英会話能力は、英作文能力と比例すると私は思います。一般的な時候の挨拶等だけに終始する会話なら問題にならないとしても、いろんな分野で中身に深く入り始めると、口頭による英作文そのものと思えます。人にはそれぞれ癖があり、私の日本語の話し方の原点は「書くようにしゃべる」なのです。入社したころ、正確に話をしようとすると私の頭の中で原稿用紙が目にうかんできました。私の英会話でも、同じようなことがいえそうです。
で、最近つくづく思うことは、名詞を的確に、自由闊達に作る能力の重要性です。ある優れた国際会議通訳者がこんなことを言っていました。「名詞だけ並べていても、専門家はわかるんですよ。」「あるとき通訳者が倒れたんです。スペイン語でした。会場に一人いまして。素人の方でしたが、お願いしました。名詞だけでもいいいですからとお願いしたんです」
この国際会議通訳者は漢字が重要だとも言われます。「漢字はコンセプトですから」と。
よく日本語を通さず英語で考えると言いますが、それはそれでいいことでしょう。そんなに難しいことでもないと思います。ただし多くの日本人の生活の実態が、日本語と切り離せない以上、日本語の思考を英語の思考にうまく取り入れたほうが、得策であり、実態にかなっていると、思います。
漢字はまさに英語に似ていると思います。
たとえば、我々は、金融政策、金融業者、金融政策転換、金融機関、などの言葉を使う。これらの言葉のキーワードはそれぞれ、金融、政策、業者、転換、機関です。これに対応する英語、monetary,finance,financial,policy,firm,company,industry,turn,institution, organization等の基本的英語の単語を知らないと苦しい。だがこのレベルのことはほとんどの日本人は知っている。なので、大半の人は、金融政策はmonetary policy ,finance policy,ぐらいはいえる。しかし、「日銀がそろそろ変更しようとしている日本の金融政策、について」となると、これを苦もなく英語の名詞に転換できる人となると、かなり少なくなってくる、と思います。既存の知識から名詞を作っていく方法を我々はあまり受けていないし、会話学校でも、教えるところは少なそうである。上記の例で言えば、「日本の金融政策」を「日銀がそろそろ変更しようとしている」という言葉で、後置修飾すればいいことです。それだけのことといえば、それだけ。しかし、そのように頭の整理ができている人が少ない、と思うのです。
the present Japanese monetary policy,which Bank of Japan is goingt to revise
位でしょうか。
以下に名詞の作り方について、紹介します。特に後置修飾に注目してください。
名詞句を作るわけですが、意味の中心になる名詞をヘッドナウン(head noun)といいます。大きく分けて、ヘッドナウンを前置修飾するパタンと、ヘッドナウンを後置修飾するパタンがあります。
1.前置修飾(簡潔・圧縮された名詞句を作る。相手に馴染み深いもの、比較的短く表現できるものなどに適す。)
(1)所有格+ヘッドナウン
my mother's car
(2)名詞+ヘッドナウン
an oil well,a cancer research center
(3)動名詞+ヘッドナウン
drinking water
(4)分詞+ヘッドナウン
an erupting volcano, a broken part
(5)形容詞+ヘッドナウン
beautiful landscape,a nice weekend
2.後置修飾(ヘッドナウンを詳しく説明できる。新しい情報や複雑な情報を提示する場合などに適している)
(1)ヘッドナウン+関係詞節(関係代名詞、関係副詞を使って)
a man who writes books,the report that we discussed yesterday
関係詞は複数重ねることも可能です。(who.....,and whose name ....)
また、関係代名詞節は分詞で簡略化できます。(関係代名詞+動詞→分詞)
(2)ヘッドナウン+前置詞+名詞
the top of the page ,a system for identifying fossils,reports by everal
researchers
私は最近つくづく思うのです。後置修飾になれることが、表現力を増すことになると思うのです。文章表現力を鍛えて、自分の表現能力を向上させておく。それをベースにして、口頭表現では、文章を二つに分けるなどして、やさしく表現する努力をすることが、重要ではないかと思うのです。
最後に漢字について:
漢字と英語は同じだと言うのはたとえば、circumference(円周)という言葉があります。circumはまわりという意味です。ferenceは動いていくという意味です。ラテン語かギリシア語か忘れましたがそうらしいです。漢字の円周はすばらしいでしょう。英語も語源をおさえたら漢字と同じだと思うのです。circumstanceはcircum(まわりに)stance(立つ)。だから環境。だから語源がわかると、circum-moving だとか言う言葉を作ってもいけないとはいえないでしょう。circum-moving robotは私の造語ですが、いいと思うのです。
決して英語は難解な言語ではない。難解と思うのは、そのように思わざるを得ないような、教育を受けてきたからでしょう。自己教育も含めてですが。だから勉強法を工夫しなければいけない。合理的な勉強法をすれば、英語の力は伸びるとおもうのです。55歳を過ぎたおじさんがそのころからトライして、伸びたと実感しています。なら、若い人はもっと伸びるだろう、と思います。私の目標は、native speakersよりもうえに行きたい。私の持つ日本語能力とほぼ同じところまでもっていく。なら超えるだろうよと、思う、わけです。目標は大きいほうが、高いほうが、わかりすくて、いいのです。
で、最近つくづく思うことは、名詞を的確に、自由闊達に作る能力の重要性です。ある優れた国際会議通訳者がこんなことを言っていました。「名詞だけ並べていても、専門家はわかるんですよ。」「あるとき通訳者が倒れたんです。スペイン語でした。会場に一人いまして。素人の方でしたが、お願いしました。名詞だけでもいいいですからとお願いしたんです」
この国際会議通訳者は漢字が重要だとも言われます。「漢字はコンセプトですから」と。
よく日本語を通さず英語で考えると言いますが、それはそれでいいことでしょう。そんなに難しいことでもないと思います。ただし多くの日本人の生活の実態が、日本語と切り離せない以上、日本語の思考を英語の思考にうまく取り入れたほうが、得策であり、実態にかなっていると、思います。
漢字はまさに英語に似ていると思います。
たとえば、我々は、金融政策、金融業者、金融政策転換、金融機関、などの言葉を使う。これらの言葉のキーワードはそれぞれ、金融、政策、業者、転換、機関です。これに対応する英語、monetary,finance,financial,policy,firm,company,industry,turn,institution, organization等の基本的英語の単語を知らないと苦しい。だがこのレベルのことはほとんどの日本人は知っている。なので、大半の人は、金融政策はmonetary policy ,finance policy,ぐらいはいえる。しかし、「日銀がそろそろ変更しようとしている日本の金融政策、について」となると、これを苦もなく英語の名詞に転換できる人となると、かなり少なくなってくる、と思います。既存の知識から名詞を作っていく方法を我々はあまり受けていないし、会話学校でも、教えるところは少なそうである。上記の例で言えば、「日本の金融政策」を「日銀がそろそろ変更しようとしている」という言葉で、後置修飾すればいいことです。それだけのことといえば、それだけ。しかし、そのように頭の整理ができている人が少ない、と思うのです。
the present Japanese monetary policy,which Bank of Japan is goingt to revise
位でしょうか。
以下に名詞の作り方について、紹介します。特に後置修飾に注目してください。
名詞句を作るわけですが、意味の中心になる名詞をヘッドナウン(head noun)といいます。大きく分けて、ヘッドナウンを前置修飾するパタンと、ヘッドナウンを後置修飾するパタンがあります。
1.前置修飾(簡潔・圧縮された名詞句を作る。相手に馴染み深いもの、比較的短く表現できるものなどに適す。)
(1)所有格+ヘッドナウン
my mother's car
(2)名詞+ヘッドナウン
an oil well,a cancer research center
(3)動名詞+ヘッドナウン
drinking water
(4)分詞+ヘッドナウン
an erupting volcano, a broken part
(5)形容詞+ヘッドナウン
beautiful landscape,a nice weekend
2.後置修飾(ヘッドナウンを詳しく説明できる。新しい情報や複雑な情報を提示する場合などに適している)
(1)ヘッドナウン+関係詞節(関係代名詞、関係副詞を使って)
a man who writes books,the report that we discussed yesterday
関係詞は複数重ねることも可能です。(who.....,and whose name ....)
また、関係代名詞節は分詞で簡略化できます。(関係代名詞+動詞→分詞)
(2)ヘッドナウン+前置詞+名詞
the top of the page ,a system for identifying fossils,reports by everal
researchers
私は最近つくづく思うのです。後置修飾になれることが、表現力を増すことになると思うのです。文章表現力を鍛えて、自分の表現能力を向上させておく。それをベースにして、口頭表現では、文章を二つに分けるなどして、やさしく表現する努力をすることが、重要ではないかと思うのです。
最後に漢字について:
漢字と英語は同じだと言うのはたとえば、circumference(円周)という言葉があります。circumはまわりという意味です。ferenceは動いていくという意味です。ラテン語かギリシア語か忘れましたがそうらしいです。漢字の円周はすばらしいでしょう。英語も語源をおさえたら漢字と同じだと思うのです。circumstanceはcircum(まわりに)stance(立つ)。だから環境。だから語源がわかると、circum-moving だとか言う言葉を作ってもいけないとはいえないでしょう。circum-moving robotは私の造語ですが、いいと思うのです。
決して英語は難解な言語ではない。難解と思うのは、そのように思わざるを得ないような、教育を受けてきたからでしょう。自己教育も含めてですが。だから勉強法を工夫しなければいけない。合理的な勉強法をすれば、英語の力は伸びるとおもうのです。55歳を過ぎたおじさんがそのころからトライして、伸びたと実感しています。なら、若い人はもっと伸びるだろう、と思います。私の目標は、native speakersよりもうえに行きたい。私の持つ日本語能力とほぼ同じところまでもっていく。なら超えるだろうよと、思う、わけです。目標は大きいほうが、高いほうが、わかりすくて、いいのです。