桜がちょうど開花して大にぎわいの上野・上野公園を突っ切った所にある東京藝術大学、その構内に藝大美術館があってなかなか興味がわく魅力ある美術企画展が開かれています。
今回は・・・「大吉原展」
華やかな江戸文化のひとつであり、落語ファンとしてはおなじみの吉原の情景からして、とても興味がある企画です。
(「明烏」「お見立て」「三枚起請」「紺屋高尾」「幾代餅」・・・演目は多々あります)
そんな吉原ですが、落語の演目では知っていても実際はどうなの・・・?
江戸の文化と言える「吉原」を知る。落語をさらに掘り下げる意味でも知っておきたい。そんな「吉原」のすべてを・・・
吉原の位置づけ、名称から始まり、吉原の一日の流れ、しくみ、しきたりなどの解説、そしてそこで働く遊女の日常から生活ぶり、格付け、役割、遊女を取り巻く人々、ファッションまで
吉原の情景から情緒、人々の息づかいから雰囲気まで・・・もう「吉原」のすべてと言っていいほどの見ごたえあるものです。
知っているようで知らなかった江戸の文化、吉原の文化の一端をつぶさに観る事ができた「大吉原展」、とても有意義で魅力ある企画展でした。
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