ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

福祉施設に防犯手引書 静岡県が作成、配布へ

2017年04月07日 01時57分37秒 | 障害者の自立

 2016年7月に相模原市の知的障害者支援施設で発生した殺傷事件を受けて、静岡県はこのほど、福祉施設の防犯対策マニュアルを作成した。「(不審者を)いかに入らせないようにするか」「いかに迅速に通報するか」の2点にポイントを絞り、(1)直ちに実施(2)速やかに実施(3)計画的に実施―の3段階に分けて対策を示した。県内の障害者や児童、高齢者に関係する福祉施設や市町などに計4千部を配布する。
 マニュアルでは、現在ある設備などを活用し、実現しやすい対策から確実に行うように指導している。侵入防止対策では、現状の設備点検や警察による防犯診断は「直ちに実施」、窓への補助錠取り付けや防犯ガラスへの取り換えは「速やかに実施」、防犯カメラや非常通報装置の設置は「計画的に実施」と優先度をつけた。
 設備や運営体制が十分かどうかを確認するチェックシートのほか、防犯工事や警備委託にかかる費用の参考表も掲載している。
 県は昨年、2回にわたって福祉関係団体や県警などと防犯対策会議を開催。出席者から寄せられた意見を基にマニュアルを作った。

静岡県が作成した福祉施設向けの防犯対策アニュアル

2017/4/6      @S[アットエス] by 静岡新聞

 

 


公明の尽力「大変心強い」

2017年04月07日 01時48分41秒 | 障害者の自立

震災障がい者 実態把握へ通知      きめ細かな支援へNPO理事長と連携

震災で障がいを負った「震災障がい者」の実態把握とともに、医療ケアなどのきめ細かな支援を行き届かせるため、厚生労働省は3月31日、都道府県や政令指定都市などに、身体障害者手帳を申請する際に必要な診断書の見直しについて通知した。公明党が厚労省に実施するよう要請していた。

今回の通知は、障がいを負った原因欄の選択肢に「自然災害」を加えるよう、手帳発行の窓口となる都道府県などに求める内容。

これまでは身体障がい者になった原因が自然災害か否かを正確に掌握しておらず、震災障がい者の全容がつかみきれていなかった。

震災障がい者を支援するNPO法人「よろず相談室」の牧秀一理事長は、「通知を大変喜んでいる。震災障がい者に、どのような支援策が必要かを把握する上での土台になる」と歓迎している。

公明党は、赤羽一嘉衆院議員と伊藤孝江参院議員が2月28日、牧理事長らと共に、厚労省で古屋範子厚労副大臣(公明党)に会い、塩崎恭久厚労相宛ての震災障がい者支援に関する要望書を提出。この場で障がいの原因欄に「自然災害」を加えることを提案した。

さらに、中野洋昌衆院議員が3月9日の国会質問で重ねて要請したのに対し、厚労省の堀江裕障害保健福祉部長が「自然災害の選択肢を設けた診断書の書式が可能であることを通知し、周知させる」と答えていた。

公明党の取り組みに対し、牧理事長は、「少数者の声を受け止め、訴えていただき、大変心強かった。今後の支援にも力を貸してほしい」と語っている。

古屋副大臣(奥右から2人目)に支援充実を要望する牧理事長(右隣)ら

公明新聞:2017年4月6日


違和感を感じながら我慢 診断受け「救われた」

2017年04月07日 01時40分50秒 | 障害者の自立

 大分市の阿部真由美さん(36)は2年ほど前、インターネットで注意欠陥多動性障害(ADHD)を知った。簡易テストをすると、見事に当てはまる。その日のうちに近所の病院に連絡。ADHDとアスペルガー症候群の二つの障害があると診断された。
 「人と違うのは脳の特性だった。自分の努力不足ではないんだ」。苦しんできた理由が分かり、救われたという。
 人と違うと感じながら、もがいてきた。高校卒業後、スーパーマーケットで勤務。今起きた出来事を記憶しておくことができず、仕事の段取りをつけられなかった。
 レジ業務は苦手な数字を扱わなければならない。「手に持っている商品をレジに通しただろうか」「3桁の値段を正確にレジに打ち込んだだろうか」。いつも混乱していた。眠れなくなり食欲が低下。「みんなと同じようにやらないといけない、逃げちゃいけない」と必死に耐えた。いつからか、限界を超えていた。
 当時の記憶はないが、左腕に自傷行為の後が無数に残る。うつ病になり仕事を辞めた。約2年、外出するのも難しいほど、症状に苦しんだ。
 その後、ゆっくりと体調が回復し、別の会社で勤務を始めるようになった。しかし、いつも自分の行動に自信が持てなかった。
 現在は障害者手帳を取得し、会社に発達障害だと伝えている。音に敏感なためイヤホンを付けて仕事をすることを認めてもらった。メモを取りやすいよう、話すスピードを考慮してもらえるようにもなった。
 言われたことを忘れないよう録音し、こまめにメモを取るなど、苦手な部分を補うため自分なりの工夫も欠かせない。
 他者には、不思議な行動、変わっていると思われるかもしれない。だが、何とか適応していこうと努力している。「生み出した工夫を、そっと見守ってくれるとありがたい」とつぶやいた。

イヤホンを付けることで、周りの音を遮断する工夫をする阿部真由美さん=11月、大分市

イヤホンを付けることで、周りの音を遮断する工夫をする阿部真由美さん=11月、大分市


※この記事は、4月5日大分合同新聞夕刊11ページに掲載されています。


夢のリサイクル、東京五輪メダルに一役 キッズタウンに1万人

2017年04月07日 01時28分04秒 | 障害者の自立

 「MOTTAINAIキッズタウンTOKYO」(MOTTAINAIキャンペーン事務局など主催)が3月、東京都豊島区東池袋3のサンシャインシティで開かれ、約1万人の人出でにぎわった。

  NTTぷらら(特別協賛)のブースでは、大田区の町工場から生まれ、同社が支援する「下町ボブスレー」のそりや、開発中の2人用車いすを展示。東京都の小池百合子知事に説明した板東浩二社長は「障害者やお年寄りがこの車いすに乗って五輪・パラリンピックを見に行ければ素晴らしい」と話した。

 また、沖縄の海にサンゴの苗を移植するサンゴ礁再生プロジェクトの様子をパネルで紹介。同社が協力する豊島区の障害者福祉作業所「このはの家」の通所者がつくったパウンドケーキが販売された。

 2020年東京五輪・パラリンピックのメダル製作に役立てる小型家電の回収ボックスが設置され、家族の分をあわせ携帯電話9台を提供した横浜市の会社員、渋川博澄さん(44)は「夢があり、リサイクルに出すきっかけになった」と話した。

 協賛社は他に▽アニマックスブロードキャスト・ジャパン▽IMAGICA TV▽カシオ計算機▽近畿日本ツーリスト▽ナショナルジオグラフィック▽ルネサンス・アカデミー

 毎日新聞   2017年4月6日

車いすの大統領、誕生へ 南米エクアドル

2017年04月07日 01時20分53秒 | 障害者の自立

 2日に投開票された南米エクアドル大統領選の決選投票で、同国の選管当局は4日、反米左派のコレア大統領が推す与党のレニン・モレノ前副大統領(64)が当選したと発表した。任期は5月からの4年間。モレノ氏はかつて強盗に遭って負傷したため、常に車椅子が必要で、自ら障害者の権利を守る活動をしてきた。

 選管発表によると、開票率99・89%の段階でモレノ氏の得票率は51・14%、右派の野党候補で元銀行頭取のギジェルモ・ラソ氏(61)は48・86%。選管当局はテレビとラジオを通し、「公式な結果で(現時点で)逆転することはない」と伝えた。ただラソ氏は「開票で不正があった」として敗北を認めておらず、異議を申し立てる考えだ。各地で抗議行動も起きているが、米州機構の選挙監視団は不正があったとの認識は示していない。

 南米では、景気低迷や汚職の発覚で行き詰まった左派政権から中道右派政権への転換が続いてきたが、エクアドルでは貧困削減やインフラ整備が評価され、左派が踏みとどまった。ただ近年は主要産業の原油価格の下落で経済が低迷している。貧困対策や公共事業に力を入れた現政権の継承を掲げるモレノ氏は、難しいかじ取りを迫られそうだ。

写真・図版 

エクアドルの首都キトで4日、支持者を前に演説するレニン・モレノ氏

2017年4月6日   朝日新聞