プローバグループ(広島県安佐南区)は8日、広島県アミューズメント施設営業者協会と協力し、広島県安佐南区のフィエラ ディ プローバで「障がい者ふれあいフェスティバル 2015」を開催した。
同イベントは、普段パチンコやゲーム機などに触れる機会の少ない障害者の人々に、遊びを体験する場の提供を目的にスタート。1996年より毎年、継続開催し、今年で20回目を迎える。
当日は、4カ所の福祉施設から約90人の参加者が集まるなか、平本直樹社長があいさつ。「皆さんに少しでも楽しんでいただきたいという思いで準備を進めてきた」と経緯を語りつつ、「今回で20回を迎えることができたが、30回、40回と続けていけるよう取り組んでいきたい」と継続開催に向け意欲を見せた。
続き、お土産目録の贈呈や、グループのマスコットキャラクター「ピノッキー」と「ピノーラ」によるショーなどが行われ、会場は和気藹々(あいあい)の雰囲気に。その後、1チーム約30人の3チームに分かれ、遊技体験をスタート。チームごとにパチンコ、ボウリング、ゲーム、カラオケの4コーナーをまわり、およそ5時間にわたり遊技を楽しんだ。また、同グループのプローバホールディングス(同)は11月23日にグループ従業員の子供たちを対象とした「ドリームマップで夢を描こう!ドリームマップ講座」を、同施設で開催。保護者9人、小中学生11人が参加した。
ドリームマップ講座は、自分自身が夢を描き、思いを表現する画期的な講座。同社HRD事業に所属するドリマ先生(養成講座を修了した認定ドリマ先生)の指導のもと、子供たちの夢が次々とドリームマップに貼り出された。またグループワークでは、自分の作ったドリームマップの発表を通じて、伝えることや、共感する喜びなどを実感。並行して行われた大人のワークでは、保護者自身の夢や、子供が描いたドリームマップを通しての関わり方、子供の夢の一番の支援者としての在り方などを学んだ。
同社では、この講座が子供の可能性を引き出すと同時に、従業員の意欲向上を図る機会に繋がると考えている。
ドリームマップとは、ドリームマップ普及協会が2002年より開発・運営している自己実現のための目標達成ツール。企業研修やキャリア教育の一環として全国の小中学校でも実施されており、同社は8月にパートナーシップ契約を締結。今後は社内だけでなく社外での開催も企画していきたいという。
従業員の子供たちを対象にドリームマップ講座が開かれた
2015.12.12 SankeiBiz