ゴエモンのつぶやき

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運転士らチーム結成 バリアフリー化へ毎月勉強会

2015年12月13日 02時27分54秒 | 障害者の自立

 大阪市営地下鉄の運転士の有志らが、聴覚障害者を支援するNPO法人「デフサポートおおさか」(同市中央区)と協力し、地下鉄のバリアフリー化を考える月1回の勉強会を開いている。どうすれば、誰もが使いやすい公共交通機関になるのか-。運転士らは聴覚障害者と一緒に手話で駅名を紹介する動画を作成、障害者の意見を聞き改善策を提案するなど、現場から変えようと奮闘している。

■手話で伝える

 活動を続けているのは、同市交通局の労組内サークルで手話を学ぶ現場の運転士や駅員の4人でつくる「チームもぐら」。昨年4月、地下鉄で市内の聴覚支援学校に通う小学生の父親から「手話のできる職員を駅に配置できないか」と相談を受けたのがチーム結成のきっかけだった。

 局に掛け合ったが配置の実現は難しく、「まずは自分たちにできることを」と、同9月から同NPOが運営する「Deaf Cafe手話楽々」で、聴覚支援学校の児童や生徒を集めた勉強会を開始。地下鉄で困ったときの対処法や忘れ物の対応、切符の買い方などを手話で伝えてきた。

 活動には遊び心も取り入れ、御堂筋線の梅田-天王寺間の駅名を表す手話動画をコント仕立てで作成、ホームページで公開した。

■少しずつ

 「火事の時、駅に煙が充満したらどうすればいい?」「変な人が電車に乗ってきて怖かった」「改札に人がいなくて困った」「電車が遅れる原因が分からない」

 車内放送などで聞こえる人には当たり前に伝わる情報が、聴覚障害者には入ってこない。勉強会では、児童生徒から地下鉄の問題点や疑問を指摘されることが多々ある。その度に、対処法を伝える一方、どうすれば改善できるか考えてきた。

 地下鉄の各駅には、言葉が分からなくても絵を指させばスムーズに意思疎通ができる「コミュニケーションボード」が置かれていたが、聴覚障害者に知られていないことも分かった。「チームもぐら」は局に改善を申し入れ、今は全駅で目立つ場所にボードが置かれるようになった。

 「公共交通から変えていかないと世の中は変わらない」と、メンバーの飯田孝三さん(42)。桑野美由紀さん(43)も「交通局で働いているからこそ、障害者の意見を伝えることができる」と使命感に燃える。代表の田里義宣さん(41)は「小さな取り組みだが、共感は広がり始めている」と実感し、横川隆吏さん(39)は「優しい気持ちで障害者に接することができる仲間を増やしたい」と意気込む。

■社会的責任

 チームもぐらの活動は公共交通の在り方に一石を投じるきっかけになり得るが、他の関西の鉄道会社を含め、聴覚障害者に対する情報保障や理解促進はハード・ソフト両面で十分には進んでいないのが現状だ。

 同NPOの稲葉通太副理事長(55)は今春、「バリアフリー・トレイン」と名付けたフェイスブックのページを開設し、チームもぐらとNPO、児童生徒の取り組みを紹介。聴覚障害者が当たり前に安心して使える公共交通機関が全国に広まることを願っている。

 稲葉副理事長は「聴覚障害のある子供と大人、現場の運転士が『変えよう』と共に頑張っていることに意味がある。今は自主的なサークル活動の域を出ないが、鉄道会社や行政は社会的責任として、手話で対応する職員を増やすなど取り組みを進めるべきだ」と指摘する。

聴覚支援学校の児童や生徒に地下鉄に乗る際の注意点などを伝える「チームもぐら」のメンバー

2015年12月12日         大阪日日新聞


本庁舎の利便性向上 バリアフリー改修進む 市役所

2015年12月13日 02時17分59秒 | 障害者の自立

来月下旬完了へ

 北上市は、同市芳町の市役所本庁舎でバリアフリー施設改修事業を進めている。1階市民ロビーに車椅子利用者向けのスロープを新設するほか、身障者駐車場から庁舎に向かう通路途中のスロープに屋根を設置するなど、障害者や高齢者らの利便の向上を図る。2016年1月下旬までに完了予定。

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バリアフリー施設改修工事の一環で屋根を設置するため工事中の屋外スロープ(手前右)と北上市役所本庁舎

屋内のスロープ設置場所は、市民ホールからエレベーターがある市民ロビーに上がる高さ約1・2メートルの段差部分。階段北側の既存の電動リフトが老朽化したため、同南側に急勾配(こうばい)を避けるS字型スロープ(延長約17メートル、幅約1・2メートル)を勾配12分の1(傾斜約5度)で整備する。

 屋外のスロープは、正面入り口前のロータリー東側に3台分ある身障者用駐車スペースから庁舎に向かう通路の一部。延長約20メートルにアルミ製の屋根を設置するため、スロープ自体も整備し直す。

 さらに正面入り口付近のひさし部分に視覚障害者用の音声誘導案内装置を新設。同様の装置を設置する施設で共通して使える小型送受信機の所持者が近づくと「正面玄関はこちらです」などの音声案内が自動で流れる。

 来年の岩手国体・全国障害者スポーツ大会も見据えた施設整備の一環で、工事費は約2592万円。屋内スロープ設置完了後に既存リフトを撤去し、多目的トイレを整備する。

 スロープ設置箇所にあった「きたかみ赤ちゃんの駅・ほっぺ」(おむつ替え・授乳スペース)は現在、エレベーターそばの仮設スペースから同トイレ内に移される。

 例年冬期閉鎖する庁舎西側のスロープは、同事業完了まで開放する。

(12/12)    岩手日日新聞


神戸震災借り上げ住宅被災者――追い出し「合法化」図る

2015年12月13日 02時11分02秒 | 障害者の自立

阪神・淡路大震災の被災者が暮らす借り上げ住宅からの追い出しを巡って紛糾が続く兵庫県神戸市で、今度は市営住宅条例の改定で転居強要を「合法化」し、加速する動きが表面化して緊迫の度を増している。

今夏の条例改定(案)への意見募集(パブコメ)で、短期間に殺到した800件近い反対意見を無視して、9月議会で可決。さらに、詳細を規定する施行規則への意見表明も考慮せず、来年1月1日付で施行に持ち込む構えだ。

神戸市では、(1)満85歳以上(2)要介護3~5(3)重度障害者――などに該当する移転困難者に、継続入居を認めるための改定、という。だが、この基準は話し合いで決めたものではなく、一方的で、「希望者全員の継続入居」を求める住民側の不満は大きい。

また、移転先を予約すれば、最長5年間の移転猶予を認める「完全予約制」も、「小規模か高倍率の団地を予約する時は、3カ所以上の申し込みを求める」とあっては、「確実に転居に追い込むための罠」と、不信感が噴出。さらには、転居方針に従わなければ「借り上げに要した費用を請求する」など、高齢・低所得者が圧倒的な入居者への恫喝・脅迫的な内容も盛り込まれている。

神戸市の借り上げ住宅は当初、3852戸。建設が需要に追いつかないため、UR(都市再生機構、旧日本住宅公団)や民間にも協力を要請して、その建設分を借り上げ、市営住宅として運営してきた。当時の民法では、20年以上の契約ができなかったため、再契約などで対応し、“恒久住宅”として運営するのが基本方針だった。だが、5年ほど前、第2次市営住宅マネジメント計画で公営住宅の削減方針に転じ、追い出しを推進。9月末現在で2066戸まで減らし、空室分の“カラ家賃”をも支払いつつ、転居強要の暴走を続けている。

週刊金曜日編集部     2015年12月11日 


手作りXマス用オブジェを販売 旭川荘の福祉事業所「あおば」

2015年12月13日 02時04分35秒 | 障害者の自立
 社会福祉法人・旭川荘が運営する多機能型の障害福祉サービス事業所「あおば」(岡山市北区中原)を利用する男女8人が、クリスマス用の木製オブジェを手作りした。温かみのある作風が人気を集める毎年恒例のグッズ。今月中に同市内で開かれる障害者らの作品販売イベントに出品する。

 絵の具でカラフルに彩ったクリスマスツリーやサンタクロース、トナカイの置物などを、長方形の台座(縦8・5センチ、横16・9センチ)に配した。白い毛糸を散らして雪を表現した作品もある。台座が6・5センチ四方のミニサイズも用意した。

 電動のこぎりや紙やすりを使いながら一つ一つ丁寧に仕上げた。毎年ほぼ売り切れるため、例年より1カ月早い8月中旬から作業を始め、例年の2倍に当たる約200個を完成させた。

 やすりがけを担当した女性(47)は「買った人に喜んでもらえるよう心を込めて作った。今年もきれいにできて良かった」と満足そう。

 1個500円~千円で、これまでに岡山県内の小学校や保育園、幼稚園でのイベントで販売した。今後は、16日に旭川荘(岡山市北区祇園)、17日にひらた旭川荘(同平田)で開かれる利用者らの作品展、22日に岡山市役所である障害者と高齢者の手作り作品フェアに出品。来年のえとにちなんで制作中の猿の置物とともに販売する。希望者の個別注文も受け付ける。問い合わせは、あおば(086―275―2074)。
 
 
利用者が手作りしたクリスマス用のオブジェとえとの置物

通所者丹精「Xマス飾って」 洞爺湖「あすなろ」で鉢植えなど販売

2015年12月13日 01時47分50秒 | 障害者の自立

 【洞爺湖】町内入江の障害者通所施設「あすなろ」は、クリスマスに向け通所者が作ったポインセチアとシクラメンのフラワーアレンジメントを町内と伊達市内のスーパーで販売する。

 花はそれぞれ赤、白、ピンクの3色、アレンジメントはリースと、そりに乗ったサンタのマスコット、木工の鉢カバーの3種類がある。価格はラッピングした鉢植えとの組み合わせで異なり1280~1680円。

 販売は12日がウロコ虻田店、13日がイオン伊達店、19日がウロコ末永店。また、あすなろのパン店「あるそーれ」でも19日まで注文を受け付けている。問い合わせはあすなろ(電)0142・74・3988へ。

12/11      北海道新聞