高校の英語教科書とCDについて

2006年05月15日 15時29分02秒 | 発音・リスニング
数年前にあることがあり、私は松山の高等学校2校で使われている教科書を1年生から3年生までの分そろえました。結構文章はたいしたものなのです。国連で演説できそうなくらいです。玉井健氏のシャドーングの実践指導が評価出来ると、シャドーイングと言わなくても、CDを使って読むこと、いわゆる同時読み、シンクロ・リーディングの重要性が改めて感じられてくるわけです。で私は先般私に単語の覚え方で質問をしてきた高校生にアドバイスをしたくなった。で、高校の教科書の発行会社へ電話したんです。別売りでCDがないかと。2社電話して2社ともありました。その高校生の教科書は三省堂でして、これもありました。けれども一般にはわからないようになっている。なぜなんでしょう。たぶんnative speakerの吹き込んだCDがあってもそれをもとに生徒を指導できる先生がそろっていないということでしょう。すなわち、native speaker のprosody(プロソディ)をまねてシンクロ・リーディングできる先生が必ずしもそろっているわけではないということでしょう。
きわめてもったいない話しです。授業で使わなくても学校はもっと生徒にそうしたCDがあることをPRすべきでしょう。これから共通一時でリスニングがありますが、せっかくCDがあるのだから、それを利用しない手はないだろう。と思う。若い人は柔軟性があるから、絶対やれるんです。それ以外に音に対する対応力の弱さを改善する道はありません。先日の日曜日、三省堂のCDを基に高校生に使い方を実地指導したんです。既習のところだったこともありますが、シンクロもシャドイングも出来ていました。後はそれを継続するだけです。彼らにとって英語が簡単な科目になることは目に見えています。

高校生の教科書には後付を見ても何も書いていませんが、出版社も何かを気にしているらしくPRしてませんが、そして学校も生徒に何の案内もしていないみたいですが、CDが別売になっているみたいですので、もしお知り合いに高校生がいたら教えてあげてください。それに玉井健氏の本を買ってそれで、シンクロなりシャドーングをやったら、大いに学習効果が上がるだろうと思います。

何か腹立たしいのですよ。そんなこともせずに小学校の生徒に英語を教えようかだとか言っているわけです。中学からで十分間に合うのに。
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