前置修飾で名詞を作る場合は5つのパターンがあるいわれています。
①所有格+名詞(head noun) head noun とはその名詞句の核になる名詞。
a lion's tail, Jone's notebook 生物の所有物などに使うが、特定の日とか組織にも使われる。today's newspaper, the government's proposal
②名詞+名詞(head noun)
police station, power station, ticket office
③動名詞+名詞(head noun)
a sleeping pillow
この場合の 動名詞とhead noun の関係は head noun which is used for 動名詞です。つまり、a pillow which is used for sleeping,または a pillow used for sleeping
④分詞+名詞(head noun)
a sleeping cat この場合の cat とsleeping の関係は、 a cat is sleeping です。 a cat which is slepingです。
⑤形容詞+名詞(head noun)
a beautiful mountain
head noun に対して4語以上修飾語がつくの避けるべきだといわれています。つまり、何が何を修飾しているかがあいまいになるからです。要するにせいぜい3語が前置修飾の限界である。だから、それで無理なら、後置修飾で言葉を作るという発想に転換すべきです。
この中で、意外と勇気が必要だったのは、②名詞+名詞(head noun) の使い方で、例えば、ticket office はいいとしても、ticket office location はどうかだとか気になったわけです。the location of ticket office と言わなくても、ticket office location でもいいと思えるようになたのは意外と最近の事である。ticket office location transfer だっていいのでしょう。これはわざと実例を作って見たのですが、そう言えないことはない。
ふつうは、the transfer of the ticket office location などというわけです。なぜそんなことをくどくどというかといえば、複雑な内容を英語化する場合に、日本語はわかっていて、その個々の単語の英語はわかる。ところで個々ににはわかる単語でできた熟語の英語をどう表現するか。本当に困れば、名詞を並べて続けて言葉を作ったという「ひらきなおり」のような気持ちも必要ではないかと思うからです。けれどもそこで文法的なルールでむちゃくちゃな事はしたくない。その意味で、「②名詞+名詞(head noun)」は有用なルールです。
次に簡単そうですが、そうではなく、ほとんどの人があまり意識していないと思われる事は、動名詞と分詞の区別です。 a sleeping pillow とa sleeping cat ならわかるのですが、例えば、次の文章に出てくる、unfolding reality はどのように解釈するか?
And beyond this,we began to advance the idea that through the other great internatuional insitutions-the World Bank,the IMF,the GATT and the ILO-that we could fashion an international economic order that recognize the unfolding reality of economic interdependence.
ここで「the unfolding reality of economic interdependence」のhead noun はreality です。この言葉を、後置修飾で of economic interdependence と修飾しています。economic interdependence reality といったら間違いかどうかと言われたら間違いとは言えないにしろ、意味があいまいになるので、そこは後置修飾にしているわけです。問題はreality とunfolding の関係です。unfolding は分詞でしょう。 reality is unfolding という関係が話者の頭の中で整理されている。だから、the reality of economic interdependence which is unfolding という意味です。逐一言葉で訳す必要はないとしても、読む立場からは、そのことがわかっていなければならない。unfold とは閉じていたものが開いていくという意味ですから、顕在化する、現実にあらわれてきつつある、とかの意味です。
名詞をいかに作るかは、英語の入り口にしてかつ、いつまでたっても、英語の重要事項だと思います。
①所有格+名詞(head noun) head noun とはその名詞句の核になる名詞。
a lion's tail, Jone's notebook 生物の所有物などに使うが、特定の日とか組織にも使われる。today's newspaper, the government's proposal
②名詞+名詞(head noun)
police station, power station, ticket office
③動名詞+名詞(head noun)
a sleeping pillow
この場合の 動名詞とhead noun の関係は head noun which is used for 動名詞です。つまり、a pillow which is used for sleeping,または a pillow used for sleeping
④分詞+名詞(head noun)
a sleeping cat この場合の cat とsleeping の関係は、 a cat is sleeping です。 a cat which is slepingです。
⑤形容詞+名詞(head noun)
a beautiful mountain
head noun に対して4語以上修飾語がつくの避けるべきだといわれています。つまり、何が何を修飾しているかがあいまいになるからです。要するにせいぜい3語が前置修飾の限界である。だから、それで無理なら、後置修飾で言葉を作るという発想に転換すべきです。
この中で、意外と勇気が必要だったのは、②名詞+名詞(head noun) の使い方で、例えば、ticket office はいいとしても、ticket office location はどうかだとか気になったわけです。the location of ticket office と言わなくても、ticket office location でもいいと思えるようになたのは意外と最近の事である。ticket office location transfer だっていいのでしょう。これはわざと実例を作って見たのですが、そう言えないことはない。
ふつうは、the transfer of the ticket office location などというわけです。なぜそんなことをくどくどというかといえば、複雑な内容を英語化する場合に、日本語はわかっていて、その個々の単語の英語はわかる。ところで個々ににはわかる単語でできた熟語の英語をどう表現するか。本当に困れば、名詞を並べて続けて言葉を作ったという「ひらきなおり」のような気持ちも必要ではないかと思うからです。けれどもそこで文法的なルールでむちゃくちゃな事はしたくない。その意味で、「②名詞+名詞(head noun)」は有用なルールです。
次に簡単そうですが、そうではなく、ほとんどの人があまり意識していないと思われる事は、動名詞と分詞の区別です。 a sleeping pillow とa sleeping cat ならわかるのですが、例えば、次の文章に出てくる、unfolding reality はどのように解釈するか?
And beyond this,we began to advance the idea that through the other great internatuional insitutions-the World Bank,the IMF,the GATT and the ILO-that we could fashion an international economic order that recognize the unfolding reality of economic interdependence.
ここで「the unfolding reality of economic interdependence」のhead noun はreality です。この言葉を、後置修飾で of economic interdependence と修飾しています。economic interdependence reality といったら間違いかどうかと言われたら間違いとは言えないにしろ、意味があいまいになるので、そこは後置修飾にしているわけです。問題はreality とunfolding の関係です。unfolding は分詞でしょう。 reality is unfolding という関係が話者の頭の中で整理されている。だから、the reality of economic interdependence which is unfolding という意味です。逐一言葉で訳す必要はないとしても、読む立場からは、そのことがわかっていなければならない。unfold とは閉じていたものが開いていくという意味ですから、顕在化する、現実にあらわれてきつつある、とかの意味です。
名詞をいかに作るかは、英語の入り口にしてかつ、いつまでたっても、英語の重要事項だと思います。