秋の文芸(その2)🍂短歌2024.10.10〜11/24
( 猫タワーの🐈⬛すみれ 11/24 )
🍂時季外れ野分(のわき)崩れの大雨に
電車も行く手阻まれており
※11/2 台風21号が 台湾を襲い 大きな被害が起きている その後温帯低気圧に変わり 勢力は減退したが 発達した雨雲が 日本各地で この時期としては 記録的な大雨をもたらしている (長崎、佐賀、山口などでは 2日間で 平年の1、2ヶ月分もの降雨を記録している)
土地を選ばない記録的な大雨や警報級の大雨は その早急な対策が望まれる
🍂野分去りドングリ落ちて
空青々と秋の葉そよぐ
※11/4 台風21号が台湾に上陸した後 温帯低気圧に変わり それでも大量の雨をもたらし 強い風もそれなりに吹いた 台風の被害に遭われた台湾の人たちにお見舞いを申し上げたい それにしても 近年の気象は その規模といい荒れ方といい 記録に無いような様相を呈し 一年を通して 気が休まることがなく その都度恐怖心さえ覚えることも増えてきた 相手が自然なだけに 如何ともし難い面もあるが 私たち人類の取り組みと努力で 少しでも緩和できたらと 願うのみである(災害の激甚化、頻発化、広域化への対処が必要)
🍂近づけば咲いた証が絨毯に
金木犀の花びら散りて
※金木犀は 雨に打たれると 一気に落下するという 雨水を吸った花びらは 幹下に散るようだ 幹下に広がる金の絨毯は 生きてた証・生きてる証 それを眺める私も 生かされている証 何百、何千もの小さな花びらが 木犀の幹下に 程よく散り広がっている その色は 黄金色? あるいは 鮮やかなオレンジ色にも見える ほとんどの花を落とした木犀は また以前のように 目立たない普通の常緑樹に戻るのだ 花の絨毯を踏むと まだ微かに木犀の香りが漂って来る
🍂星月夜朝空にまだ残ってる
トンネル抜けて庭にて見上げ
※11/3 夜更かし型の私は 早朝には滅多に起きない だけど 当日(3日)は 珍しく早起きした 前日に あるこだわりから かなり解放されたのだ 私のこのこだわりは
長い長いトンネルで 中々出口が見つからないが それでも 徐々ではあるが 改善してきている 私にとっては長期戦だと思う
猫撫ぜるこの一時を逃さでか
庭に木漏れ日晩秋の午後
※11/24 昨日は23日、勤労感謝の日 昨日、今日と 晩秋の穏やかな日々が続く 朝夕は冷えるが 日中は じっとしてると暑いくらいの陽が注ぎ 我が家の🐈⬛スミレは 猫タワーに居て 晩秋の午後を 寝たりしてまったりと過ごしている 私は そっとスミレを撫(な)ぜる この一瞬(ひととき)は お互いに何者にも代え難き貴重な時間‥ こんな良い時季(とき)は 逃(のが)さでか!
🍂まだ日陰が良い今日は散歩日和
椅子に座ればうなじが熱い文化の日
※11/3〜11/4 公園のベンチや堤防道の に座ると コーヒー飲んだり スマホを見ているうちに 頸辺りが ジリジリと焼けてくる感じ 痛くなってきたので また次の休憩地を目指して歩く
小さな空き地のベンチは 日陰なので 立ち寄って スマホの音楽を聞いたりして過ごす 時折り涼しい風が吹き 白雲が浮かぶ秋空には 鳥たちもどこかに飛んでゆく さあ、私もそろそろ我が家に帰るとか‥
🍂公園の日向のベンチ見渡せば
伸びる木陰に餌探しの鳩
※11/7 ちょっと前ならば 日射は強くて 木陰のベンチに座っていたが 11月の今は さすがに朝夕冷えて 散歩で立ち寄る公園では 陽が射す明るいベンチを選んで座った ラジオを聴きながらコーヒーを飲み 辺りを見ると 何匹かの鳩たちが 盛んに草むらの虫などを 啄んでいる 仰げば空はあおあおとしていて 雲は 白く細くたなびいて 秋を知らせる