万十町で移住生活を冊子に「わくる―暮らし方と働き方」

2015年10月29日 02時05分47秒 | 障害者の自立

 東京都から移住し、高知県高岡郡四万十町昭和でカフェを経営する小清水緑さん(40)がこのほど、地域での暮らしやカフェを生かした文化・交流活動をまとめた冊子「わくる―暮らし方と働き方」を自費出版した。 

 神奈川県出身の小清水さんは、都内で社会福祉士として働く傍ら、「障害者の交流の場に」とカフェ「わくる」を週1回のペースで運営していた。 

 2011年、有機農業のインターンシップに参加した四万十町の自然環境が気に入り、すぐに夫の成照さん(38)と移住した。2012年に開店したカフェ「カゴノオト」は、U・Iターン者の交流の場になっている。 

 冊子は「過去の生活やカフェの活動を地域で知ってもらうきっかけに」と、知人のデザイナーと協力して500部作成した。移住の経緯に加え、畑での収穫風景や道の駅への“出張カフェ”の様子などを、写真とともにまとめている。 

 絵本の読み聞かせや絵画展、ミニコンサートなど、カフェで展開している活動も紹介。「カフェがあることで人が出会い、集い、思いを形にできている」とつづっている。 

 障害者施設で長年働いた経験を生かし、発達障害の学習会も開いている小清水さんは「知識を生かして、地域に貢献できる活動に関わりたい」と話している。 

 A5判18ページの冊子は税別500円で、カゴノオトで販売中。問い合わせは、カフェ・カゴノオト(080・8730・9038)へ。



  【写真】小冊子を発行した小清水緑さん(高知県四万十町榊山町)

2015年10月27日  高知新聞